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書評や日々考えたことを備忘録として書いていきます。

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記事一覧

「役に立つ」にフォーカスする|心理的安全性のつくりかた

読者が選ぶビジネス書グランプリ2021において、マネジメント部門賞を受賞した、石井遼介氏の「心理的安全性のつくりかた」を読んだ。数年前からパフォーマンスが高い組織の…

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3年前

知的生産の基本的スキル|妄想する頭 思考する手

暦本純一先生著「妄想する頭 思考する手」を読んだ。改めて、卒論、修論、博論を真剣に取組み、論文という形でまとめる作業は、あらゆる知的生産における基本的なスキルの…

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3年前
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デジタルを活用したホスピタリティ|アフターデジタル2

積ん読になっていたbeBit藤井保文著「アフターデジタル2」をようやく読んだ。本日2021年2月14日時点で、Amazonにて400を超えるレビューがついており、人気の絶大さが伺える…

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3年前
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状況の想像と体験の構築|ジョブ理論

クレイトン・M・クリステンセン他著「ジョブ理論」を読んだ。本書においても議論があったが、個人的には「理論」というには物足りない(再現性や一般性に疑問が残る)。し…

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3年前

「本質」を超えて|ゲンロン戦記

東浩紀著「ゲンロン戦記」を読んだ。 本書における非常に重要なメッセージは、以下であった。正直、ハッとさせられた。 なにか新しいことを実現するためには、いっけん本…

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3年前
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認知的不協和を超えて|失敗の科学

2021年最初に読んだ本は、マシュー・サイド著「失敗の科学」であった。 本書では、航空業界、医療業界、法曹界、ソフトウェア開発業界など、様々な業界における「失敗」事…

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3年前
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初投稿

こんにちは。note初投稿です。 書籍やニュース等について想ったことを中心に、色々なことを気軽に投稿していければと考えています。 2021年は、とにかく継続的にアウトプ…

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3年前
「役に立つ」にフォーカスする|心理的安全性のつくりかた

「役に立つ」にフォーカスする|心理的安全性のつくりかた

読者が選ぶビジネス書グランプリ2021において、マネジメント部門賞を受賞した、石井遼介氏の「心理的安全性のつくりかた」を読んだ。数年前からパフォーマンスが高い組織の特徴を表す、キーワードとして「心理的安全性」は何度も目にしており、概要は知っていた。本書には、具体的にどのようにすれば心理的安全性のあるチームを作り上げられるかが平易な言葉で具体例と共にまとめられている。

以下、備忘録がわりに私が気に

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知的生産の基本的スキル|妄想する頭 思考する手

知的生産の基本的スキル|妄想する頭 思考する手

暦本純一先生著「妄想する頭 思考する手」を読んだ。改めて、卒論、修論、博論を真剣に取組み、論文という形でまとめる作業は、あらゆる知的生産における基本的なスキルの訓練に極めて有効であると痛感した。詳細は本書を参照されたいが、本書を読んで、知的生産について考えたことを中心にまとめておきたい。

高まる知的生産スキル需要さまざまなヒト、モノ、サービスが、相互に影響を与えながら連動し、不確実性や複雑性の高

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デジタルを活用したホスピタリティ|アフターデジタル2

デジタルを活用したホスピタリティ|アフターデジタル2

積ん読になっていたbeBit藤井保文著「アフターデジタル2」をようやく読んだ。本日2021年2月14日時点で、Amazonにて400を超えるレビューがついており、人気の絶大さが伺える。

概要としては、アリババ、テンセントをはじめとした中国企業の豊富なDX事例や著者の中国での体験をもとに、DXに必要なケイパビリティやDX推進の考え方が述べられている。また、事例のみならず、「具体的な社内説得の仕方」

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状況の想像と体験の構築|ジョブ理論

状況の想像と体験の構築|ジョブ理論

クレイトン・M・クリステンセン他著「ジョブ理論」を読んだ。本書においても議論があったが、個人的には「理論」というには物足りない(再現性や一般性に疑問が残る)。しかし、著者の豊富な実績に基づいて語られる、ジョブ理論という枠組みで捉えた多くの企業分析結果からは、得るものが非常に多い。本記事では、ジョブ理論の概要に触れ、気になった点を備忘録として残しておく。

従来の考え方との違い顧客が「商品Aを選択し

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「本質」を超えて|ゲンロン戦記

「本質」を超えて|ゲンロン戦記

東浩紀著「ゲンロン戦記」を読んだ。

本書における非常に重要なメッセージは、以下であった。正直、ハッとさせられた。

なにか新しいことを実現するためには、いっけん本質的でないことこそ本質的で、本質的なことばかりを追求するとむしろ新しいことは実現できなくなる

これまで、大学院での研究活動や、企業勤めの中で、できるだけ効率的かつ合理的に物事を進めるよう努力してきた。これは自分自身の判断には、非合理的

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認知的不協和を超えて|失敗の科学

認知的不協和を超えて|失敗の科学

2021年最初に読んだ本は、マシュー・サイド著「失敗の科学」であった。

本書では、航空業界、医療業界、法曹界、ソフトウェア開発業界など、様々な業界における「失敗」事例が紹介される。そして、各業界・組織が、如何にして失敗から学んだか?あるいは、学べなかったか?それはなぜか?などを紐解いていく。実事例を起点として、ストーリーに沿って理論の説明や筆者の主張が展開されるため、非常にわかりやすく、リアリテ

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初投稿

こんにちは。note初投稿です。

書籍やニュース等について想ったことを中心に、色々なことを気軽に投稿していければと考えています。

2021年は、とにかく継続的にアウトプットし続けることを目標とします。

よろしくお願いします。