証明

話を聞いてほしいとはまた少し違う
自己アピール的なそういうのじゃない
見てほしいとか理解してほしいとか深い関係でありたいとか
そういうことじゃなくて
ただこの人はこういう人で今までこういうふうに生きてきて
何を考えてきて 今、何を思っているのか
そしてともに同じ時間を、時の流れを進んで歩んできたということ
同じ時を過ごして そこに何があったのか
どんな出来事があって その時どんなことを思っていたのか
それを互いに認識し『確かにそれがそこにあった』という感覚
『確かに存在していたのだ』と信じられるための 何か
何があったのか、何を思っていたのか
『そこにあったはずの、なにか』
ただ、そこに『在った』ということを
そのものを、そのまま、知っていてほしい
ただ 『そうであったのだ』という事実を そのものを 知っていてほしい

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