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私惟詩憶 06/2023

80億人いる人間の中で
この文章を読めるのは1億数千万人で
それでいて
この文章を読もうと思い
理解できる人は どれだけいるのだろう

どんな人間がこの文章に興味を持ち 読んでいるのか
僕にはわからない
どんな人間で、何に興味を持っていて、どんな人生を送っているのか

初めはこんな陳腐で醜い文章を読むような人間がいるのだろうかと
その存在を信じてはいなかった

誰に伝える気もない
誰に見てもらうわけでもない
ただ一人の人間のとりとめのない言葉の数々
数多有象無象の中の ただの一人の人間の
何の特別もない 僕の 人生

しかしそれを
何の価値もない文章を
読んでいる人間が
今 ここにいる

僕と同じ 人間が 今ここにいる

なぜ今ここにいるのか
その経緯も何も 僕は知らない
それでも僕は語る

僕の話を許してくれる人間など
さぞいないものなのだから
それは僕は嬉しいさ

誰かに届いてほしいのだろうと
誰かに話したかったのだろうと
その誰かは僕にとって誰でも良かった
けれど
僕の話を聞いてくれる人間なんてそうそういないからさ

こんな頭がおかしい文章を読んでるなんてさ
相当狂っているんだろうね

良かったよ
狂っている人間が僕だけじゃなくてさ

人間は
みんなみんな
狂ってるからさ

割と普通なことだろうけどね

xxx

僕が僕であるように という話は以前から言い聞かせていた
それでもようやく最近になって 僕が僕であれるようになった
それは
僕という人格を創るためには実体がなかったから

肉体も脳自体も
バグらせたのは僕自身だけれど
何を言われても どれだけ否定されても
僕であることをやめなかったのは
 ”誰か” では何にもならないことを知っていたから
僕は 僕である必要があった

 ”僕” を曲げたくなかったのは
今まで築き上げてきたものが ”僕” でも何でもなかったから
生かされている という感覚が嫌だったから
奴隷精神である自分が 依存精神である自分が
自分一人では何もできない自分が
どうしようもなく嫌だったから
自分自身が嫌いだったから
うんざりだったから

僕自身も例外なく一人の子どもとして生まれた人間で
それなりの日々を過ごしてきたと言えるほどには
懸命に生きてきたとは思う

生まれてくることのなかった兄弟が
今の僕自身にどれだけの影響を与えたのかはわからない
なんせそんな記憶にもないほど幼い頃の出来事が
どれだけ関わっているのかは未知数だが

ある程度のことは一人でこなせるほどの知識と教育を与えられ
嫌というほど教えこまれなかった常識がなかったら
僕は本当に この世界の常識なんてものはわからなかっただろう

人間関係に苦手意識を持つようになったのはずいぶん前のことだが
思い返せばそれよりも前の人間関係についても
あまり良いと言えるものではなかった
幼少期の人間関係といえばそういうものかもしれないが
そうであったとしてもトラブル的なものは多かった
というように脳が今の自分を補完する物語を創っている

自己語りを拒絶してきたのは
一方的に自己語りをされることが嫌だったから
あまり自分のことは語ってこなかった
誰も自分の話なんて興味がないようだったから
自己語りをしているときのほうが明らかに楽しそうだった
そんな感覚を幼いながら機敏に感じ取っていたのだろう

0000

理性を持つ人間として生まれた
何のために生きるのか そんなものは初めからなくて
数多の不安を カオスを救うため
人間は 壮大な物語を創ってきた

僕は依存するのが嫌で 何かに縋ることが嫌で
徹底的にそれらすべてを捨ててきた
自己顕示欲も承認欲求も何もかも
そうすれば 何にも執着せず 平穏な心で生きられる
そう思ったから

そうしたら
人生の生き方を見失った
何も なくなった
本当に 何も

人生の中で何も決めていることがなかったから
いくらやりたいという思いがあっても
行動に移そうとはしない

それでいて自己表現も苦手な不器用な人間なので
機会があっても自分から手放してしまうような
不幸でいたがる僕なので

こんな文章しか書けないんですよね

ストーリー

230606

自己表現の仕方も知らなかった頃から数年が経ち
辛うじて言葉を紡げるようにはなったが
頭の解釈の進みの遅いこと
普段は紡げるはずの流れが滞るのは
未だに判らないことだらけだから

ありのままが 好きだった
生々しくて痛々しいものが好きだった

それでいて
”魅せ方”だとか”セルフプロデュース”だとか
この世界に居たくて
例のごとく”完璧”を求めて

分からなくて
活動なんて言えるほどの信念も覚悟もない

でも計算していたら
その場のその感覚を忘れるどころか
それは”ありのまま”ではなくなってしまうのだろうなとか
セルフプロデュースをした時点で完璧を創ろうとするから
それはもうありのままとは違う何かを演じることになるのだろうかとか

僕はその何も考えていないようで考えている何かが
人間の葛藤が
矛盾が
好きなのかもしれない

-1

それでいて“僕”が愛されたい なんて

230607

気分は泡のように変わる
さっき思っていたことも今には忘れている
都合のいい脳だった

「無理をしないで」と教わったから
無理をしないで生きていたら 詰み始めた
いずれ本格的に詰むんだろうな とか
生きるのって大変だなー とか
言葉じゃ伝わりきらないこの重み感 とか

感情や感覚って人と比べるものじゃないって
そう考えないと救われなかったからそう思い込ませてきたけれど
どうせ綺麗ごとだと戯言だと
いずれ信じれないときがくる ふとよぎる

誰も何も教えてはくれないし
それで不都合になるのは自分でその責任も自分だし
僕が理解するためには複雑な世界だなー とか
そうやってセンチメンタルを重ねても何にもならない感覚 とか

脳から切り離した感情をくっつけたら
僕はもっと生きづらくなるんだろうなー とか
そうやって自分を守っているけれど
”守るべき自分”みたいなのもどこにあるのか
いや、そんなものはないんだけど
自分で創るんだけど
それもどうしようかなー とか
何も思わないままでいたら 楽だけど
そんなのないものねだりで

こうやって見れば自分のない信念が
怠惰している自分が可視化されるわけで

僕はそういうことすらしてこなかったから多分
そういう感覚抜けてるんだろうな

誰かに自分のことを語るとか
毛嫌いしてきたけれど
本当はずっとずっとしたくて
でも
怖かったのもあるだろうし
何より痛かったからだろうな

失血死する前に先に
通う血を減らしてしまったから
死なないようにできてるんだろうな
生命線を守るようにプログラムされてる
そんなもん早く捨て去ればいいのに
全部消したいはずなのに

言っていることとやっていることがあっていないから
矛盾しているから
それは誰も信じないよな
証拠が全てな世界だから
その確かなものみたいな感覚
それがないと信じられない
というか現実的じゃないんだよな
”信じろ”みたいな根性論的なやつとか
その話自体が信憑性ないし

だるい

-2

理想に溺れていた
夢の世界だけでいいと
空想の世界に生きていたいと
必死に現実の世界を拒否し 見ないことにしていた
自分の都合のいいように ないものとして排除した

230608

僕は何か救われることを望んでいるわけではなかった
何か希望を持っているわけではなかった
それを希望とみなしていないだけだというのならそれまでかもしれないが
自らの手で終わらせる
それが 僕にとっての救いだから
そうだと思うんだ 君もそうだったのだろう

信じることができるなら
頼れると思える人間がいるのなら
そうは思わない
のかもしれない
なんてことも
ない

否定をしているわけではないが
お前には見えてないのだろうね
見えている世界が
見える世界が

こんな一瞬の情動も
いつかは消える 忘れ去れる 一時の命
それが嘘なのか本当なのか

少なくとも
今の僕にとっては嘘だろう
過去の僕の言葉など
そんな僕も

ただ終わりにしたいだけだから
終わりも始まりもすべて運命だというのならば
せめて終わりくらいは
自分で決めたい
ただそれだけ
永遠に続くという妄想を
僕自身で断ち切りたい
ただそれだけだから
妄想ではなくて 本当だってこと
信じてくれる人がどれだけいるのか
知らないけど

本当なんだ
認知が歪んでいるだけだなんて
そう それだけなのかもしれないよ
でも 本当なんだ
信じてもらえないとしても
それが歪んだことなのならば
僕は歪んだままでいたい
そう思っていたい
そうやって痛みを癒したい
それが好きだから
本当に
嫌だから
この感覚
奪われたくないのに
なんで 嫌

でも僕はこうやって明かせるようになってしまったから
でも明かさないと
このえもーしょなるは伝わらないから
伝えたいとか 馬鹿だ
僕が消えていく消えて行ってしまう

-3

僕が僕でいて 自由でいながらも 愛されたい なんて矛盾
愛したい なんて 矛盾
愛されたかったから 愛したい なんて 嘘

230609

消えてしまう感覚
何もない
そもそも
もとから何もなかった

演じることが嘘なのか否かの次に
計画することが嘘なのか否か
本当のものとはなんなのか
嘘とは何なのか

ある一点から見れば本当のことも
またある一点から見れば嘘なのだろうこと
それもまた本当であるということも

嘘だと思った
湧き上がる感情も 宙に浮いた言葉も
誰かに魅せるための
センチメンタルを演出するだけの
いい人間に魅せる為だけの
嘘で
本当のものなんて
何もない
のかもしれない

ありきたりの自分が嫌で
全部全部捨てたら
何も残らなかったのは
ただ真似事が上手かっただけで
自分のものにはならなかったから
出来なかったから

人間は一人では生きていけない
けれど何もかも捨てたら
僕はようやく僕になれて
何もない僕になれた

あまりにも非効率で見合わない世界で
何も感じず
何も思わなくなった僕は
ただ流れ消えていく

何かに狂い
燃え盛るほど痛くもがき
燃え尽きたい
消滅したい

けれどその時が来るのか
何もない僕は
ただ待つことしか
立ち尽くすことしかやることがない
”その時”は
朽ちるのが先か腐るのが先か
それとも”何か”が訪れるのが先か
それは誰にもわからない

ここから眺める世界は言うほどつまらなくもなくて
割と綺麗だと思う

昔から汚い川では泳ぎたくなかった
でもいつかその川で泳がなければいけないときが来るのなら
僕はその前に
溶けてなくなりたい
僕は絶対その川では泳ぎたくない

それは僕が贅沢に生かせてもらったから
有難いことであると

その代償に自我を失ったとしても

何かを求めるためには
何かを得るためには
何かを捨てなければいけないという誰かの思想は
的を射ていると思う

そうであるならば
自我を持つためには
どぶの中に飛び込まなければいけないのか

それは僕にとっては死ぬことになるが
その僕の自我はどこに生きるのだろう

矛盾しているのかどうか
考えることももう面倒で
早く終わればいいとそう祈りながら
また呪い 捨てていく

-4

あまりにも現実が残酷だから

230610

何もかも捨てて
何も感じないようにして
そうすることでようやく
真実は何なのか
考えて見極めるための力を手に入れた
判断する能力を備え付けられるようになるのはまた先の話

僕は今まで
人間には多面性があるなんて知らなかった
人の一面が絶対的なもので
それを信じることしか知らなかったから
信者だった
それは洗脳されたと言えばそうとも言えるだろうが
無知は誰の責任かと問われたとき
僕は自責を選ぶだろう

確かに僕は贅沢に肥えて
傲慢に育った
その面は有難いことであったとしても
評価できない面も確実にあるということ
そう判断できるようになったのは
人間が多面的であると知ったから
認識できるようになったから

そもそも
何が”有難い”ことなのかってこと
考え直さなければいけない

何も信じることが出来なかった過去を思えば
今の僕は変わったのかもしれないけれど
自分を信じれるようになったとしても
結局何も信じることが出来ない
何も信じるものが無い

-5

それもストーリーの一部で
つまりはつくられた物語の一部で
演出された幻想にすぎないってはなし

230611

僕は間違っているのではないかと思うことがある
けれど最近は僕にとって間違ってはないと思う
ただ「僕にとって」だから
誰かにとっては間違っているのかもしれなければ
本当は、僕にとっても間違っているのかもしれない

けれど間違っているかどうかはやってみないとわからない
やらなければわからないんだよ
経験しないと反省も生まれない
もうただ閉じ籠もって見えない檻の外を眺めるのは嫌なんだ

自分の選択を信じるか
信じる仲間の選択を信じるか
どちらが正解かなんてわからないと彼は言っていた
せめて後悔のない方を選べと
そうであるのだとするならば

今の僕の選択は正解だったと思う
ただ出来事には
良くも悪くも いい面と悪い面があって
全てが正しいということも
全てが間違っていることも
ないと思うから

その結末を受け入れる覚悟があるかどうか
受け入れて答えることが出来るかどうかということが
責任を持ち
誠実であることなのではないかと
それだけ僕は誠実でありたいし 真剣に思っている

この誠実性を失ってしまったらもう僕は本当に捨てられる
誰からも 何からも

忘れてはいけないことは
いい面も悪い面もあるという話で
盲信して全て正しいというのも危険だ

現実を知る
近くにいるわけではないことを
先の先にいることを
本当に錯覚しているだけだ

近くにはいない
身近な存在でもない
人には人の物語があって
僕がそこにいるわけではないということを
たまに思い出されるだけの ほんの一部、一瞬の存在
それくらいの価値

近くにいるような感覚がするけど
本当はもっと遠くの遠くの方にいる

でも僕はそれでも
近くに居たい
近くにいる存在でいたい

世界は広いのだということも
この世界の生き方も
最初に教えてくれたのはここだったから
この世界が僕の生命線だから

-6

一つずつ過去の呪いを祓っていくように
エゴと向き合って弔っていく
そうしたら僕は死ねる
そうやって燃やしていけば 僕は本当に死ねるんだろうな
そうして僕は僕になっていって
自分の世界に籠って死んでいく
社会と接する気が在るときはいいけれど
多分それがなくなっていくだろうから
僕は死ぬんだろうな
まだ外界と接しようという気が在れば
それをもしかしたら善意というのかもしれないし
僕が今まで理性と言っていたような

230612

僕は人間の多面性は知らなかったが
人間の違いや情緒を持っていることはよく知っていた
その人にはその人自身の物語があるということを知っていた

故に
どれだけ自分自身の存在が
他人にとってごく一部のものであるのかも
自分がどれだけ他人の物語を知らないのかも
他人がどれだけ自分の物語を知らないのかも
故に時に孤独感を持つことも
知っていた

でもそのどんな感情もエゴで
コロコロ変わってしまうことが信じられなくて

感情は無意識的なもので
理性は意識的なものだけど
無意識的なものに飲み込まれてしまう人間が怖い

それがどれだけ恐ろしいことなのか
それを知らない人間が沢山いることも 怖い

僕は 信じてもらいたかったのか
役に立つことを名目に 居場所が欲しかったのか
評価されたかったのか

周りの目なんて気にするなって言ってるやつだって
どうせ誰かの視線を気にしてて
周りの目を気にしないで生きるなんて発言はどうも
無責任で実体がない
机上の空論でしかないように思える

他者の価値観を
拒絶するのか
受け入れるのか
無視するのか
興味を持つ対象でもないのか

何をどう捉えるかは
その人の価値観と判断に委ねられる

メンタルを理由に今までいろんなことから逃げてきたから
やりたいと思ったことも
責任を持てる自信がないと言い訳ををして
全部捨てて切り捨てて
あたかもそれが英断かのように
自分に思い込ませて 正当化した

本当はそうではなくて
責任を持つ自信がないんじゃなくて
責任を持てるように自信を持つことが必要なのではないかって

けれど
そう思えるようになったのは
今まで恨んでいたことや憎んでいたことを そうではなくしたから
恨まなくなるように憎まなくなるように
今まで行動していなかったこと、やらなかったことを出来るように
前に進むことを選んだから

何かを恨んでいる自分が
憎んでいる自分が
どうしようもなく嫌いだったから
自分に自信なんてあるわけないのも
自分の何もかもが嫌いだから
現状の自分を好きになることなんてできないから

現状の自分を優しく受け入れられるほど
強くも美しくも格好良くもなく
心も広くもないから
何かをすることでしか
今の自分から変わることでしか
自分を肯定することができなかった
でもその変わった後の自分も嫌いだから
この考え方を根本的に変えない限り
一生囚われたまま 続く

---







230614

多分何も考えずにいれば楽しい
思考停止
そうすれば 何も考えなければ ただ集中していれば
人生を楽しめる
けれど それでも
何を考えているか
どんな世界が見えているのか 感じているのか
気になってしまう

知らないと不安だから
どんなことからも学ぼうとする貪欲な知的好奇心ともいえるが
見えないものがあると不安になるから

情報を増やしてイメージを重ねて
拡張して錯覚させる

抗鬱剤になるものを知ったとき
鬱でない自分の方がいいと思ってしまった
鬱でない世界を求めているような

僕がヴィランが好きなのは
ただ天邪鬼なだけではなく
追い風の苦しさを知っているからなのか
偽善なのか
でも
自分の存在が求められていないなんて
思って欲しくなかったから

この先に伴うのが痛みだとしても
僕は目先の幸福を大事に思っていくから

頭が痛い

-8

希望を抱いている瞬間が一番幸せで
空想している時間が一番楽しくて
幻想を見ている時間が一番美しい

230615

鬱ではなくなりたいと
そう思ってしまった
鬱でない状態がいいと
思ってしまった
今までは
これがいいって思ってきたのに
この今の状況が良かったのに
何もせずただやってくる幸せと
眺めている景色の美しさが綺麗だと
そう思っていたのに
どうして
その虚無感をも超える感覚に出会ってしまったのか
いや
元々知っていたけどその感動を
それが何になるのだと
生活では現実では生きられないことを知っていたからこそ
現実主義の僕はそれを求められなかった
現実を捨てる覚悟を持てなかった
でも欲しいものはもうここにはないことにも気づいていて
知らないふりをした
社会は複雑化しただ生きることも難しい世界になった
それでも人間は合理的な存在ではないから
いつでも非効率的でバカで生命倫理に反することだってたくさんする
それでも命を燃やせるのなら
それで死ねるのなら
そうやって死に向かって行くことで
このどうしようもない自分も燃え捨てることができるなら
僕は死のう

-11

愛は 永遠に続くものだと思っていた
永遠に存在するものだと思っていた

230616

ただ自分が満足すればそれで良かった
自分が好きであったらそれで良かった
芸術は僕自身のためのもので
誰に伝える気もなかった
わかってもらう気もなかった
ただそこでセンチメンタルしていればそれで満足だった

ただ感情に任せて書いただけの
ただその瞬間だけのための
その憐れみが好きなんだろう
誰に伝える気もないような
独りよがりの

ただ真似ごとをして雰囲気だけをぶってみた
芸術家ぶるのが楽しかった
何でも認めてくれた受け入れてくれた
あの環境はもう戻らない

正解は無いはずなのに
何がいいとか悪いとか
これはいいとか悪いとか

でも確かに感じる
自己世界の耽美さだけでは
個人的な物語では
何かが違うような

でもその何かはわからない
わからなかったから
あの頃とは変わらない

それでも
真似事をしていることは変わらない
何がいいとか悪いとか
わからないけど

どうやらそうらしいので
そうしてみた
自己表現は素直ではないけれど
素直であることが良いことらしいので

イイ子ぶってみた
いい物らしいものを創ってみたら
案の定正解だったようで
それはいい物らしかった

けれど僕はわからない
それの何がいいのか
何が良かったのか

僕にはわからない

悲観的とか楽観的とか
見え方の違いなのだろうけど
なんかもうわからないし考えたくないけど
わからないけど
なんか違う

-15

自分がなかったけれど
自分自身がなくなっていたけれど
自分の世界を描いていたら見つけてしまったから
いらなかった
いらなくはないけれど
私的世界があれば僕はそれで満足する癖があった
でも僕はそれでよかったからこそ 公共性がないから
「よい」とは思われないと思う
けれど僕は僕と君がこの世界にいればよくて
そのほかの知らない人の世界はいらなかった
どうでもよかった

230617

自己表現には苦手意識があって
なんて答えればいいのか
考えることに時間がかかった
間が生まれてしまうことが怖いのか
何となく避けることも多く
その間を埋めるための嘘笑いが嫌いだった
それは優しさとも言えなくもないが
雰囲気を壊さないようにという気遣いが
するつもりもない無意識が凄く嫌だった

奴隷化していく脳が嫌
だがすでに諦めている脳もいて
感情を切り離して
ただ肉体だけを動かしていた

無意識に肉体を動かしている自分が
自分がなくて何かに従うしかない自分が
その脳が
凄く凄く嫌だった
そんな自分の脳を切り裂きたかった
破壊したかった
この肉体ごと全部
自分のことが嫌いすぎて
全部全部やめたかった
捨てたかった

そんな自分をなんとか正当化させるための思考なのだと思う
だから希望とか未来だとか
受け入れる気はない
たとえそれが事実に反していたとしても
狭い視野だったとしても
要らない そんな理論
狭い理論が必要だった

自ら概念をつくることで
枠組みを作り安心させる
カオスな人間という存在を
カオスという不安を

芸術は
そんな自分を安心させるためのものかもしれないし
そのどうしようもない感情の行き場なのかもしれないし

芸術も人生も
どこで諦められるか
どこで妥協するか
だけど
それをしたくないという我儘
僕のエゴ

芸術は切り取ること
自分の見えている世界を
世界の一部を切り取って魅せること
全てを語ることも表現することも出来ないから
世界を包括し網羅することはできない

無意識という考え方すらも
現状の自分を理解して納得させるための概念でしかないから

-19

幸福と不幸の差異によって幸せを感じる
という面も確かに嘘ではないけれど
それはあまりにも限定的で
クローズアップした一面でしかない
かといって僕が言えることも誰かが言えることも一面でしかなくて
全体性なんて一生捉えられるものではないのだけれど
さらに広い面でいうのだとすれば幸福は味のしなくなるガムみたいなもので

230618

僕が考えていた芸術は
完全無欠の潔白な聖人を求めていたけれど
人生においても芸術においても
聖人になれないことを知ってから
それは人間である限り無理なのだと思った
妥協することを覚えた

けれど
嫌だった 妥協なんて
いくら評価されたとしても
自分が納得出来て満足しなければ
嫌だった
でもその満足が訪れることは一生ない
正確に言えば
どこまで行けば自分の納得する妥協点を見つけられるか
永遠に終わりがないから
どこなら自分が許せるかということ

肯定されたいわけでもない
否定されたくはあるかもしれない
より憐れむことができるから

ただ悲観的な世界が好きだった
憐れみたかった

そんな感情を
あたかも論理的に見せて
自分を正当化したいだけ
そうしないと今まで生きてきた自分が否定されてしまうと思っているから
そんな気がして不安だから

自らを肯定するための空論
強気に出る時もあれば
死んでいるときもある

何もかも捨てたい
何もかも燃やしたい
どの感情もいっときで
その他の感情もありつつも
どの感情も本気で嘘じゃない
ただそれが一面なだけ
そのたった一面の瞬間を切り取って膨らませて
自分に思い込ませているだけ
そうしないと生きていけないから

いくら非合理的であっても矛盾していても
そう思い込みたい
そうやって自分自身を保ってる

この世の中に絶対的な正解はない
合理的に思い込むために
必要な情報を集めて
筋書き建てているだけだから
誰かにとって都合のいいことも
誰かにとっては都合が悪い
全部が全部うまく行くわけではない

-28

感動はしなくなった
自分のが一番だと思う

どうでもよかった
自分の世界があってそこに君がいて

いいじゃん
素敵じゃん
それでいいじゃんっていう
世界が広がらない考え方
そうやって世界が閉じようとしている
もう僕は自分の世界に眠ろうとしている

230619

僕は 欲しくても手放してしまう
そこまで強欲になれない
他に譲ってしまう
そうやって沢山のことを逃している

愚かになれない自分がいる
見下している自分がいる
だからこそ
欲しいものを望めなくなった

誰かが得をして誰かが損をする
そういうのが嫌だった
だって僕はそれが駄目だと教わったから
強く強く記憶に残っているから
”平等”を強く教わってきた

でも
自分から求めなければ得られない
そんな世界

疲れた

-33

これが現実だよな、って
ああしたい、こうしたいって言っているうちに現実の時は流れ
そうやっているうちに残酷な死は迫っていて
すぐに手を取ればそこには幸せな世界が
違った世界線があったかもしれないけれど
そうやって人は逃していくんだろうなって
考えているうちに
大体のうちに人は死んでいく
そうやって間に合わないんだろうなって

また、 逃した

230620

さっき決めていた覚悟が もうわからない
何かを意図しているわけでもなかった
でもなんか どうでもよくなってしまう
いつもこの繰り返しだけど
これだけ繰り返してきても変わらないのだから
もう知らないよね
もう黙っててくれないか

何かを求めれば求めるほど感情は歪む
余計な感情が生まれる
けれどそれは
その瞬間ではないと現れないからわからない
気づかないんだ

覚悟を決めるとき
その感情は浮かばない
そのときその瞬間だけ
でも確かに存在する歪み

狂っていたころの記憶なんてわからないさ
だって狂っていたのだもの

でもあまりにもその回数が多いからさ
僕がどうしたいのか
何が嘘で本当なのかとか
いい加減僕にくらいは教えてくれてもいいんじゃないか
お前はどうしたいんだよ

賭けた時間も金も
その瞬間にはどうでもいいんだ
でも知ってた
遅かれ早かれ終わるってことを
僕のことだからさ
わからなくなって終わるんだろ?

案の定どうやらそうらしいぜ 今回も
嘘にしないように なんて
簡単じゃないんだよ 言葉にするほどに

別に僕は知りたくなかったのに
知るつもりもなかったのに
比べられることを覚えた
信じられないようだから

もうこれ以上知らなくていい
それが一番幸せなんだ
もう幸せとかなんとか知らんけど
僕は また捨てるんか
嫌い ではないけど
もともとわからないものだったし

僕は そんなお前が嫌いだよ

--------------44

つまらなくなってしまった
知ってしまったから
慣れてしまった

おもしろくないなー
人間って今まで見てるとおもしろかったんだけど
予測が出来てしまうものは全部おもしろくないな
わかってしまうとおもしろくも何でもない

230621

この世はあまりにも複雑になってしまった
社会性なんて最初から持ち合わせてなんかいないのに
楽しいだけではもう 生きられない
そういう世界になってしまった
そうやって時は流れてるんだ
そうやって生命は変わってしまうんだ

変わってしまう僕も愛せるように
それはいつかの僕が送った言葉らしい
けれどそんなことすら忘れてた
自分が言ったことだなんて
覚えていなかった

全てを捨てていないのは
捨てられずに今もここに居るのは
僕自身が幸せになるよりも
それよりも何かしなければならないと
そうどこかで思っているから
捨てずに大切にしているものも
そこにはあるのだろうから

どうしてこんなにも感情は歪んでしまうんだろう
ただ純粋に
好きなものは好きでありたいだけなのに

また誰かが与えてくれてしまったら
それこそまた頭を下げ続ける日々になってしまうから
自分で切り開かなければ
この気持ちは終わらない

-59

なんて
本当は僕自身が幸せになりたいだけなんだけど
本当は僕だって 人に頼って 楽しく生きていたいけど
誰かがいて 支えてくれる人がいて 安心して過ごしてみたいけど
それは現実がそうではないから幸せに見えるだけで
羨ましく思えるだけで
実際そうなってしまったらそれは幸せではなくなって

230622

瞬間の感覚にはバイアスが大きい
その感情に左右されやすかった
そうであることを知ってしまったから
人生はあんまり楽しくなくなった

他でもない自分のために
僕は 僕自身のために
僕が選んできたことを
僕自身が決めて
壊さないように
壊れないように
大切に大切に守ってきた
それは
誰に強制されたわけでもなく
僕自身のために
自分が自分を嫌いにならないように
せめてもの僕自身の救いになるように
大切に大切に 守ってきたんだ
一度捨ててしまったら
多分どうでもよくなるんだろうって知っていたから
価値なんて 何にもないけれど
僕は 僕だけど

守ってきたのに
それは一度失敗すれば
どうでもよくなってしまうような
自分が自分を慰めるための
大事な大事なものだったのに
ほら
どうでもよくなった

僕なりの価値観で
論理で
この世界を解釈するために
作りあげたんだ
僕なりの物語を


230623

誰のためでもなかった
他でもない
俺自身のためにやっていた

知った顔して語るんじゃねえ
汚すな 奪うな
これはお前のためにやったことではない
他でもない僕自身のためにやったんだ
勘違いするな
知った面して支配できると思うな

自分は 満たされていると思っていた
そう思いたかった
自分は満たされているのだと
信じたかった

本当は空っぽなのに
何も持っていなかったのに

僕は才能はなかったけれど センスがあったのだと思う
それを勘違いして
自分は才能があるのだと
そう思い込んでいた

けれど
ホンモノは違った
僕はそれを 与えられているわけではなかった
センスは磨いて伸ばすものだったのに
僕はそれをしなかった

それだから僕は空っぽだった
何のアビリティを持っているわけでもなく
ただ
放って置かれたセンスだけが
錆びついて
固く固く それを引きちぎるには
とうに痛く 苦しいものになった

僕自身が選んできた
孤独であることで
そうやって自分のアイデンティティを保ってきたから

最初に宣言したことが 間違いにならないように
机上の空論にならないように
証明してやるために
僕は幸せになるよりも
破滅していくことを
選ぶのだろう

そうやってただ
感覚を 感情を カオスを 納得させるために
納得するように
その感覚が間違いにならないように
そうやってただ
証明していくんだ
それを実現すれば
それは間違いではなくなるから
それは確実に 正解になるから

自分の正しさを証明するために
人は戦うのではないのだろうか

それが人間なのかもしれない


230624

この世界は残酷なのだと
そう考えたら少し楽になった
思い通りに都合よく行くわけではない
けれどこの世界では物語を作れると
そう知った

元々僕は余白や狂気なんてものがなかったから
本当にただ理性で自分を制御することが正義だった
それが限界に達してからは
本当に僕は満たされているのだと
そう思い込みたかった
信じたかったんだ
望んだほうが苦しいから
満たされないと知っていたから

夢の時間は終わってほしくないと
先を見るのが嫌だった
本当に本当に嫌だった
でも今少し安心しているのは
大丈夫だと思えるのは
今までやっていたことは
全部全部僕自身のためだと
そう思えるようになったから
自分で選んできたものなのだと思えるようになったから

なぜ人は戦うんだろう
なぜ人は抗うんだろう
運命に 流されたくない

でも戦う気力がなくなったとき
本当にどうでもよくなるからさ
それは自我を自己を失っているんかね
もうほとんど
僕自身のアイデンティティになっているけれど
それを否定はさせないけどね

----------xxx

これが現実であり 現実ってどうあがいても残酷というか
残酷だからこそ人間は夢を見るし理想を描くし幻想を抱くんだろうなって
世界はあまりにも苦しいから 残酷だから

230625

何も思わないことが出来るというのは
嘘だけど本当
何も気づかなければいいから
何も気にしなければいいから

自分を嫌いにならないように
良く言えば 人を傷つけないように
真実は 自分が嫌われないために

強がってんだよ
お前らはそれを否定するだろう
そういう妄想を描いてんだよ

たとえ手を差し伸べられたとしても
何度だって僕は拒む
この選択は間違っていないと思う
間違いじゃないようにする
この選択は正しいけれど失敗している

綺麗に言えば人を嫌いにならないように
真実は僕が幼稚だから

僕の中に何か特別な思いがあるわけではなかった
人が想像するような特別はない
でも
僕は人間が好きだし
きっと好きになるだろう
僕にとって都合がいいから

でもきっと
僕は人間を嫌いになる
僕にとって都合が悪いから

だから
どんな選択も
正しいけれど
でもいつも
失敗している

だから
多分こうやって
綺麗な記憶のままのほうがいいと思う
僕は嫌いになるから
嫌になるから
人間の
その綺麗な一面だけを見れれば
それだけで良かった

卑怯だよ
僕もそう思う
だけど俺は幼稚だからさ
何かしらの理論をかこつけて
人間を嫌いになる
自分を嫌いになる

だから
人間と必要以上に関わらないことは
僕にとって最善の選択なんだよ
他人にとってもそれがいい
余計な迷惑を被せることもないから

そういうことにしておけば
何か責任を取ることもないし
何か問い詰められることもない

そういうことにするために
ありもしないことを作り上げれば良いから
そうしておけば余計な不安を感じなくていいから

自分の都合のいいように
都合のいいものは 好きで
都合の悪いものは 嫌いで

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希望を抱いている瞬間が一番幸せで
空想している時間が一番楽しくて
幻想を見ている時間が一番美しい

230626

生き返る気もなかったのですが
この気力がいつまで続くのかは知りません
ただどうにか忘れたくないと思うこと
それを残したいと必死に思うという感覚を
久しぶりに思い出しました

それも
一度寝たら忘れてしまいそうなので
一度寝たら変わってしまいそうなので
あまり寝たくはないですね
影響されやすいので 僕は

夢を見ていたい時期もありますが
夢を見たくないときもあります
今がまさにその時なようで
必死に荒野を走り続けたい気分のようです
当然思考力はなくなりますが
では誰が栄養補給をしてくれるのでしょう
そんな人はいませんけど

あまり”平等”という言葉は好きではありませんが
その言葉を日々使いまわしているのも事実です

何かに縋る生き方は嫌いだったはずなんですけどね
過去を思い出すとかそういうのも
全部嫌だったはずなんですけどね

かつて信望していた人間も
今の僕にとっては
とっくに詐欺師になりました
わかるようになってしまったので
何が嘘で何が本物か
作り物であると知ってしまったので


なぜ人は戦うのでしょうね

xyzйцук

他人から見てゴミのように見えるものも
その人にとっては捨てられないもので捨てるべきものではないもの
それは時に精神の安定を支えるものだったり
時に自分を守ってくれるように思えるものだったり
いくら人からは汚いと思われるようなものでも
本人にとっては必要なもので その人の一部を形作るもの 守ってくれるものだから
その感覚を知った

230627

僕は人間としての輪郭がなかったから
誰と関わりたいかとか誰が好きで嫌いだとか
自分がどう関わりたいかとかもなかった

人間関係が苦手なのはそういう理由もあるけれど
気づいたのは
人と関わることで
自分が 相手に何かを与えられるとは思えなかったから
与えられる自信がなかったし
そもそも与えられるものなんて何も 持っていなかったから

それを気にせず生きられる世界を
必ずしも持っているとは言えない
どちらにせよ
殺し殺される世界だということにかわりはない

社会の生き方なんて教わった記憶がない
社会は疑わしいもので恐いものだということは知っていたけど

その責任転嫁の行方はどこか
誰かに問うことはできるだろうけど
はなから期待もしていなかったし
不完全であることを知っていたから
悲劇的なものは感じなかった

虚無になってしまうことが怖かった
虚空に投げ出されてしまうことが怖かった
静寂が 怖かった
無関心が 怖かった

だから
着飾って
耽美的になって
美しい面を魅せるんだよ
夢だけでいい
夢でいい
そう言い聞かせて

енгшщзх

この残酷な世界をいつ辞めるのか
「いつも悩みどころなのはいつ辞めるのか」

230628

僕は ”僕”という実体が欲しかった
僕は 僕でなければ意味がなかった

まあでも一人がいいのは他人と比べなくていいことですかね
ホンモノを求めようとする姿勢を忘れないのがいいですね

嘘くさすぎる

まあ僕はストーカー気質なんで
ネットは向いているようで向いてないですかね
いくらでも人間模様が観察できるので
僕いくらでもできますよ
まさにTwitterとか終わりがないですよね

まあでも潔いと思いますよ
包み隠さず自分の思ったことを吐き出しているじゃないですか
素直ですよね 素敵だと思います
人間の執着心って凄いですよね 綺麗だと思います

なんてったってそのために
たとえどんなことがあろうとも戦っているのですから
僕は彼らは美しいと思いますよ
まあすぐ逃げるようなやつはカスですけどね

まあでもそういう人間がいるということは良く知ってるんで
そういう奴に限って責任とか人に問うてますけど
自分の責任もしっかり果たしてくださいね
大体そういう奴は責任とか投げ捨てて人に押し付けてますけどね
まあ人間ってそういうやつですよね
知ってます

そういう奴には傷んでもらいたいですよね
みたいなやつが大体人を傷つけてるんですけどね

ъфывапролджэ

幸せになってほしくなかった
都合よく人生が上手くいってほしくなかった
僕がそうだったから
お前らにも不幸になってほしい
お前らにも残酷な現実を味わってほしい
全て思い通りにいくなんてこと
現実は地獄なんだってこと 気づかせてやる

230629

僕は変わってしまった
人間は変わるものだけれど
自分自身が変わった時
変わる前の僕を思う

それは
評価されたものを見たとき
評価されなかったもののことを考えるように
怒られている人を見たとき
自分が怒られているように感じるように

それは他人事ではなくて
僕の一部だから
それが例え過去でも未来でも
それは僕の一部だから

せめて僕だけでも
僕は僕の味方でありたいから
否定したくはない
そして悲しくなるんだ

僕は 悲しむだろうなって
苦しくて痛くて辛いだろうなって
だから 嫌だった

僕は幸せになんてなりたくなかった
変わりたくなかった
何も 欲しくなかった

ячсмитьбю……

!"№;%:?*()_+----------------------------------------------------

230630

自己肯定感なんてものはないが
僕は今までずっとそう生きてきて
僕は僕だったけれど実体がなかったから
僕は僕であるという証拠もなければ
自信なんてあるはずもなかった
肉体が無いから
僕である証明ができなかったから

自分のことが嫌いである自分が好きだった
憂鬱な人生が好きだった
憐れむことが好きだから
センチメンタルが好きだから

それでも自分が嫌いだから
何か 僕が僕であるようにと
僕が僕である証明をしたいと
何か自信が持てる何かが欲しいと
6月は毎日の日々の記録を書くことに決めた

何かをやりたいというのに
何もやらない自分が嫌いだったから
自分自身で何かを決めてやり遂げるということ
そういう何かが欲しかった
自分自身でやったのだという証拠が 確信が欲しかった

それは何でも良かったのだけれど
自分ができることは何だろうかと
どれだけ小さいことだとしても
あまり物事を続けられない僕でもできそうなことを
そうしてこの一か月間、行動することに決めた

自分で決めたことだとしても
何かをこなしているという感覚はあまり変わらなかった
けれどそこに主体があれば
たとえただこなしているだけだとしても
小さな事なら
そして何より自分が嫌になることでなければ
続けることが出来た

何よりそれは嫌なことではなかったこと
自分がやりたくて楽しくて熱中することが出来たこと
そこにかけた熱量や時間、労力が本物であると思えたことだったから
それは確実に自分のものになった
自分自身が大切にできるものになった

自分の輪郭がはっきりして見えたことは
他者に対するリスペクトがより誠実になったこと
私情と外的情報が分離されよりクリアになった
壁ができたから
あとは繕うだけ 綺麗に
情報を認識して理解できるようになれたから
あとは 戦うだけ

いつかの君へ

過去の僕へ向けて
立て 俺は手を貸さない
そうでないとお前の足で立とうとはしないだろ お前は
そうしたら一生誰かに頼って生きていくことしかできなくなるだろ
優しいから助けてくれるけどさ この国はお人好しが多いし
けれど世界はそんなに優しくもないから
神様はそんなに優しくはないから

僕はまた、前に進む
それが何故なのか 理由はない けれど
僕がそうしたかったから
僕が前に進みたくなかったのは
空想の世界に魅せられたから
甘く温い世界に居ていいのだと 誰かに許されたかったから
許されたから 一度
でも僕は この世界には居られなかった
どうしようもないほどに
醜い現実が好きだったから
愚かなで残酷な現実が好きだったから

楽になればいいのに
それは自分で選ぶことが出来るのに
それは命を燃やすことだから 多分
僕は死にたい というか 恐れるものが何もないから
僕はあまりにも現実主義だから
いくら現実が残酷で苦しいものだとしても
僕はそこから目を反らすことが出来ない
もう魅せられているんだ 現実の愚かさに 残酷さに
僕はもう 本当にそれが好きなんだ

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