見出し画像

感動をする人と好物の話

 今からだいたい二週間前、Twitterで自己紹介ブームが広まった。きっかけはフォロワーさん自身の自己紹介で、それを見ていた別のフォロワーさんも自己紹介して…と伝播していった形になる。
 性格上こういう謎ブームに首を突っ込まない訳にも行かないので、その旨のツイートをしたらブームの本元のフォロワーさんから是非とコメントが付いた。よっしゃやったるか〜とツイート欄を開いて思い当たる自分のことをただただ書きなぐりTLに放流した。以下がその自己紹介のツイートである。

 このツイートの他にもあと十数ツイート分の自己紹介が続いた。長い。時間にして約二時間である。自分でもここまで書けると思わなかった。
 このあとも自己紹介の輪はどんどん広がり、様々な人の自己紹介ツイートを見ては内容で話が広がったりと面白いTLが続いた。
 本元のフォロワーさんにはもちろん、自己紹介にのってくれた方々にも感謝の意を伝えたい。本当に楽しいTLでした。

 先程あげた自己紹介を見ればだいたい分かるのだが、私の自己紹介は半分以上が「好き」で出来ているように見える。自己紹介すると自然に「好きなもの紹介」になる現象が起きているのだ。
 これは自分が好きなものを中心にして生きているからなんだろうなぁと何となく納得がいく。苦手なものや嫌いなもの中心の紹介だったらほんのちょっと話して終わってしまうだろう。それに、好きなものは日々増えるからネタに事欠かさないのだ。

 朝靄が好き。祭りのあとの雰囲気がすき。人のつむじを見るのが好き。ガソリンスタンドの匂いが好き。機械的に冷たく感じる場所が好き。動く景色を眺めるのが好き。先が尖っているものが好き……日常の中のどうでもいいと思ってことが好きだと分かる瞬間も好きだ。

 こんな風に日々好きなものを切り取る瞬間が結構増えてきた。心の中で好きだったなと思い返すのが好きなんだろうなぁと今文章を書きながら理解した。
 これからもきっとあの時の瞬間が好きだったなぁと思いながら、そしてその瞬間にもう一度出会えないかと期待しながら過ごす人生になるんだろうなぁという謎の自信がある。

 とりあえず今年は大学も決まったのでとりあえず好きなものを見つけながら生き抜こうと思う。今年もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?