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「らしく」。

このブログはコンテンツ制作を主事業とするカルデラの企業サイト(現在制作中)の過去実績を紹介するものです。サイトにご訪問いただいた方がカルデラの過去・現在・未来がわかる内容にしていきます。時間がかかるかもしれないけど、氾濫する情報の中でせっかくカルデラにきていただいた方々に、ワタシタチのクリエイティブの力をわかっていただくにはこの方法がベストだと思ったのです。長年、企業様の黒子としてコンテンツ制作に携わってきた代表の村林が書いていきます。サイト作成はもう少しかかるので、ぼちぼちスタートさせていきます。

また今回のサイト作成は「つなぐ」を強く意識しています。時代の主役たちに(グラフィックデザイナーの息子を含め)コンテンツ制作の楽しさや喜び、感動が伝えてあげたいなという思いです。その思いの深さは何億光年のはるか彼方の宇宙まで連綿とつながっていて、それは来る宇宙大航海時代への憧れにも似ています。

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キャプション;撮影ロケハン中(グラフィックデザイナーの村林優)

代表のワタシには大学生の頃から業界の師匠(長谷川龍生。2019年没)がいて、その方の道案内で生き抜いてきました。師匠から「らしく」表現することの大切さを常に言われ続けました。

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キャプション;故長谷川龍生氏の書斎にて

企画に悩んで相談をすると「君はどう思うんだい」とまず言われます。
ワタシは一生懸命言葉を探して、おどおどしながら物語を作り「こうしたいと思っています」と答えると「それでいいじゃないか、すばらしいよ」で終わります。
つまり「らしく」やりなさい、ということだったんです。でも「らしく」ほど不安なものはありません。これでいいんだろうか、これでよかったんだろうか、スポンサー様にとって有益な情報だろうか、利益をあげれるだろうか・・・迷いの森に入ったらしばらく抜け出れません。でも、です。「いいじゃないか、すばらしいよ」という長谷川氏の魔法の言葉はワタシにとって心の安定剤でした。世界中を敵に回しても、たった一人の味方がいること。自信をもってプレゼンができます。ワタシタチクリエーターはそれでいいんです。
コンペに勝っても、負けても、自分「らしく」思い切りやれたんだもん。「らしく」やっていくと、怖いもの知らずになっていきます。これはいずれ、また。

もう、相談できる師匠はこの世にいません。たった1本のキャッチコピーを1時間かけてプレゼンされる場面に同席できた果報者のワタシ。表現という名の混とんとした森の中に迷い込んで、表現をし続ける精神力はどうやったら身に着けていくことができるのか。今後はワタシが「らしく」に迷う若者タチに寄り添ってあげたいな、と思っています。

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キャプション;故長谷川龍生が人生の終わりに近づいたとき「仕事の参考にしなさい」と渡してくれた本の一部。

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