20221218
多数という恐怖
人と違うことは怖いことなのかもしれない
けれどもっと怖いのは多分
自分以外が多数だということ
何をしたとしても拭いきれない恐怖
どうしたって変えられない事実
何においても存在すること
多くの人間に”ある”ものが
自分には”ない”という恐怖
それは
自分には必要のないものだと
自分にはどうしたって得られないものだと
わかっていたとしても
それを”ある”ように造り続ける
それを探し求める
いくら造り続けたとしても
それは作り物にすぎない
運命というもの
不変というもの
現実を生きるための
諦め 妥協
多数が正義だった世界は崩壊しつつある
自分と違うという恐怖を
受け入れる世界へと変わっていることは確かである
それでも残り続けるのは
自分が多数に飲み込まれるという恐怖
抵抗する手段を失うという怖さ 無力さ
多数を超えた権力に全てを握り潰される恐怖
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