私選 #315な本 Altessimo編

今回はAltessimoですよ〜!


★Altessimo
  確かアイマス三昧で初めてNever end 「Opus」を聴いて「アイマス……の……曲……??」と驚いたのが一番最初の印象だったと思います。強すぎた。
  「こいかぜ」とか「あらかねの器」が好きなので、そういった強い椎名豪曲を提供されて圧倒的な歌唱力を見せつけてほしい。それかオーケストラをバックに歌ってほしい。

🟡都築圭
  ポプマスのトレーニングに呼んだらその場で寝てしまうのが面白かった(突然の思い出語り)。
  主食が水だったり仕事先でもらったお菓子をくれたり(サイスタ)お肉食べるのに挑戦したり(モバUPCC一幕)、色々と目が離せないタイプの人だな……。
  それ故周りの人に恵まれてるのかしらね。

奥泉光「シューマンの指」(講談社文庫)

「音楽はいまも聴こえている。それはいまここにあるよ。耳を澄ませば聴こえる」

奥泉光『シューマンの指』講談社文庫 105頁

ドイツ留学中の旧友・鹿内から届いた手紙。そこにはかつて右手の中指を切断したはずの天才ピアニスト・永嶺修人が五指の揃った状態で完璧にシューマンの曲を演奏していたという報告が書かれていた。かつて音大のピアノ科を目指していた私は、シューマンの音楽とともに鹿内や永嶺との高校時代を回想する――。

  ドイツ・ピアノ・ミステリというワードで選出。大人びたシューマンの蘊蓄と天才少年のピアノ、そしてダヴィッド同盟の交換ノートという年相応の可愛らしさが伺える高校生活の回想からどんどんと不穏に歪んでいく描写は、ミステリよりも幻想よりの青春小説を思わせる。

🔵神楽麗
  モバエムでスカウトしたときの犬関係の台詞が可愛い。Rの方の恋犬の話が特にいい。
  サイスタのLINKのヘッダー画像からして、ハンドクリームはロクシタンとかSABONあたりがお好みなんですかね。いい香りするもんね。
  そして四季&牙崎とカラオケ行くカード絵があまりにいいですね……。

高野史緒「大天使はミモザの香り」(講談社文庫)

ヴァイオリン製作の世界ではね、名器のコピーを作るのは当たり前なんだ。

高野史緒『大天使はミモザの香り』講談社文庫 69頁

ヨーロッパから運ばれ、厳重に警備された楽屋と特殊なロックのかかったケースに守られていたはずの時価2億のヴァイオリン《ミモザ》が消失。レセプションに参加していたアマチュアオーケストラのヴァイオリニスト・音羽光子と、ヴァイオリン歴3年のオーケストラ初参加の高校生・小林拓人は行きがかり上、その謎を追うため奔走することになる。

  時価2億のヴァイオリン消失をめぐるミステリ、といえば堅そうだけど、個性豊かな登場人物によるドタバタコメディが話を引っ張っていく。それだけではなく、アマチュアオーケストラに対する誇りの話もキラリと光る。


  今回選んでて音楽系の小説あんまり読んでないな……と己の弱点を知った気分です。音楽に対してちょっと劣等感があるせいか、あまり食指が動かないところごありまして。
  やはり恩田陸「蜜蜂と遠雷」から手にとってみるか……。
  フォロワーさんのおすすめで読んだ須賀しのぶ「革命前夜」は面白かったです!
  おすすめの音楽小説、ご教示いただけると嬉しいです。315プロのアイドルに似合う本も広く募集してます!

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