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小学校受験を決めたらすること(出来るだけ早い方がよいです)

1.なぜ、小学校受験をするのか?

私は、子どもを私立小に通わせてみて、非常に良かったと思っています。

個人的には、現在、東京の公立小学校は史上最悪の時期に入っているのではないかと考えているからです。

もちろん、公立小学校の中にも問題のない学校もあるし、立派な先生方もいます。ただ、概論的に言えば、団塊世代のベテランの先生方が大量退職し、経験が浅く、倍率の高い採用試験を通過した若い先生方が増えています。年齢が若いこと自体は悪いことではありません。ただ、指導力に乏しい先生方が増えたのは事実です。

親にも問題があります。クレーマー化し、先生に対し敬意を払わず、苦情ばかり言う親が増えています。

公立小学校に6年間通うと、1年間や2年間は「あのクラス、最悪だったなあ」と思うような学年があるのが、今の東京の公立小学校の典型でしょう。

私は「慶應や早稲田の小学校なら高い学費を払う価値はあると思いますが、そういうブランド校でなければ、近所の公立でよいのではないでしょうか」とよく聞かれることがあります。

私の答えは決まっています。「五流でも私立」です、と。

私立の先生にも、もちろん「当たり外れ」はあります。ですが、公立よりはましです。また、公立は3年ごとに校長先生が変わるたびに、学校は「別の学校」になり、現役の先生方もどんどん転勤します。

だから、今は「評判が良い」公立小学校であっても、3年後にどうなるかは全く保証の限りではありません。

それに比べて、私立には校風があります。校長先生も長く続ける先生が多いし、仮に変わっても公立ほど大きく変わることがありません。現場の先生方も、同じような顔ぶれが何十年も続きます。

東大の親は「私立小に通っても、東大への近道にはならない」とよく言いますが、これは子供の成長というものが全く分かっていないと思われます。

最終学歴は大事ですが、子供の成長プロセスこそがもっと重要です。とりわけ、小学校や中学校は子供の人格形成に大きな影響があります。それには、温かく子供たちを育ててくれる小学校の存在が必要です。

まずは、ご自身の目で確かめて判断してください。今は、地元の公立小学校は入学前に見学ができます。そのうえで、私立小学校の学校説明会にも足を運んでください。公立と私立を比べればその違いは一目瞭然です。

経済的に許すのであれば、私立に行かせたいと思う親がほとんどではないでしょうか。

2.志望校を決める

私立に行かせることを決めたら、次は志望校を決める必要があります。

私としては、早稲田実業学校初等部を第一志望に据えることをおお薦めします。早実初等部は、全ての科目(ぺーパー、行動観察、運動、絵画・工作、巧緻性、生活、面接)を含んでいます。

早実初等部をターゲットにして勉強していれば、どんな学校にも対応できます。慶應横浜初等部もその点では似ているのですが、ぺーパーの難易度が全く違います。早実のペーパーの難易度はトップクラスであり、ペーパー校と言われる暁星、白百合と肩を並べるクラスです。

それにくらべて、慶應横浜のペーパーは基礎的な問題が多いため、最初に目指す学校としては適していません。

早実初等部を第一志望に据えたら、あとは慶應幼稚舎、慶應横浜、暁星、白百合、雙葉などどこへでも対応できます。もちろん、難関校を受ける際には多少の対応が必要となりますが。

3.お教室を決める

新年中・新年長の方は、そろそろ小学校受験に向けて、「どのお教室がよいかしら?」「うーん、ジャックの実績はすごいけど、なんだか敷居が高いし・・・スイングはめちゃくちゃ厳しいらしいし・・・」。と悩んでいらっしゃる方もいるかと思います。お教室も決め方について、少しお話したいと思います。

まず、自宅から通える範囲にあって、志望校の合格実績が十分であるお教室を探してください。

お教室の先生は、子どもを有名私立に入れた主婦がパートでやっていることがほとんどです。例えば、ジャックやメリーランドはそうです。

スイングは男の先生がスパルタでやっているようですが、その先生がスイングに就職しているとすれば、恐ろしい話です。小学校受験のお教室に就職している人間なんて、完全なる社会のはずれものですから。

話がそれましたが、基本的にお教室の先生はパート主婦です。そのため、当たり外れがあります。「お給料だけもらって最低限の仕事をすればいいや」と思っている先生もいれば、「パートから正社員になるために一生懸命頑張って合格実績を出したい」という先生もいます。

それは、授業の熱意に明確に表われます。ですから、様々な教室に体験に行ってみて「この人だ!」と思った先生を探してみてください。

4.お教室を決めた後にすること

お教室を決めて、先生を決めたら、その先生を信じて心中するだけです。

基本的には、お教室の予習と復習を徹底的に行います。何回も何回も教材をコピーして繰り返してください。

従いまして、コピー機は必須となります。コピー機は、これが良いかと思います。

コピー機を選ぶポイントの条件は、以下の通りです。

1)無線LANでつながること
2)A3までコピーできること(幼児&低学年はB4が多い)
3)用紙が2段入るものであること(A4とB4が入るように)
4)両面ADF機能がついていること(スキャンもコピーも、両面が自動でコピーされる)

お教室の教材を繰り返し行いましたら、お子様の弱い部分が見えてきます。そうしましたら、「こぐま会 ひとりでとっくん 問題集」でお子様の弱い部分をコピーして、何度も何度も繰り返してください。

「こぐま会 ひとりでとっくん 問題集」はヤフオクやメルカリで前年度に使った方がお安く売っていますので、そちらで全種類を購入されたら良いと思います。

5.願書について

小学校受験は、願書が非常に重要となります。

受験する家庭の教育方針と学校側の教育方針が異なりますと、学校側としては非常に困ります。入学後に学校の方針に文句を言われるのが、学校側は非常に嫌なのです。

そのため、願書の内容が非常に重要になります。特に、慶応義塾幼稚舎、慶応横浜初等部は面接がありませんので、願書の重要性は非常に高いといえます。早稲田実業学校初等部は、願書を主に二次面接で使用するので、うまく質問してくれそうなポイントを作るなどのテクニックが必要になります。

また、早稲田実業学校初等部は考査前に教頭が全ての願書をチェックし、優れた願書を書いている家庭のお子様にチェックを入れ、一次試験で重点的にみるようにします。

そのため、早慶においての願書の重要性は非常に高いのです。

なお、私の方で、以下の通り「願書作成・添削サービス」をご提供しています。

私のnoteに掲載されている合格願書は非常に優れておりますので、それを参考にちょいちょいと直せば、一般の方からは抜きんでることができます。

しかし、幸いなことに私のnoteの売れ行きはかなり良いため、他の方と被るリスクがございます。願書の内容がかぶりますと、学校側も「これは何かを参考にして書いているのではないか?」と疑います。

従いまして、「我が家独自のオリジナル願書、絶対に他人に負けない願書が欲しい」というご家庭は、上記サービスをご利用ください。

6.最後に

小学校受験は、10人に1人しか受かりません。受験するのは幼い子どもですし、試験日の体調などの運の要素も多分にあります。

合格された方は、目一杯喜んでください。

しかし、もし不合格になった方でも落ち込まないでください。小学校受験の勝者が、人生の勝者になれるわけではないのです。それは、社会というものを経験しているお父様、お母様方が一番わかっていることだと思います。

私は、小学校受験の一番良いところは、子どもが一番可愛い時期に、受験を意識することにより様々な体験をするモチベーションとなり、様々な思い出を作れることだと思います。

正直、合格・不合格などあまり気にする必要はないと思います。慶応幼稚舎に合格したとしても、学歴としてはその上に東大、京大がありますし、海外を見れば東大、京大なども世界の地方大学にしかすぎません。

お子様が小さく一番可愛いときに、家族含めて一丸となって頑張った思い出が残る、これが小学校受験の一番良いところだと思います。

合否ばかりを考えるのではなく、キャンプに行ったり、山登りをしたり、願書ネタを作るために家族で様々な思い出を作ることを、全力で楽しんでください。

それが、小学校受験で一番大切なことだとだと思います。







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