唯一無二になりたい

先日、22歳になった。僕の誕生日は9月21日だけど数字の並びが凄い好きで、未だに誕生日が来ることにワクワクする。
誕生日の数字の並びが好きなのは、全人類のあるあるなのかもしれないけど。

22歳になっても、風邪を引いて寝込んだり、ゲームに熱中して1日を簡単に無駄にしたりして、そこら辺の若者たちと何ひとつ変わらない普通の人です。
僕は20歳を迎えたときにとにかく普通の人になろうと決めて、とりわけ至らなかった社交性も僅かながらではあるが手に入れることができた。今ではそれなりに不自由のない生活が送れるようになったのでとても良い決断だったと思う。
普通の人だから、音楽や映画といったカルチャーも批評家の目線ではなく楽しめるようになって、ストレスフリーに生きられるから、この先もずっとこういうスタンスではいたいなと思うばかり。

そんな僕だけど、まだまだ唯一無二になりたいという欲は捨てきれずにいる。
誰かに憧れたり、あの人のようになりたいという思いを抱いたりすることは、人間なら誰しも一度はあることだと思う。僕も前はあったけど、最近はあまり人に対してそう思うことが少なくなって、ただ自分というものになりたいという気持ちの悪い思いの方が強くなってきている。
【みんな違ってみんないい】みたいな言葉もあるように誰かと同じような人生を歩んだり、同じ価値観の人で固まったりしても、得られることってたぶん一定以上を超えると無くなってしまう。最近は特にそれを感じていて、格好よく言えば自分というものをただ確立していくステップに到達したのだと感じる。
きっと同じじゃないからこそ、バイブスが共有できたときにワクワクしたり、また違う価値観に触れて新しい自分に出会えて成長したりするわけで。だから、そこの居心地がどれだけ良くてもその場所から常に少しは離れていないといけない(完全に離れるのは全く意味がない)し、違う扉を自ら開けに行かないといけないんだと思う。そうすることが、自分という生き物になる、自分を確立するための方法なんだろうなと考えていたら、僕は唯一無二になりたくなってました。あとは、唯一無二って漢字の字面がかっこいいのも理由の一つです。

正直、どんな自分になることが理想かと言われると特に浮かばないし、考えるものでもないけど、思うがままに生きて良い感じのおじさんになれたら最高だよなって思う。
できれば、少しでも面白いおじさんになりたい。