私選 #315な本 Jupiter編

以前315な本タグでこちらの一覧を作るときにドラスタさんから始めてたので入れ違いになってしまいました。すみません。

というわけで今回は #315な本 Jupiter編です。行くよ〜!

★Jupiter
こちらも赤青緑の加色混合組ですね! アイマス2のことはよく知らないのですが3rdライブの演出とアニメで大変ぐっときました。メンバー内では表立ってバチバチしてるわけではないけど、お互いが静かな闘志を内に秘めてる雰囲気がいいですね。

🔴天ヶ瀬冬馬
健全なる男子高校生。アニメでホクホク顔で蒼井兄弟にサイン貰ってるシーンがあまりに良い。ほぼ一人暮らし状態ながら芸能活動や学校生活、お家のことなど「生活」をきっちり営んでて好感を持てるどころか尊敬する。クリームソーダを奢りたい。
あとポプマスでしばらく天道輝先生とマジで見分けがつかなかったことがあります。ダブセン……。

北森鴻「メイン・ディッシュ」(集英社文庫)

小劇場を主宰する女優・紅林ユリエはある雪の日に三津池修という男を拾う。彼はユリエの同居人、そして恋人の「ミケさん」として料理の腕を振るいながら、彼女やその仲間たちがもたらす事件を見事に解決する。そんな三津池自身には何か秘密があるようで――。

カレーの出てくるミステリ、あるんですよ。というわけでで思いついた一冊。カレーが登場するのは2篇目の「アリバイ・レシピ」。とある登場人物に「何だコイツ……」と思いながら再現調理をして「……ウマいな」って言って欲しい。作中のカレー調理の文は細かいレシピではないけれども、できるだけ再現すると本当に美味しいらしいので。
この作品の「ミケさん」みたいな、家庭でお料理しながら人の持ってきた謎を解決する感じの役を演じる冬馬くんを見たいなぁ。

🔵伊集院北斗
ポプマスのガシャを回したらめちゃくちゃキザな男子が出てきてびっくりして先に出てきてたシャニマスの白瀬咲耶さんと秒で組みました(あと一人は菊地真ちゃん)。以来ずっとViユニットで活躍してくれてます。
出たての頃はもっと女たらしキャラというかキザキャラが強かったんじゃないかなと勝手に想像。時々女性ファンのこと「プリンセス」って呼んでるし。
アニメで鍋パーティー行ったあとに誘われて冬馬くんたちと一緒にカレーを食べるシーンがとてもいいヤツだな……と思いました。

石持浅海「Rのつく月には気をつけよう」(祥伝社文庫)

大学時代の親友3人組の夏美と長江と熊井。社会人になっても定期的に長江の家でゲストを招いて飲み会を開く。美味しい酒と肴が進むにつれ、ゲストが語りだす恋愛話。それにまつわる謎を3人が解きほぐしていく。

いや北斗くんいいヤツだしなんだかんだ酒の席で男女問わず恋愛相談に乗ってそうだなと思っての一冊。
作中に出てくるお酒はカクテルじゃないし肴もオシャレだったりそうじゃなかったり色々なのだけど、特に2篇目の「夢のかけら 麺のかけら」に出てくる、お湯をかける前のチキンラーメンでビールを呑むのを20歳組でやって欲しい。ブルーシートと缶ビールとチキンラーメンを恭二宅に持ち寄るとかそういう感じで。塩と油と鶏の旨味をビールで流し込んで「これは……」「罪の味だ……」みたいに3人で顔を見合わせてほしい。二十歳なら多少健康に関するオイタをしても回復が早かろう。

そうそう。お酒と恋愛とミステリならもう一冊思いついていたのですが、新刊書店で買えなさそうだったのでタグには入れられていなかったのを紹介させてください。

高田崇史「麿の酩酊事件簿 月に酔」(講談社文庫)

名家の御曹司・勧修寺文麿31歳独身。見合い厳禁。手助け無用。独力発掘。自力本願――などの変な家訓に振り回されつつ、将来の伴侶を見つけるべく奔走する毎日。
素敵な女性に出会っても最後の最後で空回りしてしまう、そんな彼は酔えば酔うほど推理が冴えわたる「酩」探偵で――。

元々同タイトルの原作つきのコミックを更にノベライズした連作短篇集。「月に酔」「花に舞」の2冊があり、型が決まってて読みやすいタイプ。
家柄がいいし様々な出会いもあるけど肝心なときに空回る、そんなちょっと惜しい御曹司役の北斗くんも見てみたい。これだとバーも出てくるし。

🟢御手洗翔太
愛され上手。お若いのにそれだけ自分の武器をよく理解してるのがすごい。そして周りのこともしっかり見てる。実はとんでもないお人なんじゃないですか?
周りの背が高いので相対的に低く見えるけど、よくよく考えたら14歳で164cmは背が高い部類だと思う。リメショ雨彦とトントンくらいじゃなかったですっけ。よく眠るし身長がめちゃくちゃ伸びそう。健やかに育ってほしい。
それはそうとクリームソーダの上は取らないであげて(サイスタ恒常SRのアレ)。

朝井リョウ「チア男子!!」(集英社文庫)

道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた晴希(ハル)。肩の怪我と負けなしの姉の存在により自分の限界を悟った彼は大学の柔道部を退部する。そして同じ時期に部を辞めた幼馴染の一馬(カズ)に誘われ、大学の男子チアチームを結成することになる。

Q.ミステリ縛りを頓挫してませんか?
A.できれば、なので……(目を逸らす)

アホで熱くてカッコいい奴らの物語。「こんな熱いのは冬馬くん向けじゃない?」と言われそう。それでも祖母の様子を見てチアをやる決意をするカズか姉との関係に悩むハル、翔太くんにはどっちか演じてみてほしい。あと朝井リョウ作品特有の男子同士のアホな会話を誰かとやりあってほしい。

それはそれとして当時翔太くんに合うミステリが思いつかなかったのが悔しい。名探偵アーロンの助手を演じてたのは存じ上げていたので、そうなると尚更なのです。
というわけでおまけに一冊、いいですか?

坂木司「先生と僕」(双葉文庫)

怖がりで人の死ぬ小説は読めないくせに流されて大学の推理小説研究会に入ってしまった僕こと伊藤二葉。推理小説好きの少年・瀬川隼人と出会い、彼の家庭教師をすることになる。地方から出てきた記憶力のいい純朴な大学生と、頭が切れてちょっとあざとい都会の中学生のコンビが日常の謎を解く連作短篇集。

こういう年上を振り回す中学生探偵、絶対似合うな……(満足)

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