2024年10月の#SideM短歌

SideMアイドルのお誕生日に詠んだ短歌をまとめ。
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10/9 アスラン=ベルゼビュートⅡ世さん

子羊よ肥えよ肥えゆけ天高く実りの秋は我の季節なり

  ゲヘナ語難しいな……と思いつつ、生まれた季節である「実りの秋」や「天高く馬肥ゆる秋」を捻って彼らしくまとめられたかな、と。
  もっと色々詠んでみたかったのですが、今後の目標にします。


10/11 古論クリスさん

他人(ひと)と違う髪と目の色砂浜と同じ色してわれは海の子
ターコイズブルーの光でできた海 新大陸はこの舞台です

  幼少期に周りと違う見た目だったのが少し辛かった、というようなエピソードがモバエムのウエディングであったのですが、きっとそんな時でも海に行き海から力をもらったりしたんだろうな、と思い一首目を詠みました。
  あと、古論クリスさんの歌声でわれは海の子、合いそう。
  二首目は3rd静岡ソロのイメージです。客席が海なら舞台がアイドル新大陸。


10/13 九十九一希さん

こころうち言葉に忍ばせ認める本当のおれを認めるために
吾(われ)の名は一つの希望と申します どこかの誰かのエルピスであれ

  ちょっと言葉遊びをやってみたかった二首。
  一首目は「筆跡の彼方」で「認めていくよ」(したためていくよ)という歌詞があったので、「したためる」と「みとめる」、漢字を分解した「言」と「忍」を入れ込んでみました。
  二首目はお名前の「一希」から「一つの希望」、一つだけの希望ならパンドラの箱に残るもの、という言葉遊びというか連想で生まれました。


10/31 葛之葉雨彦さん

暑がりに辛い地球になっちまい項垂れている胸のヒトガタ
南瓜(なんきん)といえば煮物か天ぷらか 化け物姿も板についたな
「葛之葉のお兄ちゃん」から「葛之葉さん」 四半世紀の大人の自覚
望むならあの月を消してみせようか 夜闇に香る月に咲く花
御覧じろ 澱む汚れを振り払い澄んだ空気が巡る反閇(ステップ)

  担当なので五首詠んでしまいまして。
  一首目、「去年もこんなに暑かったか?」と毎年言いたくなる近年の残暑に暑がりの雨彦さんを思う。多分ヒトガタも項垂れ気味。
  二首目、雨彦さんとジャック・オー・ランタン。食べ物の趣味はよくわからないけど、ご実家は和食多そう。
  三首目。これ。

  先日久しぶりにサイスタのストフェイベスト見返してじんわりきました。
  雨彦さんとお父さんの歌も色々詠みたい。
  四首目、モバエム【信頼を背に】のスカウトセリフ、初めて見たときに「おぉ……」となったので。月に咲く花は金木犀のことです。
  五首目、雨彦さんがDa属性と知ったときに思い出したのが京極夏彦『魍魎の匣』に出てくる反閇の話だったので。「魔術的踏切」で「マジカルステップ」をルビを振られているんですよ。ちなみに舞台版では橘ケンチ氏がキレのある反閇を踏んでいます。一見の価値あり。
  また、ST@RTING LINEジャケットの袖のひらみ具合が穢れを振り払い空気を巡らせている感じがしたので、割とそのまま詠んでますね……。

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