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ぼくのたいせつ ひとりめ

新しいInstagramアカウント、🎀アル中メンヘラえぬてゃん🎀を作ってから、本当にその名の通りメンヘラばかり起こしていました。

その頃を知っている人なら見たことあるかと思いますが、「お前のせいだから」という文章と共にズタズタの腕の動画を載せたり、夜な夜な川辺を徘徊する動画を載せたり。それはそれはイタいストーリーばかり上げていました。まあ今もそんなには変わってないけど(笑)

それを見かねたのかどうなのかは知りませんが、突然ぼくにめちゃくちゃ長文のDMで渾身のすべらない話をしてくる天才が現れました。絡んだことなかったのに。
ハンギョドンが好きで、独特なイントネーションで喋るその天才の名は、らいちゃん。

渾身のすべらない話は載せるか迷って一旦割愛しますが、
👦🏼「笑いたい時連絡ください」
🙋🏻‍♀️「毎日笑いたいです!」
👦🏼「なら、LINE教えてください^_^」

そんな感じでスマートにぼくの心を掴まれて、たった3ラリーであっさりLINEを渡しました(笑)

面白い話は相談の結果、非公開にしました^_^

それからちょくちょく通話するようになって、そのたびにぼくは涙が出るくらい笑わせてもらって元気になっていきました。ゲラなのもあるけど、毎回、涙出るほど笑わせてくれるのは後にも先にもらいちゃんだけです。それくらいぼくのツボを掴まれました。

ちょうどその頃、ぼくは数年ぶりの昼職をはじめました。
失敗ばかりして周りに笑われて嫌われてしんどい毎日。でも仕事終わりに大号泣しながらかけた電話を必ず出てくれて、最後はちゃんと笑わせてくれた。なんなら仕事前に頑張れってビデオレターもくれた。そのおかげでぼくはすぐ辞めずに頑張れました。今でも大切に保存している宝物です。

そんないつもぼくの味方でいてくれて、笑わせてくれるらいちゃんが初めて弱さを見せてくれた日がありました。急に「俺って必要なん」って聞いてきた日。いつもあんなに楽しい、らいちゃんが消えちゃうんじゃないかって不安になって、"ミュートでいいから電話出て"ってしつこいくらい鬼電しました。やっと出てくれて、ぼくは1人で30分くらい喋り続けました。らいちゃんの大切さと必要さを話せば話すほど、ぼくにとってどれだけ大きな存在なのかということを思い知らされました。

らいちゃんの良いところは誰にでも優しいところ。
らいちゃんの悪いところは誰にでも優しいところ。
それ以上の表現がないのですが、ぼくは苦しくなって連絡を断ちました。それからしばらくして、ぼくは昼職も辞めて元の怠惰な生活に戻りました。今のぼくの生活を知ったら、がっかりされてしまうでしょうか。それとも興味もないでしょうか。

今はもうぽつりぽつりとDMするだけで、通話をすることもなければ深い話をすることもなくなったけど、ただの友達と呼ぶにはもっと深くて、好きぴとも違う。まるで何年も前から仲がいい幼なじみみたいな、お兄ちゃんみたいならいちゃん、

泣くのは悪いことじゃないとか、強くならんくていいとか、弱いぼくを肯定してくれたからそんな弱い自分のことを少しだけ許せて、大切にできるようになりました。
しんどい時期にずっとそばに居てくれてありがとう。
らいちゃんは多分この先もずっとぼくの特別です。

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