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ロストイイネイヌ

 こんにちは。JSCも差し迫っている今日この頃、初の投稿として私が最近使っているロスト軸のイイネイヌデッキを紹介させていただきます。

 筆者の戦績
2024シーズン
S1-予選落ち
S2-Best4(青黄ロスト)
S3-Best8(黒古代)
S4-Best4(リザピジョビーダル)
 累計CSP 155
といった感じ。
 あと一歩実力が足りない若輩者なので
「ふーん」くらいの感じで見てくれると幸いです。

それでは、まずはデッキリスト

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 基本的には、既存の悪雷ロストに近いですが
 ご覧の通り基本雷エネルギーとテツノカイナexが不採用で代わりに基本闘エネルギーとイイネイヌを採用している構築です。
 元々イイネイヌが発表された際に特性の強さに着目していたため、最近になって組んでみたデッキです。

・イイネイヌの長所と採用することのメリット

 書いてあることはシンプル
悪エネルギーがついていればHPと打点が100アップしますよ、と。
 この特性を活かすためにパッと思いつくことは2点。
①ルミナスエネルギー+基本闘エネルギー
②ロスト軸にしてミラージュゲートでエネをつける
かなと思います。
 まずは①について筆者の個人的な好みでガブリアスexのハイドロランダーでエネルギーを加速しつつ、ルミナスエネルギーを手張りすることで、この条件を達成しようと考えました。しかし、環境にミライドンが少なからずいることを考えると水テラスタルのガブリアスexは厳しいのではないかと思い断念。
 次に②について。これは既に環境に存在している、基本悪エネルギーを入れたロストバレットが基盤になるので、そこまで難しいことはないです。
 こんなことを思った方もいるのではないでしょうか
「ロストバレットにルミナスエネルギーを入れて運用すればいいのでは?」と。
 私も最初はこの構想でデッキを作り始めたのですが、まず環境上位にルギアが存在しているため、シンオウ神殿による被害を受けてしまいます。加えて、こちら側もルギアの対策しなければなりません。以上の理由により、ルミナスエネルギーを採用したロストバレット、という形は不採用となりました。

 イイネイヌを採用することでどのような対面で活躍するのか。大雑把に2点。
①アルセウス系統のデッキに強くなる
②デッキタイプを問わず、テツノカイナexやガチグマアカツキexをワンパンで落とせる。
(③カビゴンLOに少し強め)

・各カードの採用理由や採用枚数について

 ⦅ポケモン⦆

・キュワワー:4枚
 流石に理由は割愛

・ウッウ:1枚
 個人的にはウッウでいかに110点を刻んで、後続の攻撃でサイドを2−2交換できるかが大事だと思っているので、本当は2枚欲しいです。枠がなくて泣く泣く1枚に。

・ヤミラミ:1枚
 ヘビーボールが入っているので1枚で良いかと思ってます。ここ最近、ジラーチの採用が以前よりも甘く?なっている感じがするので2枚採用されている構築も多いですが、まぁ1枚あれば仕事をしてくれるし、回していて2面並べられたら強いのに、と感じることもほぼないので1枚にしてます。

・かがやくゲッコウガ:1枚
 枚数に関しては不問。しゅりけんが強い、以上。

・イイネイヌ:1枚
 本日の主役。「そんなに推すなら2枚なんじゃねーのかよ」、おっしゃる通りです。しかしデッキを60枚で構築しなければなりません。泣く泣く1枚。

・マシマシラ:1枚
 具体的には、ロストミラーやドラパルトexのダメカンばらまきに対して強く出られる1枚です。あとは、ここ最近増加?しているように感じるユキメノコゲッコウガみたいなデッキに対しても抗えるポケモンです。(体験談)

・マナフィ:1枚
 ゲッコウシュリケン、ゲキリュウポンプ、マジカルファイヤー、ぶんしんれんだ、これらが飛んでくるのは非常にまずいです。入れておきましょう。

・トドロクツキex:1枚
 相手のバトル場のポケモンを問答無用で気絶させる技が強すぎます。あとイイネイヌが悪エネルギーを必要としていて色が被るので採用しました。

・ガチグマex:1枚
 終盤に少ないエネルギーで240という高打点を出しながらHP260という高耐久を兼ね備えているポケモンです。ウッウの110と合わせれば何でも気絶に持っていくことができます。

 ⦅グッズ⦆

・ネストボール:4枚
 ボウルタウンで場に出すことができないポケモンたちを山札から呼び込むために必要なので4枚にしています。特に序盤でかがやくゲッコウガをベンチに出すために初手で1枚は持っておきたい。

・なかよしポフィン:3枚
 ロスト軸デッキにおいて必須ポケモンであるキュワワーをベンチに並べるための大事なカード。元々2枚で、ボウルタウンと2−2にしていましたが最序盤にキュワワーを2〜3枚並べるために1枚増やしました。細かい確率に関しては分かりませんが流石に初手に持っていてキュワワーが並べやすくなったと実感しています。

・ヒスイのヘビーボール:1枚
 ピン刺しのポケモンがかなり多いデッキなので、サイド落ちをケアするためにはどうしても採用しておきたいカード。

・ミラージュゲート:4枚
 問答無用。

・いれかえカート:4枚
・ポケモンいれかえ:2枚
 タネポケモンしか採用していないデッキであることと、環境上位に君臨しているドラパルトexデッキやロストバレットへの対策を考えて、いれかえカートとポケモンいれかえの配分は4−2に。

・すごいつりざお:3枚
 これは多くのロストバレットデッキが4枚採用していることだと思います。ただ、イイネイヌを基本悪エネルギーをつけて闘闘悪で攻撃する場合、闘エネルギーを手張りできていればミラージュゲート1枚で十分になることや、後述の「わざマシン かじばのいっぱつ」をつけてウッウが攻撃したり、ヤミラミが気絶させられてもすぐにトラッシュから手札に回収してロストマインを宣言しに行くために「スイレンのお世話」を採用しているため、3枚の採用となっています。

・カウンターキャッチャー:2枚
 ウッウやイイネイヌで攻撃をしていくと、どうしても相手にサイドを先行されるようになっていくので、サポートを使わずに相手のベンチポケモンを呼ぶことができる非常に有用なカード。読んでくれている方々には、もはや釈迦に説法でしょう。

・ロストスイーパー:1枚
 自分が攻撃する上で不都合なスタジアムや相手のポケモンについている道具を排除できるだけではなく、自身の場のスタジアムや道具を対象とすることでロストを2枚貯めることができる器用なカード。

・シークレットボックス(AceSpec):1枚
 採用枚数に関して疑問を持つ方はルールを確認してください。ここの枠は個々人によてばらつきが出てくるところだと思います。私自身、プライムキャッチャーとの択なのですが、プライムキャッチャーとは異なり、最序盤にアクロマの実験がなかった場合やなかよしポフィンがなかった場合などに使うこともできますし、中盤にハンド干渉を受けてしまった時にサポートを持ってくることができるカードとなります。手札を3枚トラッシュしなければ使えないというデメリットはありますが、何もできず負けてしまうよりは動けた方がいいかと思って採用。

 ⦅ポケモンの道具⦆

・緊急ボード
・わざマシン かじばのいっぱつ

 ⦅サポート⦆

・アクロマの実験:4枚
 問答無用

・ボスの指令:2枚
 相手のベンチのポケモンを倒すために使うだけではなく、天敵のクレッフィやハバタクカミなどがバトル場にいるときに使うことも考えて2枚採用。

・ツツジ:1枚
 強力な相手への手札干渉カード。0は考えられない。2枚入れたいが枠ないので1枚。

・ハッサク:1枚
 ロストが6〜9枚貯まっていて、バトル場がキュワワーでスタートできた時には、アクロマの実験よりも強い、と個人的に激推しカード。前の相手の番に自身のポケモンが気絶していなければ使えないという条件はあるが、基本的には満たしていることが多いので、使い勝手が非常にいいです。ロストは貯まりませんが、アクロマの実験の5枚目のような感覚で使えます。

・スイレンのお世話
 すごいつりざおの項目で採用理由については語ってしまったので割愛。

 ⦅スタジアム⦆

・ボウルタウン:1枚
 本当は2枚ある方がいいかなと思うんですが、前述したなかよしポフィンとの兼ね合いで1枚に。ここも考慮すると、スイレンのお世話が結構使いやすい、と個人的には感じてます。

・シンオウ神殿
 ルギアデッキに対するメタカード。それ以外だとミライドンデッキのテツノカイナexにはられるダブルターボエネルギーとかも止められるかな。ルギアに対してはこれないと多分サイドレース的に追いつけなくなる危険性があると考えてます。レガシーエネルギーが化け物です。

⦅エネルギー⦆

・基本悪エネルギー:3枚
・基本闘エネルギー:3枚
・基本水エネルギー:3枚
・基本超エネルギー:1枚
 各々の枚数は、採用しているポケモンが技を使うために必要なエネルギー枚数を満たすために超エネルギー以外は2枚必要となるので3枚採用。超エネルギーが1枚であることに対して、友人から「気持ち悪い」と散々指摘を受けてはいるがどうしても他のカードの採用枚数を考慮すると無理でした。ヤミラミ動かなくても勝つゲームは多いので大丈夫です。多分。

 ⦅採用を考慮したいカード⦆

・テツノツツミ
 特性のハイパーブロアーが場面を選ぶものの、とても強力です。ただテツノカイナexを採用していないので、そこまで使う場面がないなぁと感じて一旦外してます。紆余曲折を経て、現在の構築に行き着いていますが、途中段階では採用されていました。本当はあったらあったで強い時があるので入れたい気持ちはあります。今後さらに調整を重ねていく過程で入ることもあるかと思います。

・各対面における有利不利や立ち回り

・ドラパルトex

 五分くらいだと考えています。
 先攻を取った際は積極的にゲッコウシュリケンを狙いにいくでいいと思います。ネイティオ型であった場合、ベンチにマナフィを展開しながらドラメシヤ2ーネイティ1ーマナフィ1ーロトム1のような理想盤面になることは多くないので、マナフィを置かれてゲッコウシュリケンが通らなくなったとしても、手薄に感じるところをウッウ+ボスの指令で攻めていくことになると思います。ドラパルトからの攻撃が始まったらマシマシラをベンチにおいて、撒かれたダメカンをお返ししてあげましょう。嫌な顔をされます。攻撃面ではまずはイイネイヌでロトムを倒すことを目標にしていいと思います。それが叶わなそうならウッウ+ガチグマアカツキex。次にヤミラミのロストマインでサイド1を取りながらドラパルトexにダメカンが4個以上乗っけていきましょう、迷わずおいてはダメです、「うーん、ここでいいか(ハァ)」くらいのテンションでおいていきます。ここは後々「ウッウ+かじばのいっぱつ」で回収していきます。加えて注意しなければいけないのは、いかに相手のサイドを1にさせるかです。間違っても2→0になるようなことはないようにします。

 後攻を取ってしまった場合は、後1ウッウでサイドをすすめて、可能なら先2で攻撃してきたドラパルトexをトドロクツキexのクルイエグルで取るといいと思います。返しにそこをファントムダイブで回収されてしまったとして、残りサイドは3−2です。この返しは2面どりのケアをしつつ、先攻の時と同じくドラパルトexをかじば圏内に押し込みます。それができなかった、できなそうだと感じた場合、イイネイヌでかじばを打つことを目標にします。380でるので耐えられるポケモンは概ねいません。

 ロスト型ドラパルトとのゲームはドロンチをいかに狩ることができるかで明暗が分かれそうだと思います。この対面でもイイネイヌでロスト系アタッカーを倒しつつ、イイネイヌが受けたダメージをマシマシラで相手の盤面に返して戦っていくと有利にゲームを進めていけます。

・タケルライコex +オーガポンみどりのめんex(ライコポン)

 微不利〜五分。基本的にはウッウ+イイネイヌで2枚、トドロクツキexのクルイエグルで2枚、ロストスイーパーでお守りを除去して、ブラッドムーンのプランがスムーズだと思います。結構単調なゲームになるので特にこれ以上意識することはないかなと思います。ただ、ハバタクカミの採用が多く見られるのでそこのケアをどうするかが大事になるかなと。

・リザードンex

 この対面は練習できていないため、言及することは避けたいと思います。ただリザードンexデッキはジラーチが標準搭載されていることも多いためロストマインでのサイド取得を狙うことは難しいく、高頻度でハンド干渉(ナンジャモやツツジ)が飛んで来るのでかなり厳しくなるかもしれません。

・サーナイトex

 不利。この対面はハバタクカミが攻撃してくるためかなり厳しい戦いになります。つりざお3枚とスイレンのお世話1枚を全て使い切ってやっと勝機が見えてくると思いました。上手な方2人と対戦させてもらう機会があったのですが、マシマシラをもっと上手に使えるとよかったなと感じています。

・ルギアVstar

 微不利〜五分。先攻を取った際にはゲッコウシュリケンでルギアに90、チラーミィに90でサイドが1枚先行できるように心がけないと勝つことは難しいと思います。ボスの指令を使ってでもウッウでチラーミィを取ることで、テツノカイナexからサイド2枚取りされても逆転可能となります。そして、テツノカイナexの返しにイイネイヌを出して迎撃することが目標となります。シンオウ神殿も貼って迎撃できれば100点です。

・ロストバレット

 五分。よくあるロスバレミラーになるのですが、対戦相手が最後の最後にテツノカイナexを出してくると負けてしまいます。ここでもイイネイヌ+マシマシラで自分の場のダメカンを減らしながら戦っていくことが重要です。

・ロストギラティナ

 有利。基本的にはギラティナは永遠に無視しましょう。マシマシラで相手のロストマインのダメカンを返していければ大体サイドが残り2−1になります。この時、無傷のガチグマアカツキexもしくはギラティナVstarがバトル場いるか、いない場合でもカウンターキャッチャーで呼び出してウッウでかじばを決めれば勝ちとなります。

・ミライドンex

 有利。ただし著しく回りが悪くテツノカイナexの返しにイイネイヌやガチグマアカツキexで迎撃できなかった場合は敗色濃厚となってしまいます。逆にそこさえできると2−2−2でサイドをすすめていく事が可能となります。

・古代バレット

 不利。流石にここは厳しいと思います。なかなかHP200の非ルールポケモンを4体相手にするのは骨が折れます。ゲッコウガをカウキャで呼びながらツツジ+ロストマインで1〜2ターンもらえないことには、勝てる可能性が低いと思います。

・終わりに

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。拙い部分もあったと思いますが、ご容赦していただけますよう、よろしくお願いします。
 自分で言語化していて思ったことは、基盤であるロストが強いです。そこにイイネイヌを合わせているだけなので、イイネイヌが強いのか疑問に思われる方もいると思いますが、今の環境でテツノカイナexやガチグマアカツキexを見かけることは多々あると思います。その2枚のポケモンに対して非ルールポケモンで対話していけるので、個人的には評価の高い1枚となっています。JCSなどでは安定感の高さからアルセウス系統のデッキも多少は見られると思います(ライコポンキツすぎていないか・・・)が、イイネイヌだと一撃で沈める事が可能です。
 イイネイヌ使ってみたかったけど、デッキ構築する時間がなかった方々や、万が一にでもJCSでイイネイヌが使いたいなんて方々のために少しでも役に立てていることを願いつつ、今回はここらへんで締めたいと思います。ありがとうございました。

・追記

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PTCGLにてマスボランクを周回中
あまりにもハバタクカミの特性がキツいため、テツノツツミを採用。
オンバーンexのおんみつひこうも避けることができる可能性がある。
カウンターキャッチャーが2→1枚に。

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