見出し画像

note AIアシスタント(β)の利用条件を確認する

2023年2月16日から一部ユーザーが利用可能となっているAIサポート機能「note AIアシスタント(β)」。
この機能の利用においては、通常のnote利用規約に加え当該機能向けの利用条件が追加で存在しているため、改めてポイントを整理していきます。

note AIアシスタント(β)利用条件のポイント

サービス利用に伴う損害に対する責任

  • サービス利用により、利用者に生じた損害について、note社は一切の責任を負わない

開発中のものを無償提供されている状態であり、バグや誤作動などが含まれる可能性があることを前提としているため、自己責任であることを理解・了承して利用する必要があるということです。

サービスの変更、中断・中止について

  • noteの判断で、事前予告なしにサービス内容の変更や提供を中断・中止することがある。

note AIアシスタント(β)を利用する際には、使える機能が変わったり、突然使えなくなる可能性がある点を念頭において、それによるリスクがないか整理しておくことが重要です。

適用される規約について

  • サービスの利用にあたって利用者はOpen AIの利用規約を遵守する

  • 入力した情報にはnoteご利用規約が適用される

note AIアシスタント(β)を利用する場合には、この機能の利用条件以外にも、note本体のご利用規約、そしてOpenAiの利用規約も確認、遵守する必要があります。
OpenAIの利用規約は別記事でもまとめているのでぜひこちらも参考にしてください。

AIアシスタント利用に際しての注意事項

  • 利用者は、サービスに基づき出力される情報には、誤った情報や有害な指示、偏った内容が含まれる可能性があることをあらかじめ了承する。

  • このサービスを用いて個人情報を入力した場合、OpenAIの出力に個人情報が含まれる可能性があることをあらかじめ了承する。

  • このサービスに入力した情報が、OpenAIの機械学習に使用される可能性があることあらかじめ了承する。

  • note社は、サービス内容の改良・改善、研究・開発等のために、入力・出力内容を収集する。

まず一つ、GenerativeAI系サービス共通ですが、完全性(誤っていないこと)に対するリスクがある点を認識しておく必要があります。
また、note AIアシスタント(β)においては入力情報が機械学習や出力に含まれる可能性があるとのことなので、入力情報の内容には十分注意が必要です。
また、OpenAIだけでなく、note社も入力・出力情報の収集を行うとのことです。

利用規約の変更について

  • note社の判断で利用条件を変更することがあり、変更時には内容・効力発生時期を当該効力発生時期までに所定の方法で告知し、効力発生日より効力が生じる。

  • 利用条件変更時には、利用者に電子メールまたはその他の適した方法で通知の上、所定のURLに変更後の利用条件を掲示する

  • 利用者が変更通知を受け取った後、または利用条件の変更日以降に当該サービスを利用した場合はその変更内容に異議なく同意したものとみなす

利用条件が変わる際には事前に通知があり、「効力発生日以降に利用=変更に同意」になることを認識し、もし同意できない場合はサービス利用自体をやめることを考える必要があることを念頭においておきましょう。

準拠法/管轄裁判所

  • 日本法

  • 東京地裁が第一審の専属的合意管轄裁判所

まとめ

今回はnoteクリエイターの方は利用しているかもしれないnote AIアシスタント(β)の利用条件のポイントを整理してきました。

もし利用する場合には、今回まとめたポイントはもちろんのこと、note本体の利用規約、OpenAIの利用規約の内容も、問題がないかしっかりおくようにしましょう。

参考情報

note「note AIアシスタント(β) のご利用条件」(2023.04.05確認)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?