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映画刀剣乱舞-黎明- メイン10振りの感想。別本丸の別個体でありながら、キャラクターの解像度の高さに、刀剣乱舞の積み重ねてきた歴史が息づいてる。

三日月宗近

消えた山姥切を追って一振りで時代を越えるあたり、「お、そんな身を呈する?」と思わせつつ、どの三日月かも仲間思いなところは変わらない。仮の主は守るというよりも結局世話をやかせる性分というか、そこはブレないなぁと。マイペースとはこういうことかw

山姥切国広

記憶をなくすという設定ではあるものの、ただ操られるだけじゃない強さを感じた。自分を取り繕わない分、根底にある優しさのようなものがストレートに出てたと思う。「この時代にも守りたいものができたのだな」って優しく微笑む三日月との対比が胸アツだった。

へし切長谷部

離れた主を心配する声音。長谷部という刀がそこにあった。あの押し殺した言い方はよかったなぁ。そんな演技できるようになったんや。オバチャン嬉しい(誰)。和田雅成さんいわく「大人」「怒りの沸点が違う」長谷部なのにも関わらず、実弦との関係性が姉と弟のイメージと言われていたりするところが、どこまでいっても長谷部だなぁとww 好きww

山姥切長義

監査官時代(?)の長義で、どこまでも自信に満ち溢れていて、職務に忠実。相手が刀剣男士のときだけじゃなく、人間相手でも裏表なく偉そう(笑)なところがとてもよい。そんな彼に、消える間際に名前を呼んで労われたら、そりゃ惚れますわな。劇場を出るときには全員、各務くんになりたくなってるでしょう。上司になってほしい男士ランキング今年のNo.1。

髭切・膝丸

ニコイチですみません。でも彼らはニコイチでこそ。仮の主が神職で、丁重にお出迎えされるところもあって、いちばん神感があった。あっさり「じゃあ話は簡単だ。斬っちゃおう」「兄者の言うとおりだな」って言うスタンスも、神様っぽいじゃないですか。

骨喰藤四郎

抱えている葛藤がストーリーになりがちなばみちゃんですが、今回は刀剣男士としてしっかり地に足がついている感じといいますか。強さが前面に出ているばみちゃんも見たかったので、嬉しかった。

堀川国広

普段の陽キャぶりと、戦いになったときの容赦なさのギャップがよかった。小西詠斗さんのチャーミングさが加わって、より魅力的な堀川くんになってたな。

一期一振

初戦が夜戦にも関わらず太刀3の編成になってるあたり、この本丸めちゃつよなのでは?と思いつつ。今回はとにかく、冷徹な無表情でとてつもなく美しい剣筋で敵を斬り伏せていくいち兄という、自分にとってご褒美でしかない映像を大画面で堪能させていただくという…このためだけに行く回を設けても我がお財布に一片の悔いなし。ありがとうございます!!! シナリオブックインタビューの本田礼生さんの「一期一振はこの程度の戦いでは(衣装が)汚れたりなどしない!」は子子孫孫まで語り継いでいきたく存じますw

小烏丸

いちばん雰囲気が特殊で、玉城裕規さんがいなかったら三次元化は無理だっただろうと思う。「父といいつつ普段は母っぽい」という玉城さんの言葉がまさにそれと思いましたw 今回は消えた三日月と山姥切を信頼して構えていて、なるほど父だなと。


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