【備忘録】フリーランス本格稼働一年が経ったので思うこと・考えたこと・やったこと

お久しぶりです。フリーランスで作曲したり編曲したりして生きています、久保田茉由子です。

タイトルの通り、ありがたいことに本格的に今のような状態で稼働して約一年が経ちました。某大手テレビ局の情報番組の改編によるBGMをガシガシやっていたなあと思い返しています。(懐かしい...)普段はこういうふうに文章に残したり記事化するの、気恥ずかしくてやらないタイプなんですが、今年度に向けて気持ちを整理したいなと思ったので書いてみちゃいます。


【思うこと: 〜フリーランス、やっぱり大変】

当たり前ですが大変でした。前職は某人材業界の人材広告営業部門の営業として外回りを毎日こなしていた私は、「まあなんとかなるでしょ〜」と、自分自身をはっきりいって過信していました。過信の柱は主に2つ...

過信していたこと その1:モチベーションの維持

OLの頃はあんなに嫌だった朝会(笑)も、営業チーム内でのチームMTG(笑)も、あれは実はモチベーションの維持のためだったんだなと気がつきました...(遅い)

朝会でのよくある、「この予算達成したら今月何したい?何買いたい?インセンティブいくらくらいになると思う?(エルヴィン・スミス風)」の質問、これはモチベーションを高め、それを空元気でもいいから言語化するという、私にとって外的刺激要因だったのです。

「じゃあこの質問、毎日自分にすればいいじゃん」って思っても、そもそもフリーランスは来月の月収すら未確定。ましてや「とりあえず稼ぐ」という状況。改めてOL時代の自分の贅沢ぶりに感動すら覚えました。それではどうしたかと言うと、私は”自己分析”をしました。(次章へ続く)

過信していたこと その2:自分の性格

実は前職での業務内容は、仕事柄「人材」を扱うこともあってか、査定でも言われていたように、私は自分の性格を以下のような長所があると過信していました。本気で、これがあれば大丈夫だろう!と思っていました。

<長所 ※業務上と性格含む>

・度胸とチャレンジ精神があり、初対面の人や取引先にも臆さない

・細やかな調整能力があり、集中力と忍耐力がある

・他人や物事の機微に富み、観察眼がある。その上で慎重に物事を進めることができる

どれもこれも一見すると良いことのように思えますが、この長所は「営業相手や対人対象が明確で、会社や上司・先輩・同僚に守られていたから」こそ発揮されたもの。細やかな調整能力も、機微に富むところも、これをやりすぎるとただの時間超過になり、全てを1人でこなさなければいけないフリーランスにとっては仇となります。


【考えたこと: 〜じゃあ、どうしたのか】

結論:自己分析しました。

まず、どうすれば自分のモチベーションが上がるのか、どういう状況でモチベーションが上がったのかを整理すると、以下のような結果になりました。

・1人でのびのびと作業出来る環境→モチベーションが50pt.up

・健康であること→モチベーションが50pt.up

・余計な人間関係に煩わされないこと→モチベーションが100pt.up

・良くも悪くも、不安定な状況を楽しめること→モチベーションが100pt.up

1つ目も2つ目も、環境に起因することなんですが、本当に環境って大事ってことですね。(小並感)

3つ目と4つ目は私特有だと思います。OLの頃、よく社内の人間関係を相談されては、無駄な正義感を感じて1人で勝手にブチギレてスタバに行き、フラペチーノの一気飲みをかましたり、1週間に1回、ひどい時には2回も足ツボに行っていたりしました。今思えばお金も時間もすごいかかっていました...。

4つ目は、半分は「開き直り」ですが、安定していたかったら私の場合はそのままOLを続けていたと思います。毎日忙しくて大変だけれど、毎日そこそこの値段のするスーツを着て、そこそこの値段のするランチを外食できて、ってOL特有の安心感からくる余裕で、それはそれで楽しかったんですが、内心は「プロパーで入社した有名大卒の同年代と張り合わなければ」といった見栄もちょっとだけありました。(もちろん仕事自体はすごく楽しかったですよ!)

そもそも、「やっぱり音楽で挑戦したいことがありすぎるからOLを辞めた」という初心に戻ったのです。

【やったこと: 〜自己分析を踏まえて行動へ】

いわゆるモチベーションに頼らず、淡々と毎日仕事をして過ごすためには、そういった自分の「見栄」や「思い込み」を捨てなければと思いましたが、華麗に失敗w見栄でも思い込んでいても捨てる方が面倒だったので、自分のモチベーションになるようなことという観点で考えるようにしました。

実践してみたこと

・毎日をルーティーンワーク化

・興味があったらまず調べる、やってみる

・逆に「やらないこと」の明確化

・月末の1人反省会と決起会

まだまだ実践途中ではありますが、「やらないことの明確化」は反省文のオンパレードになりそうなので割愛します(笑)

一番効果があったのは1つ目と2つ目です。会社に始業時間と終業(就業)時間があるように、自分で「この時間には絶対にMacの電源を入れ、椅子に座っている」という始業状況を作ります。よく、「好きな時に働けて好きな時に休めて〜」とフリーランス起業を促すような、女性をターゲットとしているであろうweb広告を見かけますが、始業時間だけは決めようよ...って思うくらい、効果がありました。(ちなみに好きな時に休めてってのは大いに賛成ですw 週中に休む人が居たって、途中でお昼寝する人が居たって全然いいと思うんですよね。誰かにとっての規則正しいは誰かにとっての不規則なので)

2つ目は、「自分のありたい姿を都度明確化する」という点で役に立ちました。私特有ですが、寄り道や、道に迷ったりが多いので(笑)

気になるプラグインがあったらまず調べてみる、気になっている音色をDEMO版で試せるなら試してみる、気になるニュースがあったら掘り下げてみるなど、やってみると「これは自分にとって最速ルートで、こっちは寄り道になって...」と情報を分別できます。

最後の反省会はやったりやらなかったりですが、やった方がいいかなと思います。今日より明日へ、明日より明後日へと前進していける方が気持ちいいので!


と、つらつら書いてみましたが、個人差もすごくあると思います。私は天才肌じゃないので、どうしても泥臭い方向に行きがちですが(貧乏くさいとも言う)、そうじゃないやり方もあって、そっちが向いてるなら試したいですw

まだまだなんだかんだ稼働1年目!もりもり制作するぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?