ウェブ解析士 受験記録

はじめに

先日、ウェブ解析士(旧:初級ウェブ解析士)を取得しました。
準備期間やテストの感想等、ウェブ解析士に興味のある方のお役に少しでも立てればと思い、記録を残します。

ウェブ解析士の試験には「試験会場に行って受ける」「オンラインで受ける」の2パターンがあり、また試験とセットになった「認定講座」もあります。
私は認定講座は受けず、オンライン試験で受験いたしましたので、テストのみ受けた場合の事例としてご参考ください。

受験の理由・きっかけ

前回のGAIQ取得時の記録にも記載したように、今までウェブ関連の資格としてあまり詳しくなかったため、「ウェブ解析士」についてもこの受験をきっかけに知りました。

ウェブ解析士とは
ウェブマーケティング、ウェブ解析に関する基礎知識を習得、共通の用語認識の基に、営業・制作・開発・社内ウェブマスター業務等の遂行・業務効率化を可能にすることを目指します。
※ウエブ解析士協会サイトより転載
 https://www.waca.associates/jp/wac/about/


WEB制作業務に携わっている人として勉強すべき内容であることはもちろんのこと、以前に携わっていた仕事がデジタルマーケだったこともあり、過去の経験も知識として活かせるのではと思い、受験を決めました。

準備

まず必ず用意すべきは「ウェブ解析士 認定試験公式テキスト」となります。試験中も持ち込み可能な教材となり、この教材の内容から出題されるとのこと。
毎年発売されるとのことなので、自分が試験を受ける年のテキストを購入することとなります。

実は元々2018年内に受験を考えていたため、2018年のテキストで勉強していました。
※2018年内に試験を受けようと思っていたところ、試験エントリーが締め切り日よりもだいぶ前に定員に達していたため受験する事が出来ず、、という背景があり2冊持っています…
今回の試験に備え2019年版を購入したのですが、2019年版のテキストの厚さは2018年版のテキストの2倍以上はありました。
基本の内容は2018年版も2019年版も変わりませんが、2019年版の方がだいぶ充実し、内容も良くなったと感じました。

認定講座を受講した場合は、試験内容に沿ったポイントなどを教えてもらえるようです。
私は講座は受けていないため、テキストのみで勉強。
テキストは400ページもあるため、全ページ1回読むだけでも結構な時間がかかります。試験に持ち込み可であるため、知識不足のページには付箋を貼るという作業も平行しながら、全ページ終えるのに2週間ほどかかったと思います。

その後、模擬テストとして公式サイトが提供している模擬テスト(5問で1セット)を実施。
但し、出題内容がほぼかぶっていたため実際には模擬質問は8問くらいしか解けなかったので、別で発売されている公式問題集を活用するとより良いと思います。

試験と結果

試験は60分。60問が出題されます。設問は4択式。
私はオンライン受験だったため、決められた期間内の好きな時間に受ける事が出来るのですが、持ち込み可となる公式テキストと電卓を準備し臨みました。
※計算問題があるので、メモが出来る紙とペンも必ず用意したほうが良いです。

単純計算で1問1分なのですが、時間があっという間に過ぎてしまった印象。
60問終えて残り12分。自信のない分野(私の場合はサーバー系、技術的系の設問たち)は公式テキストを見直して答えようと思っていたのですが、テキストから探す→正解を探す時間があまりなく、、いくつか心残りのあるまま60分が終了いたしました。

テキスト持ち込み可であっても、調べて答える余裕はない印象。もし自信がない分野を残して臨む場合は、数個に絞り、付箋の数も減らしておかないと、タイムアウトしてしまうかと思いました。(自分の場合は20個以上付箋を付けていたので…)
設問毎に印が付けれる「後で見直す」ボタンがあり、時間短縮に活用させてもらいました。

オンライン受験では、「終了」後にすぐに合否結果を知ることが出来ました。
結果、ギリギリ点数(何点以上というのは発表されていないようですが…)でしたが、一回目の受験で合格することが出来たのは嬉しかったです!

試験に合格するとレポートの提出(Google Analyticsを使用)が必要となりますが、公式サイト上にレポート作成方法が丁寧に掲載されているので、それに沿って進めれば問題ないと思います。

感想

試験勉強を通じて改めての知識の確認とともに、業務上未経験のサービスなどに関する知識を学べたこと、また自身の知識が足りない分野の再認識が出来てとても良かったと思います。
今回の試験用に購入した公式テキストも、マーケティングの基礎知識とウェブに特化した情報が丁寧に記載されているので、業務上わからないことがあった時など、情報の確認にも便利だと思いました。

ウェブ解析士は毎年更新時に試験があるとのことなので、デジタルマーケとしての視点を持って業務に取り組むことを忘れずに、また「いま」のトレンドをキャッチできるようなアンテナを張れるよう意識していきたいと思います。