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レノファ山口 スポンサーの歴史

32年と少し前、22歳から社長になった私は、社会的信用が全くなかった。
お金を借りたくても、銀行は1円も貸してくれなかったし、様々な取引先とも、契約できるところは数少なかった。
今から考えると、当たり前だし、当然のことだけど・・・

レノファのスポンサードをしている根っこはここかな?
応援する人が少ないから、将来、応援する人が多くなるまで・・・ひとり立ちできるようになるまで・・・

私たちの仕事はエステティック。
エステティシャンは1,2年では完成しない。
キャリア、経験がないとお客様には評価されない。
認められるまでは多くの応援、支援が必要。
社長の成長、エステティシャンの成長、サッカーチームの成長・・・
誰かの応援、支援が必要。

スポンサーへのきっかけ

レノファ山口が2006年に山口県教員団を母体とする山口県からJリーグ参入を目指すクラブが創設すると発表があり、その後、スポンサーになってくれないか?という話があった。
はじめはユニフォーム肩へのスポンサード。
サッカー好きの社員からの勧めもあって・・・

本格的には2012年から

子供のサッカーを見に行っていた時に、お母さんたちの声が・・・
河村さんが、レノファの監督をやるんてよ~と聞こえた。
子供を2人、レオーネに預けていてとても感謝をしていた私は、この声を聴いた瞬間、協力しようと思った。

レノファのHPからスポンサーの件で話がしたいとメールをした。
翌日、きららマーケティングの山田社長(当時レノファ事務局窓口をしていた)、と宮成さん(当時GM、その後社長)が来られ、ユニフォーム背中へロゴ掲載と選手雇用(10福原選手 現在FCバレイン代表兼、監督代行)の契約を交わした。
それから10年・・・

レディースへ移行

少し前に、トップチームのユニフォームスポンサーを降り
会社の方向性にも合致する、レディースのメインスポンサーへ移行した。

トップチームがJ2までかけあがり、応援する方がとても増え(ありがたいことです)、私たちの役割は少し終えたかな?と。
今は、レディースを応援する人はあまりいないので、あの時のレノファように、ひとり立ちできるまで・・・

スポンサードの勧め

最後に10数年レノファのスポンサーをやってよかったことを書きます。
レノファ山口(レディースもお願いします)もっと活躍するには、は多くの皆さんの応援が必要です。

しかし・・・

サッカーのスポンサーとは費用対効果を合わせることは難しい、社員の理解を得るのは難しい。

しかし・・・

スポンサー費用に変えられない価値があります。
是非、皆さんスポンサーになってあげてください。

①社員と一体化
 ・スポンサーをどう活かすか?「スポンサー開発委員会」を設置。みんなで考えるようになった。そして様々活かせるようになった。
 ・選手雇用をして(TOPチーム「10福原選手」「31永富選手」、レディースチーム「7増田選手」「10小西選手」)みんなで試合や練習を見に行った。
 ・試合で勝った負けたという話題が会社内で飛び交うようになった。
 ・冠試合で全社員で観戦へ、イベント等も、そのあと会食等。
 ・全国に店舗リーダーに、スタッフとのコミュニケーションの場としてアウエー戦へ行く事での環境提供、私や幹部もそれに合わせ観戦も良かった。
 ・毎年山口研修中の新入社員を冠試合で準備から運営に、キックインまで

②会社のブランディング
 ・山口県でVAN-VEALという名前が有名になった。
 ・娘を就職させたい・・・と試合会場ブースでうれしい声を頂けた。
 ・広告等で反響UP
 ・求人反響UP
 ・社員から、両親から「務めている会社がスポンサーしている事で安心できる」と言われ、誇りを持てたと言われた。
 ・SNS等のブランディングネタとして最適 支援をしていることを通じて会社の考え方や方向性を伝えることができる。
 ・冠試合で結婚式を演出してブライダルエステをPR出来た。
 ・冠試合で商品サンプリングができた。
 ・女性の多い会社なので、レディースを応援することで会社のコンセプトを伝える良い媒体になった。
 ・社員の子供たちがエスコートキッズ等に参加出来て喜んでもらえた。
 ・ブースを出して、様々PRできた。

③その他
 ・山口県企業の皆様と交流が深まった。
 ・全体会議等で選手に来てもらったり、イベントが盛り上った。
 ・VIPルームへ取引先やお客様を招待して喜んで頂けた。
 ・取引先(特にサッカー好きの方、全国的に)から声をかけてもらえた。
 ・親としてアカデミーやユースにいた子供が会社のロゴが入ったユニフォームを着ている事は嬉しかった(公私混同・・・ごめんちゃい)。
 ・奥さんがファンだったので、少し株が上がった?(これも公私混合?)

最後に

私も多くの方から応援、支援を受けて、今があります。
その方々への感謝を、様々な方面へお返しする義務があります。
皆さん、本当にありがとうございます。

そして、河村社長、お疲れ様でした。
レノファ山口に一緒に関われて、とても楽しかったです。




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