xtcblar(ブラー)

女装が得意でゲームが好きで昔の小説に詳しいです。

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記事一覧

固定された記事

初めての女装用品

女装したくなったら衣装買っちゃうよね。わかる。私もそうだった。 だいたい次はウィッグじゃないかな。 で、あと何がいるの?に対するわたしの答え。 最初にいるもの・…

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遮光カーテンと北向きの窓

聖書をときどき読むのである。 福音に興味はなく、ただ知識として読むのだ。 ラザロのくだりが印象的だ。ラザロが病気になる。イエスは「ラザロ死なないよ〜」って言ったのに…

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2週間前
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エロゲ学のメモ

当たり前だがエロゲにもさまざまなジャンルがある。 大きく3つに別れると思うが、抜きゲー/キャラゲー/シナリオゲーである。そして三者は三すくみである。 抜きゲー、シ…

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1か月前
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エロゲ序説

いわゆるPCゲームである。 そういうものがいつからあるのか知らないが、私がそれに出会ったのは20xx年頃、悪い先輩の押し付けによるものだった。涼宮ハルヒの憂鬱やらきす…

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2か月前
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おもしろ哲学「物自体」

わたしたちは物自体を知ることができません。 机自体を知るにはどうすればいいでしょう? 机を叩くと音がしますが、それは波として空気を伝わった机の振動です。机の表面…

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2か月前
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生きにくさ一覧

生きにくいので生きにくさを感じたときにメモしてみました。 ・書いてある通りにココア作るとめっちゃ粉っぽい ・梅干しの甘いヤツの存在 ・チェンソーマンでレゼ編はいら…

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5か月前
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おやすみ

わたしは決して無礼なのではありません。 カレンダーのいかなる数字が増えようとなんとも思ってないだけです。

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5か月前
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12月27日

昔の友達が離婚したって。 わたしは結婚も出産もしょうがなくするものだと思っていたので、その類いの報告を聞けばいちおう嬉しいかどうか確認してからお祝いしていたのを…

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5か月前
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12月17日

noteの下書きはゆうに100を超える。 途中まで書いたもの、最後まで書いたけど見せる気にならなかったもの、書いたことすら忘れていたもの。 昔は今よりもたくさん文章を書…

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6か月前
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10月17日

われわれ(あえてね)にとってストーリー、筋書き、なんてものはどうでもいい。始まって終わりさえすれば十分である。 物語作品に対する考察はインターネットにおいてその…

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8か月前
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たくさんいる友達の話:ホイットマンについて

アメリカの詩がよいのである。日本の詩ほど内向的じゃないし、中国の詩ほどいかめしくもない。 むかし英米文学に傾倒していて、シリトーだのヘミングウェイだのフィッツジ…

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8か月前
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ピアノと世界のつくりかた

鍵盤の美しい並びはすなわち音符の美しい並びを再現していて、両手を広げれば届くたったこれだけの白と黒のどこかに、バッハだってサティだって、わたしも、隠れている。 …

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8か月前
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中秋の名月を見ろとおかんが言ったので見た。

どうでもいいのになんでそんなことにこだわるんだろうと思うけど。 10年くらい前から、にわかに月の様子をニュースで報じるようになった気がする。そういうときは何百年だ…

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8か月前
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サンクチュアリ 真べぇvsケツは何に失敗したのか

これ以上ない成功に湧いたニューヨークチャンネル企画 「サンクチュアリ 真べぇvsケツ」、この大団円に水を差した辻とキムの真意はどこにあるのかを考えた。 つまるとこ…

xtcblar(ブラー)
11か月前
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とんかつカレー入門

生きることがカレーみたいなものだったら、ルーとごはんの配分を間違えると、最後にちょっと楽しくなかったりして。だからといって、配分を考えて美味しくない食べ方をした…

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ぶらーノ頭ノ中「解釈(学)について」

閉じていた目を開くと、自分の向こうに世界があることに誰でも気がつく。 解釈学とは、世界のありかたについての学である。 解釈(学)について、わたしの思うところを書…

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初めての女装用品

女装したくなったら衣装買っちゃうよね。わかる。私もそうだった。 だいたい次はウィッグじゃないかな。 で、あと何がいるの?に対するわたしの答え。 最初にいるもの・衣装……えっちなのは今後でいい。とりあえずスカートと下着一択。長さは好みだ。トップスはユニクロでTシャツ買えばいい。とにかく下半身の心もとないドキドキを味わってほしい。 ・ウィッグ……Amazonで「FESHFEN」を検索して出てくるやつ。 わたしはもうここの以外買えないかもしれない。つむじも抜け毛対策も抜群

遮光カーテンと北向きの窓

聖書をときどき読むのである。 福音に興味はなく、ただ知識として読むのだ。 ラザロのくだりが印象的だ。ラザロが病気になる。イエスは「ラザロ死なないよ〜」って言ったのにラザロは死ぬ。それから4日も経ってイエスに生き返される。それを見てみんなは福音を信じる。バカどもめ。そんな信仰は贖罪と復活を得るための手段じゃないか。出世したくて上司に媚びへつらう無能とどう違うんだろう。 同じ本に、わたしたちは神によって霊を吹き込まれた土くれであると書いてある。そういえばMan is spirit

エロゲ学のメモ

当たり前だがエロゲにもさまざまなジャンルがある。 大きく3つに別れると思うが、抜きゲー/キャラゲー/シナリオゲーである。そして三者は三すくみである。 抜きゲー、シナリオゲーというのは読んで字のごとく表現されるとおりに理解すればよいが、それぞれ三すくみであるために中庸であるものの方が数が多い。 抜き寄りのシナリオゲーやシナリオ寄りの抜きゲーなどというのはいまいち想像が難しいが実際にはたくさんある。それはゲーム自体の性質よりもプレイする人間の性癖が多様であるからだ。 音楽において

エロゲ序説

いわゆるPCゲームである。 そういうものがいつからあるのか知らないが、私がそれに出会ったのは20xx年頃、悪い先輩の押し付けによるものだった。涼宮ハルヒの憂鬱やらきすたといった初期の京都アニメーションが持て囃され、徐々に他人ともアニメの話ができるようになり始めた頃……今では考えられないが、深夜アニメというのは今で言うと「ジュニアアイドル」くらい他言無用のヤバい趣味であった。 そのような社会情勢で「エロゲ」がどのような立ち位置であったかは説明するまでもない。それを先輩はわたし

おもしろ哲学「物自体」

わたしたちは物自体を知ることができません。 机自体を知るにはどうすればいいでしょう? 机を叩くと音がしますが、それは波として空気を伝わった机の振動です。机の表面は滑らかだけど、それは指先が伝える机の凹凸具合であり、押したときの硬さは机の反発力であり、目に映っているのは、机の表面を反射して瞳に届く光でしかありません。 わたしたちは物自体を前にして、それが発するあらゆる情報を感じられるのみであり、情報をこえたところの物自体に至ることは決してできない。というのが「物自体」という

生きにくさ一覧

生きにくいので生きにくさを感じたときにメモしてみました。 ・書いてある通りにココア作るとめっちゃ粉っぽい ・梅干しの甘いヤツの存在 ・チェンソーマンでレゼ編はいらないのに面白いとされている ・梅干しの甘いヤツを作ってる農家を襲撃してすっぱいのに変えさせるテロリスト集団「白干し」の頭領になりたいがそうすると犯罪になる ・わたしより価値のある人が死ぬ ・10年も前からおなかがいたい ・君たちはどう生きるか すずめの戸締りはどう考えてもそれぞれ最高傑作 ・19万円の古臭いエロゲが

おやすみ

わたしは決して無礼なのではありません。 カレンダーのいかなる数字が増えようとなんとも思ってないだけです。

12月27日

昔の友達が離婚したって。 わたしは結婚も出産もしょうがなくするものだと思っていたので、その類いの報告を聞けばいちおう嬉しいかどうか確認してからお祝いしていたのを思い出した。 当時のわたしからすればささやかな気遣いだが、今思うと下手くそだったなと思う。いまは上手になったのでそんなことはしないのだ。 ラインで「やったやん!よかったな」と言うと、「だいたいお悔やみ言ってくるけど絶対そっちよな。」という返事があった。 いぇい。

12月17日

noteの下書きはゆうに100を超える。 途中まで書いたもの、最後まで書いたけど見せる気にならなかったもの、書いたことすら忘れていたもの。 昔は今よりもたくさん文章を書いてたくさんの人に見せていた。まだわたしはふつうだった。 今は昔と違って自分の知識や考えや想像をわざわざ人に読ませてやる優しさがなくなった。漫画や小説を書く人は特に優しいと思う。自分だけで楽しめばいいのに。 ギターを弾くことを人に見せなくなった。本を書くことを人に見せなくなった。絵を描くことを人に見せなくな

10月17日

われわれ(あえてね)にとってストーリー、筋書き、なんてものはどうでもいい。始まって終わりさえすれば十分である。 物語作品に対する考察はインターネットにおいてそのほとんどがストーリー上隠された秘密に対する予想である。 これは文学的な作品の理解からむしろ遠くに位置する。もしあなたがそのような考察をもって作品を理解したと思うならば、その作品は決してあなたの人生になんら影響しない。例え振り返ってみても、「面白かった」「𓏸𓏸がよかった」「泣けた」「怖かった」「主人公が好き」という、キ

たくさんいる友達の話:ホイットマンについて

アメリカの詩がよいのである。日本の詩ほど内向的じゃないし、中国の詩ほどいかめしくもない。 むかし英米文学に傾倒していて、シリトーだのヘミングウェイだのフィッツジェラルドだのシェイクスピアだの……読めばいちいち感銘を受けて頭を抱えていたのをよく覚えている。英語というのはなんて文学的なのだろうとおもって、英語の詩に手をつけたのは21歳くらいだっけ。 アメリカの詩といえば、やっぱりホイットマンだ。有名な「おれにはアメリカの歌声が聴こえる」を紹介しようと思ったが、それよりも印象深い

ピアノと世界のつくりかた

鍵盤の美しい並びはすなわち音符の美しい並びを再現していて、両手を広げれば届くたったこれだけの白と黒のどこかに、バッハだってサティだって、わたしも、隠れている。 じゃん。ちいさな左手を広げて三度と五度。右手は順番に指を動かそう。たらら。 世界は単なる色の配置ではなく、言葉を通してわたしの中に入ってくる記述の連なりなんだって。だったらわたしはわたしをどのように記述すればいいの? どうしてもわからなくて聞きたいんだけど、そのことを教えてくれた友人は、わたしが生まれる頃にはとっく

中秋の名月を見ろとおかんが言ったので見た。

どうでもいいのになんでそんなことにこだわるんだろうと思うけど。 10年くらい前から、にわかに月の様子をニュースで報じるようになった気がする。そういうときは何百年だか何十年に一度、特別な仕方で見えたり見えなかったりするのだそうだ。 むかし学校の知り合いにそういうのが好きな人がいて、約束して比叡山のなるべく広いところでそれを見た。知り合いはとても喜んでいるので、わたしもすごいねと言うんだけど、頭では、この人がほんとうに感動しているのかどうかわかろうともしていた。 ねえ、それが

サンクチュアリ 真べぇvsケツは何に失敗したのか

これ以上ない成功に湧いたニューヨークチャンネル企画 「サンクチュアリ 真べぇvsケツ」、この大団円に水を差した辻とキムの真意はどこにあるのかを考えた。 つまるところニューヨークをはじめとする出演者と辻キムには目的が違うのだ。辻キムは「サンクチュアリ 真べぇvsケツ」というお笑いライブの成功をまったく期待していない。彼らの目的は真べぇという先輩芸人の印象を塗り替えたかったんじゃないかと思う。 ライブの最終的な結論である「真べぇはみんなに愛されている(愛さざるをえない)ちょっ

とんかつカレー入門

生きることがカレーみたいなものだったら、ルーとごはんの配分を間違えると、最後にちょっと楽しくなかったりして。だからといって、配分を考えて美味しくない食べ方をしたくなかったりして。 カレーを食べ終わりたくないから、カレーを食べ進めないのは愚かなことだろうか。生きることにはそういう人が多いと思うけど。 始まることと終わることは同じことのあっちとこっちで、終わることは怖がらなくていい。でも勝手に始まったものなら、できれば自分の手で終わらしてやりたい。 他人の食卓をひっくり返す

ぶらーノ頭ノ中「解釈(学)について」

閉じていた目を開くと、自分の向こうに世界があることに誰でも気がつく。 解釈学とは、世界のありかたについての学である。 解釈(学)について、わたしの思うところを書いてみる。 なるべく、Da sain=現存在とか、世界内存在とか、地平融合とか、そういうわたしもちゃんとわかってない専門用語は使わないようにする。 世界を唯物的にとらえるならば、世界は単なる色の配置だ。あらゆる事物は、定められた(かのような)物理法則によって動くとおりに動く。人の感情や行動ですら、脳や神経の構成要素