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Tableau Desktop: Viz拡張機能お試し1

自己紹介
はじめまして!たっくんと申します。Tableau Publicのローカル保存解禁をきっかけに、DATA Saber認定制度に挑戦することにした者です。試練の一環として、また習得したことの備忘録として、そして自分と同じような疑問やアイデアを形にしたい人に向けて、NOTEをつづっていこうと思います。よろしくお願いいたしますm(_ _)m

さて、初めてのトピックは、この7月からTableau Desktopで利用可能になった「Viz拡張機能」のお試し体験記です。

TD 2024.2から、いつものマークカードの下に「Viz拡張機能」という項目が追加されています。従来の棒グラフや線グラフで作ると手間がかかる表現を、手早く簡単に作らせてくれるスグレモノです。

今回は、以前から「作ってみたい!」と思いつつ後回しになっていた「サンキーダイアグラム」をさっそく試してみました。

乗用自動車の輸出額2023 輸出元TOP20→輸出先TOP20

作成のきっかけ
自分の仕事は集計係で、現在完了進行形で由緒正しいレポートファクトリーなのですが(汗)、作ったものの検証/答え合わせには、大局的な観点で確認できるとありがたいと思っています。

ラーメン頼んだのにフォークとナイフが来たら「オイオイ」と思うようなもので、レポートもぱっと見「思ってたんと違う・・・」となる場合は、集計その他にミスがないことを確かめたくなるものです。

今回トライした「貿易の流れ」に関するデータは、その”大局”を掴むのが難しいと常々感じていたので、サンキーを手軽に作れるのは本当ありがたいです。右と左で同じ国なのに色が違うとか、多少のことは大目にみます(笑)

前処理
データの出どころは世界銀行が公開している貿易情報サイト”WITS”です。メールアドレスを登録することで、指定したHSコードに関する年単位の貿易額をCSVとしてダウンロードできます。今回は、日本の主産業である自動車、なかでも一番身近な乗用自動車を調べてみました。

HSコードに関しては財務省HPにある分類表から探すのが正攻法なのですが、表現がとにかく回りくどくてわかりづらいので、Chat GPTに聞くのがてっとり早かったです

落としてくるデータ項目(フィールド)もmodify可能なのですが、今回落としてきたデータは下図のような内容でした。Reporterが輸出元、Partnerが輸出先です。輸出元は80か国くらいでしたが、輸出先は200以上あるという、ある意味偏ったデータでした。

これをTableau Prep Builderで輸出元・輸出先ともTOP20にまとめました。国ごとのParititionでRankを取り、20位以内なら国の名前を、21位以下ならOtherとするフィールドを作る。最後は集計ステップにいれました。

いざサンキー!
上記で作ったデータをTableau DesktopでViz化するのは本当に簡単です。パブリッシャーがTableauの拡張機能を使って、レベルに"Reporter TOP20"と"Partner TOP20"を入れ、リンクとして輸出額を入れるだけ。

データ見ての感想
自動車の生産拠点がグローバル化しているのは知っていたので、輸出国とメーカの国籍が違うのは予想通りでしたが、アメリカに入る車の2割がカナダからというのはちょっと意外でした。どのメーカの生産拠点だろう・・・?あと、ルノー擁するフランスが輸入国だったのも「へぇ~」でした。

たった1時間弱で作ったものなので、間違っている点があるかもしれませんが、中国は欧州好き、米国は日本車強いなど、知っている情報に沿うところも多いので、こんなもんかなと思いました。

次は、よく決算書などに使われるウォーターフォールに挑戦してみたいと思います!