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今朝、電車に乗っていたときのことだ。突然、かこつが頭に降ってきた。かこつ…かこつ…かこつ…
心配事がだまになって 窓をたたく雨ふりの夜 スマートフォンの光が 蒲団のなか眼をあぶる …
広告気球に乗って 風を遊泳する 空と町とを分かつ 黒塗りの広告文 膨張した気体が ヒュル…
停電の夜に依存する沈黙 なま暖かくて水っぽい沈黙 雨音に揺れる沈黙 汗ばんだ沈黙 会…
コタツムシはその生涯のほとんどをコタツの中で過ごします。遠赤外線を光合成することで栄養を…
思考実験その2。 昨日の続き。もう一度、想像上で自分の体を改造してみる。 今度は、目玉を…
思考実験その1。 想像上で、自分の体を改造してみる。 目は鎖骨へ、耳は手のひらへ、口はヘソへ、鼻は喉元へ移植する。すると当然ながら、鎖骨から見る景色は、いつもより視座が低くなるだろう。もし物音がよく聞き取れないときは手のひらをそちらへかざすだろうし、でも匂いに関してはあまり変化はないかもしれない。そして手さぐりで首から上を触ってみると、たぶん、脳みその詰まった頭は、まるで巨大なこぶのように感じるだろうと思う。 巨大なこぶ? そう。つまり、ふだんぼくらが「私」と認識