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局地的TOKYO2021映画祭

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TOKYO2020開催を記念して、開催期間中に観た「東京を舞台にした映画」の感想を綴りました。
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2021年7月の記事一覧

「幕末太陽傳」★4.5~局地的TOKYO2021映画祭の4日目

20年近く住んでる場所は日本最大規模の幕府公認の遊郭があった土地で、妙な暮らしやすさを感じるんですよね。すっかりタワマン街に変容しつつあるけど。一つ前に住んでいた便利な住宅街とまた違う、不思議と自由闊達な雰囲気があって、これは「土地の記憶」なんじゃないかと思います。 こんにちは、ユキッ先生です。 オリンピックの期間中、「東京を舞台にした映画を観て感想を綴る」シリーズの4日目です。 基本的に初見の作品にしようと思っていたのですが、過去地上波放映を録画していたもので、この機

「小さいおうち」★5.0~局地的TOKYO2021映画祭の3日目

「大豆田とわ子」の最終回って、スポーツ中継の影響で後半30分録画に失敗していたので、いまだに結末を知らないんですけど、「小さいおうち」を観たら、その消化不良な気持ちが成仏できたような気がしました。違う作品なのに。この2作はメタのレベルで通底してる。 オマージュ、とひとことでいってしまえばそうなのかもですけども。 こんにちは、ユキッ先生です。 オリンピックの期間中、「東京を舞台にした映画を観て感想を綴る」シリーズの3日目です。 おとといワクチン2回目接種したので、体調的にち

「ロスト・イン・トランスレーション」★4.0~局地的TOKYO2021映画祭の2日目

この微妙な後味は、この島国で公私の仕事に明け暮れて、立派に中年女性になってしまったからなんだと思います。あと、時代のほうが変わったっていうのもあるかも。 こんにちは、ユキッ先生です。 オリンピックの期間中、「東京を舞台にした映画を観て感想を綴る」シリーズの2日目です。本日も無事に開映できました。 本日私がいただいた映画は、こちら。 15年前にDVD買ったまま封開けた形跡なし(ごめんなさい)記事を書くにあたって検索したら、Amazon様が教えてくれました。 「最後にこの

「トウキョウソナタ」★4.0~局地的TOKYO2021映画祭の1日目

描かれていたのは、暗くて重い、私の好きなタイプの「東京」でした。 こんにちは、ユキッ先生です。 予告通り、「東京を舞台にした映画を観て感想を綴る」シリーズの1日目です。 サブスク配信で本日私がいただいた映画は、こちら。 あらすじをコピペる先のAmazonページよりまんまコピペします。 ちなみに、Wikiで調べると、ほぼラストまで網羅されたネタバレあらすじが転がってますが、私が視聴前に読んだのは、下記引用箇所と同じぐらいの解像度の、あっさーいサブスク用の紹介テキストのみで