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あの空白に埋まるもの

結局あの空白に埋まるものの「答え」って何だったのでしょうか。

Bloomは「咲く」、withは「~と一緒に、ともに」
空白の部分を抜かして訳すと「一緒に咲く」となりますね。
頭の中はてなマークでいっぱいです。

でも今回の公演を通して、それでいいのかなって思ったりもしています。
無理に、この回答を見つけるのはちょっと違うなって。
そもそも、このタイトルが決まってから、私は千秋楽の際にこの空白を埋めてくれるような何かがキャストの口から得られるんじゃないかなんて勝手に思っていました。でもそんなものはなく、この公演を通して、頑なにキャストの皆さん方は空白の〇(まる)という言葉すら使おうともしませんでした。

「なら最初から〇なんていらなくないか?」

「題名にこれを含む理由があったのか?」

変な方向に考えが回ってしまいますが、そこまでしてこの空白をの起こす理由があったんじゃないかって、こちらも勝手に想像しております。
別にそこに執着する理由も、回答を求めるようなこともする必要性はないことだって、そんなことはわかってるんですけどね。

だから、これは完全な自己満足です。

私は以前のブログにて(千葉公演Day1終演後の感想)
空白の中に入るものは「You(貴方たち)」であると書きました。
実際当時の私はそのことを感じ、自分の中で納得してこの回答を記したと思うので、この回答が必ずしも間違っているということはできないし、私も間違ってはいないと今でも思います。

ではこの公演を終えて、神戸公演Day2を終えた後の感想が、なぜこんなちっぽけで、以前自分の中で納得したような問題への執着なのか。

多分、自分は満足できてないんだろうなって思います。

もちろん、蓮ノ空が始まって、リンクラが始まって、With×Meetsが始まって、月末にFes×Liveがあって。
蓮ノ空とともに駆け抜けてきたこの一年間の中で、自分のしてきた応援が全力じゃなかったということはできないし、実際自分の可能な範囲での精いっぱいの応援をして公開のない選択をしてきたように思います。

でも、それじゃ「満足」はできない、できなかった、んだと思います。
時間が足りない、もっと見ていたい、感じていたい、聞いていたい。
そんな欲望を自分の中で消化することが、うまくできなかった。
自分の中で感じていることが、本当にこの言葉であっているのかも、今は正直よくわかりません。
もっと蓮ノ空の空気を感じたい、魅力を伝えたい。そんなことばかり考えていたらあっという間に一年なんか過ぎていってしまった。

「最後」、「時間」
そんな言葉の意味の重さを、追いかける人に教えてくれるコンテンツ。
有限じゃない時間、そんなこと、とっくの昔に分かってたはずなのに。

でも、それは「後悔」ではないんです。
きっとそれも、一つの回答なんです。

そりゃ、春先からずっと応援してきた人たちのほうが期間も長い、熱意もひときわ大きいものであるとは思います。
でも、夏に出会った人、秋に出会った人、冬に出会った人。
二回目の春にあった人、今、出会う人、これから出会う人。
みんな、「出会った」んです。
時間軸は違えど、いろんなことを拾い集めて偶然、奇跡的に、出会う。
みんな、辿り着く場所は一つです。

百人が、みんな同じ生き方をしている世の中なんて、気持ち悪い。
みんな、一人一人の色がある。咲き方を探してる。
大きな花を、育てている人もいる。

だから、万人共通の答えなんかなくていい。

冒頭の話に戻りますが、タイトルから〇を消さなかった理由。
それは、一人一人の「花咲」く方法を探してほしかったんじゃないかって。

蓮ノ空も、きっとそう。
それは、最近のストーリーでも反映されていたじゃないか。
時間をかけ、より良いものへと変わっていく。

出会い、育て、変化し、進化する。
時間の流れは、そんな人のすごさを教えてくれる。
だから、成長というのでしょう。
「(費やした時間が)『長』く『成』る」

どんな花がこれからの1年で咲き誇るのか、これからゆっくり見守ろうと思います。
全力で、最後まで、ついて行くからね。

出会ってくれてありがとう。



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