スキャジット・バレー合唱団の悲劇

ニューヨーク・タイムズなど数紙の報道を要約してお伝えします。

米国の西海岸北部ワシントン州シアトルの北にあるスキャジット・バレーの合唱団で、3月10日におこなわれた2時間半の練習に60人が参加しました。3週間後、そのうち45人が新型コロナウイルスに感染し、80代の2人が死亡しました。

3月初旬、100kmほど離れたシアトルでは新型肺炎の死者が出ましたが、スキャジット・バレーで流行は始まっていませんでした。練習では念のため
・入り口で手を消毒する
・ハグ、握手などの接触を避ける
・メンバーの間は十分な距離を取る
といった入念な予防策をとり、体調の悪そうなメンバーもいなかったとのことです。

ニューヨーク・タイムズの元の記事のほか"skagit valley chorale covid"といったキーワードで検索すると独自取材の記事がいくつも見つかります。詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

細かい点はともかく「合唱の練習は新型コロナウイルスの感染が非常に起こりやすく、感染を防止するのは容易ではない」ということは間違いなく言えそうです。

ではスキャジット・バレー合唱団の悲劇を繰り返さないためにできることは何か。私個人としては「新型肺炎の流行が収束するまで合唱の練習には参加しない」以外に答えはないように思います。

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