2024年5月の #SideM短歌

  SideMアイドルのお誕生日に詠んだ短歌をまとめ。
  旧Twitterで画像を投稿する際は、うたの短冊メーカー(https://sscard.monokakitools.net/tanka.html)さんを活用してます。

5/5 木村龍さん

空色と紫色の目配せに気づかぬふりして端午の節句
大瀑布挑む瞳は緋鯉色 不運も呑み込み成せよ昇龍

  二首目のみを思いついていたのですが、お誕生日前日の日常の一コマエピソードから急遽一首目も思いつきました。
  二首目は龍くんのお誕生日が端午の節句なので、「龍」という名づけもきっと鯉の滝昇りが念頭に置かれてるんだろうなと考えて作りました。

5/14 牙崎漣さん

オレ様にデカい袋のミツギモノ 「コウキュウイリコ」? 小魚じゃねぇか
イリコダシってやつが取れるとらーめん屋 新作ラーメン早く喰わせろ
なかなかいいミツギモノだな悪くねぇ ゴショーバンだぜ出てこい覇王

  小話風の三首。
  オフショットの覇王に煮干しをあげているカットが好きでして、そこからもしファンからのお誕生日プレゼントで高級いりこ(塩なし)が届いたら……という着想を得ました。新作らーめん、2杯は食べたと思います。
  「ご相伴」みたいな言い慣れない言葉はカタカナになるイメージです。

5/20 兜大吾さん

五月晴れ 君の瞳がはなまるの太陽映し青空になる
高く跳ぶ誰よりもそう軽やかに 黒紋付の重さ忘れず

  一首目は大吾くん自身の瞳の青さと青空や五月晴れ、はなまると太陽をそれぞれリンクさせて明るく、二首目は舞台上の溌剌とした軽やかさと、かつて背負っていた六代目の重圧を対比させたいと思いました。

5/23 眉見鋭心さん

新緑と薔薇の色からなる君は五月が男子(おのこ)の形をしたよう
断ち切った業(カルマ)があかく染め上げる 独り舞台の存在証明

  一首目については鋭心くんの赤い髪と緑の瞳が印象的なので、5月らしさとなにかリンクしないかと考えて、新緑と薔薇という着想になりました。
  二首目はソロ曲での演出の赤いライトやペンラの光の筋と、かつて切った赤の長髪を脳内で重ねてみました。また、「独り舞台」には「独演」、「一人だけ際立つ」、「多くの中でひとりだけが思うままにふるまう」という意味があり、それぞれ7thソロ初披露、ファンコンでのビヨドリ「Red!」の中央でのポーズ、過去の言動とリンクすると考えて採用しました。
 

EXTRA:SideM万能上の句

  アイドルマスターSideMといえば、一緒に食事を摂る描写に重きを置かれてるのかなと思います。
  そこで、「何を食べるかより誰と食べるか」か、という上の句を思いつきました。
  まず最初に思いついたのは、C.FIRSTの御三方。

「何を食べるかより誰と食べるか」か ビニールハウスの摘みたて苺  眉見鋭心
「何を食べるかより誰と食べるか」か 涙とともに飲み込む肉まん  花園百々人
「何を食べるかより誰と食べるか」か 美味も珍味も先輩の愛  天峰秀

  3人で美味しいものも面白いものも仲良く食べていて欲しい。日常の一コマのいちご狩りなど細かいエピソードを折り込みたかったので……。

  その次に思いついたのはS.E.Mの御三方。

「何を食べるかより誰と食べるか」か 故郷からの新玉ごろり  硲道夫
「何を食べるかより誰と食べるか」か ミスターたちとなら全部YUMMY!  舞田類
「何を食べるかより誰と食べるか」か 食器棚も買い替えしちゃう?  山下次郎

  一緒にごはん、といえばのS.E.M。
  新玉ねぎの美味しい季節(淡路島の玉ねぎは本当に美味しい)なので、きっと瑞々しいものが手もとに届くだろうし、それをお裾分けするんだろうなと。
  アニメではお茶碗と鍋と蓋を総動員していた山下次郎宅の食器も、三人で過ごしたり他のメンバーを招いたりすることで少しずつ増えたんだろうなと妄想してます。

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