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平等と公平


この違い、僕は正直、あんまり違いを考えたことがなかった。生きている今まで。
調べてみるとこのように書いてあった。

言葉の定義

平等とは

かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。

goo辞書

公平とは

すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。

goo辞書

え、どう違うの?違い・・・ある?
あんまよーわからん。。。

っていうのが、ぱっと見の僕の印象。

ビジュアル的にいうと

ただ、これを絵で表したら、ひと目で理解できるよーになるんよな。
やっぱりビジュアルで表現するってことが大事なんやなというのがわかるような以下の画像。

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左側が、平等。 右側が公平

これを見てようやく理解。
「差別がないように」ということは、おなじものを皆に与えるっていうことと同義なのか。

すべてを平等に!!って考えて、全員に同じもの(この場合は箱)を提供しても、人によってそれが、過度であるパターンと、足りないパターンが存在してる。

それを、公平にするよ!っていうやり方やと、足りないよ!っていう人々に不足分を足し、すでに足りている人はそのままでいいよ。というかたちで、できるだけ同じ景色を見れるようにしてる。

スポーツに例えると、ボクシングとかも同じなのかな。共通のルールに則ってるけど、公平にするように男女に分かれて体格差での不公平をなくしてるし、何キロ級とかで分かれてるのも、男同士で80キログラム vs 60キログラムとかになってくるとこれまた体格差が明らかで試合にならへんもんな。

病院にたとえてみる

これを少し病院とかに例えるとどうなるんやろうか。

全国で400以上のがん診療連携拠点病院(質の高いがん医療及び支援を受けることができるといわれる病院)あるんやけど、ちゃんと治療を受けることができるよ!というのが平等なのかな。

じゃぁ、公平はというと、その中でも例えば「治験」に入りたいっていってもそれを医療者がちゃんと把握して紹介してくれるかどうかだったり、AYA世代と呼ばれる思春期・若年成人の世代の「多様なニーズ」を把握して病院が対応してくれるかだったりすると、これは病院によってもぜんぜん違う。

「治験」や「多様なニーズ」に対する、情報のアクセス先や相談先は平等にあっても、そこにたどり着ける人とたどり着けない人がいる。これは公平なサポートを受けられていないからと言っても過言じゃないんじゃないかな。医療者はもちろん大変やからそこまでの余力がないって言われたらそれまでなんやけど。

それをどうにか社会でサポートしたり、皆の協力で公平に持っていくことが大事になってくると。

そんな社会をめざしていけたら良いっすね!

追伸:そもそも壁を取っ払えばええやん!とか見えるようにフェンスにしたらええやん!とかの話も次の段階として出てくるかと思いったり!

ではでは皆さん、

今日も一日大切に!


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