忍殺TRPGリプレイ【ユナイテッド・ウィー・スタンド】04
前回のあらすじ:謎の荒野で次々と目覚める、すでに死んだはずの70人のニンジャたち。周囲には不可視の壁が張り巡らされている。身を守り状況を探るために手を組む者。殺戮衝動に駆られ、あるいは敵組織だからと殺し合う者。彼らは何のために蘇らされたのか?カラダニキヲツケテネ!
◆
現在地(判明済):25人登場、4人死亡
ポーンウォーカー&ブラインドフィアー:11→12→13→23
マルファス、ホワイトアックス(死亡):12
グロリファイアー:12→22
プレイグ:63→62
ガードリーダー:13→23(ポーンウォーカー組と合流)
レプティリアン:13→14
デンドロアスピス、ウォンテッド(死亡)、グリーンスピア(死亡):43
ライトニングフィスト:43→53
オーカージェリー:31(籠城)
アースウルフ、グレイヘロン、ホワイトメタル:23→33
トキシンハリテ、ブラインドスポット:45→46
ホワイトボム(死亡)、ルークホイール、オウルベア:16→26
グッドラック、ブラッドリーパー、スモークハンド:42→32
カワイイハンター:42→52
◆
???
D66[54]。2D6[66]=錆びついたオムラ戦車。ハッキングUHに成功すると操作可能、失敗すると爆発し消滅。体力+10とダメージ軽減1を獲得するが、移動も回避もできなくなる。戦車に乗り込んでいる間は、射撃難易度NORMALで4マス先までカトンLV3を発射可能。戦車は累計10ダメージを受けると破壊される。いったん戦車から出ると爆発して消滅する。
そこには、錆びついた戦車があった。キャタピラは動きそうにないが、砲塔や中のUNIXは生きている気配がある。つまりこれは砲台だ。移動こそできなくとも、その強固な装甲は、かなりのダメージを防いでもくれるだろう。極めて強力なこの戦闘兵器を、手に入れるのは……少し難しそうだ。
「ドーモ、パイロリスクです」
◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#33
【パイロリスク】
ザイバツのニンジャ。階級はアプレンティス。カトン・ジツの使い手でサイバネアイを持つ。アケイライは彼のメンターであった。
◆殺◆
◆パイロリスク(種別:ニンジャ)
カラテ 5 体力 6
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 6 脚力 3/N
ジツ 2 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 5/ 6/ 6/ 6
回避/精密/側転/発動 6/ 6/ 6/ 8
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶サイバネアイLV1:ワザマエ判定ダイス+2
◆防寒具:体力+1
◇ジツやスキル
☆カトン・ジツLv2
○生い立ち:放火魔
◉交渉:煽り
能力値合計:21
「ドーモ、ナイトプロウラーです」
◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#40
【ナイトプロウラー】
野良ニンジャ。強力なカラテミサイルの使い手。脚部にサイバネを装備しており、常人の三倍近い脚力でネオサイタマの夜を徘徊する。己の利益しか考えない、典型的な邪悪ニンジャである。
◆殺◆
◆ナイトプロウラー(種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 6
ニューロン 4 精神力 4
ワザマエ 5 脚力 4/N
ジツ 3 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 6/ 5/ 4/ 4
回避/精密/側転/発動 7/ 5/ 5/ 7
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶ヒキャク:脚力+1、回避ダイス+1
◆オーガニックスシ:体力3回復(使い切り)
◇ジツやスキル
☆カラテミサイルLV3:連射4、マルチターゲット
能力値合計:21
二人のニンジャはアイサツを交わした。「俺はザイバツ・シャドーギルドの者だ。お前は」「ザイバツ?知らんな。俺はどこの組織にも所属していない。自由だ。ジゴクにもザイバツとやらがあるのか?」ナイトプロウラーは嘲笑った。パイロリスクは額に脂汗をにじませる。なかなかの手練れ。
実力伯仲、と言いたいが、相手のカラテがやや勝る。ジツを隠し持っている可能性もある。パイロリスクは交渉を持ちかけた。「手を組まないか?」「ほう?」「ここで俺たちが戦えば、互いにただでは済まないはず。周囲には不穏なアトモスフィアもあり、ニンジャの気配もある。手を組めばいい」
「なるほど。この戦車はどうする」「砲台は動きそうだが、ハッキングをしなければ使えないだろうな。俺は……生体LAN端子もないし、自信はない。お前は」「俺もだな。となると、ここに仲間になりそうなハッカーが通りかかるのを待つことになるが」ナイトプロウラーは苦笑する。前と同じだ。
「ああ。敵対的なやつが来たら、俺とお前で排除すればいい。シンプルだろう?」「よかろう」そういうことになった。二人のニンジャは戦車の周囲に潜み、付近を警戒する。「名簿を確認したが、ザイバツのニンジャはここにもいる。手を組めればありがたい」「そいつらとも殺し合いになるかもな」
???
D66[52]。2D6[45]=墜落輸送機内に置かれたUNIXロック付きカーゴ。ハッキング判定HARDに成功すると万札10を獲得。失敗すると爆発して回避不能の1ダメージ。カワイイハンターがいる。13D6[5351366311344]成功。この場でカネはあまり役に立たないので、機密データとして地図を入手する。
「カワイイ、カワイイ、LAN端子ィー……ン?」北から移動してきたカワイイハンターは、墜落した輸送機を発見した。黒煙を噴いているが、なにかカワイイ予感がする。接近し、注意深く中を覗くと、魅力的なLAN端子穴がいくつもある!「ウフフフフ!」彼女は性的興奮を覚え、躊躇わずLAN直結!
キャバァーン!UNIXの中をハッキングしてまさぐると、なんらかの機密データを吐き出した。「ンッ」カワイイハンターは軽く達し、データを吟味する。どうやら、この周囲の地理情報のようだ。「6×6kmの正方形ねえ。広いような、狭いような」地形などは表示されないが、現在地はわかった。
参加者名簿も確認はしたが、知り合いはいない。ここがどこで、なぜ自分たちがいるのかは、さっぱり不明。UNIXにもデータはない。「じゃあ、いつもどおりね。生体LAN端子を持ってるやつを探し出して、ファックしちゃいましょ!」カワイイハンターの行動原理はシンプルだ。それだけが満足感。
ニューロン判定、難易度HARD。13D6[3221646154152]成功。危険そうなアトモスフィアを察知する。
「えーと、ここが52。ちょっと南寄りね」地図をサイバーサングラスに表示し、周囲を見回す。単独行動ゆえ敵対的存在に襲われれば危険だが、危なくなれば逃げればいい。彼女のニンジャ第六感は、南と西に危険なアトモスフィアを感知した。ならば、東だ。「……じゃ、こっちに行きましょ」
52→53に移動。ライトニングフィストが逃げてきている。デンドロアスピスが追ってくるかも知れない。
???
D66[42]、今は誰もいない。[25]、誰かいる。2D6[44]=バンブー林。カトン以外の射撃に対して回避難易度-1。かつUNIXロック付きのレアトレジャーがあり、ハッキングHARDに成功すると入手できる。
「……ファック?」彼は身を起こし、周囲を見回した。バンブーの林だ。誰もいない。バイオパンダがいるかはわからないが、電子ロックつきのトレジャーボックスが落ちている。「ヒャハハハ!ツイてるぜ!」彼には生体LAN端子があり、ハッキングはお手の物だ。彼の名は、コロンバイン。
◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#45
【コロンバイン】
ナード学生ヨドムラ・オダマキに邪悪なニンジャソウルが憑依。それでも弱かったので重サイバネ化した。女と薬物と殺戮とロックしか頭になく、己に指図する者は容赦なく殺す。なおコロンバインとはオダマキの英名である。
◆殺◆
◆コロンバイン(種別:ニンジャ/重サイバネ)
カラテ 2 体力 5
ニューロン 6 精神力 5
ワザマエ 4 脚力 3/N
ジツ 1 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 4/ 5/ 7/ 8
回避/精密/側転/発動 9/ 5/ 5/ 7
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶生体LAN端子LV1:ニューロン判定ダイス+2、イニシアチブ+1
▶︎▶︎テッコLV2:カラテ判定ダイスと回避ダイス+2
▷内蔵型火炎放射器:カトン・ジツLv1(1発限り)
▶クロームハートLV1:体力と精神力+1
▶︎ヒキャクLV1:脚力と回避ダイス+1
◉重サイバネ化:体力+2、●脆弱性:電磁(1)
◆過剰サイバネ(6個):精神力-2
◆サイバーサングラス:射撃ダイス+1
◇ジツやスキル
☆パンダ・エンハンスメント・ジツ:パンダを強化する
能力値合計:14
8D6[51156414]成功。2D6[31]=4:背負式ジェットパック。脚力+2、常時ナナメ移動可能、地割れも通過可能。脚力が5になる。
スココココ……キャバァーン!難なくハッキングに成功し箱を開けると、軍用と思われる背負式ジェットパック一式が入っていた。「ウヒョ!いいじゃん!イカスぜ!」コロンバインは大喜びし、さっそく装備してみる。少し重いが、ニンジャで重サイバネの自分にはどうということはない。「よし」
斜めを含め8方向に移動可能。1D6で奇数なら斜め、偶数なら東西南北へまっすぐに移動。[5]斜め。5-6が出たら振り直しとし、1-4で時計回りに方向を決める。[2]南東。36へ移動する。
シュゴウン……!コロンバインは新しいおもちゃを試したくなり、適当な方向へ飛び立った。そこに何があるのか、誰がいるのか。彼は気にしない。彼は自由だ!邪魔者は殺す!「ヒャッホーウ!」
???
D66[66]。2D6[42]=平地。UNIXロック付きカーゴがあり、ハッキング判定HARDに成功すればレアトレジャー。
「ふん、ここがジゴクか。大したところじゃあねえな」初老の男が鼻を鳴らし、周囲を見回す。自分が天国へ行けるはずもない。彼の名は、タロイチ・レンゴク。ニンジャとしての名はジェムボーグ。
◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#123
【ジェムボーグ】
本名タロイチ・レンゴク。ヘルレンゴク・ヤクザクランのオヤブンであり、地下闘技場や地下賭博場などの経営によって一代で莫大な富を築き上げた。度重なる肉体改造とドーピングで相当なカラテを身に着けたが、すでに肉体はボロボロである。
◆殺◆
◆ジェムボーグ(種別:ニンジャ/重サイバネ)
カラテ 12 体力 17
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 8 脚力 7/N
ジツ 3 万札 30
攻撃/射撃/機先/電脳 13/10/ 7/ 8
回避/精密/側転/発動 14/10/10/ 9
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶︎テッコLV1:カラテ判定ダイスと回避ダイス+1
▶ヒキャクLV1:脚力と回避ダイス+1
▶サイバネアイLV1:ワザマエ判定ダイス+2
▶生体LAN端子LV1:ニューロン判定ダイス+2、イニシアチブ+1
▶︎▶クロームハートLV2:体力と精神力+2
◉重サイバネ化:体力+2、精神力-2、●脆弱性:電磁(1)
◇ジツやスキル
☆ムテキ・アティチュードLV3:使用するとダメージ軽減2、即死耐性
☆◉瞬時の解除
●連続攻撃2、連射2
◉◉タツジン:ジュージツ
近接攻撃回避判定難易度-1(素手・スリケン装備時のみ)
●ワザ:マウントタックル 出目66で発生、痛打+1、回避難易度HARD
マウントをとった敵に対する残り連続攻撃は回避不能(殺伐発生せず)
●ワザ:フランケンシュタイナー 出目666で発生、殺伐出目2(頭部痛打)
回避難易度HARD マウント状態に入る
●ワザ:受け流し 回避判定に出目66を含み迎撃を発生させた場合、
1ダメージの代わりに回避不能の回避ダイスダメージ2を与える
能力値合計:32
8D6[42424161]成功、2D6[66]=12:***ヌンチャク・オブ・デストラクション***(素手扱い、ダメージ3、肉体破壊[連続攻撃+1、出目55で殺伐発生]、カウンターカラテダメージ2)。これはマップ上に一つしか存在できない。2個目が出たら振り直し。
近くに落ちていた電子ロック付きカーゴをハッキングして開けると、黒檀でできた異様なヌンチャクが入っていた。生前胸に入れていた黒い宝石「アティギ」と似た、しかし、よりパワーを感じる武器だ。「ツイてるじゃあねえか」だが、これを振るうべき相手はどこに。……やがて、別の人影。
「ドーモ、ウルリックです」
◆ウルリック(種別:ニンジャ/ABBM)
カラテ 8 体力 8
ニューロン 8 精神力 10
ワザマエ 7 脚力 4/UH
ジツ 3 万札 0
攻撃/射撃/機先/電脳 8/ 7/ 8/ 8
回避/精密/側転/発動 8/ 7/ 7/11
即応ダイス:3 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
◆巨大カマ(チェーンソー):ダメージ2
攻撃難易度HARD、連続側転難易度+2、集中&出目65で殺伐発生
一種のジツ生成物であり、ヘンゲ中も使用可能
◆トロ粉末:精神力2回復(使い切り)
◇ジツやスキル
☆ヘンゲヨーカイ・ジツ:カラテ+3、脚力+2(3ターン)
●連続攻撃2、連射2、時間差、マルチターゲット
◉不屈の精神&暗黒の聖戦:精神力+2
○生い立ち:ABBM
能力値合計:29
二人のニンジャはアイサツを交わした。ともに邪悪、ともに手練れ。特にジェムボーグは全身をサイバネ化しており、相当なカラテだ。だが彼はヤクザ・オヤブンでもある。ウルリックと名乗ったニンジャの様子を見て、その本性を見極める。「俺様と手を組もうじゃねェか、ウルリック=サン」
ジェムボーグは鷹揚に笑い、両腕を広げた。「テメエはABBMだろ。俺様もブッダなんざ信じちゃいねェヤクザ者だ。ここはジゴク。現世と同じだ。ブッダがいたら一緒にブッ殺そうぜ!」だがウルリックは牙をむいて睨む。「GRRR……ブッダに遭えば殺し、アンセスターに遭えば殺し……そして!」
ウルリックは両手を広げ、カマを振り上げた。「ヤクザに遭えばヤクザを殺す!ヘンゲヨーカイ・ジツ!」彼の肉体が膨張し、筋肉に覆われた。頭は角のある猪のよう。まるで悪魔だ。カマは死神の振るう大鎌めいて大きくなった。「チッ、狂人め!それならテメエを殺してやらァ!」
ジェムボーグは黒檀のヌンチャクを構えた。大気に闇のカラテが満ちる!一触即発アトモスフィア!
戦闘開始:1ターン目
イニシアチブ(一騎打ち):ウルリック/UR(8)→ジェムボーグ/JB(7)→UR&JB(4)
闇のカラテが満ちている!最初からハードモードだ!
URはカラテ11で連続攻撃2、[35554][346636]3成功2発、1発はナムアミダブツ!出目[5]両腕破壊!回避難易度HARD→NORMAL、UH2→UH。JBはムテキを持つが、大鎌は基本ダメージ2で殺伐は痛打+1により貫通する。回避ダイス14のうち8で回避![244][45163]ギリギリ回避、残り回避ダイス6。
JBは連続側転&連続攻撃3、[2264344224][3133][1645][15444]2成功&1成功。URはヘンゲにより回避ダイス11。[165][335]回避。
「アアダブ!」悪魔めいた姿のウルリックが大鎌で斬りかかる!「い、イヤーッ!」ジェムボーグはジュー・ジツの技術によりギリギリ回避!かなり危険な敵だ!「イイヤーッ!」ジェムボーグは連続側転で懐に飛び込みヌンチャクを振り回す!「ダミアムナ!」ガキィン!ウルリックは大鎌で弾く!
URは集中&連続攻撃2、[53643][355146]3成功&殺伐、4成功&殺伐。出目[64]即死&脚部破壊!回避難易度NORMAL。JBは[216][455]回避!
JBは撤退を選択、連続側転&スリケン。[6512133351][54263][45155]2発成功。URは[661][214]回避。
「アアダブーッ!」凄まじい勢いで大鎌が振り下ろされる!当たれば即死!「い、イヤーッ!」ジェムボーグはかろうじて回避!「チッ、ここは撤退させてもらうぜ!イヤーッ!」ジェムボーグは状況判断し、ウルリックから飛び離れてスリケン投擲!「ダミアムナ!」ウルリックは大鎌で弾き落とす!
JBの脚力は7もあり、連続側転で14マス飛び離れる。対するURは脚力が6になっているが、連続側転難易度はUHだ。JBが連続側転に成功する限り追いつけない!JBは別のマスへ撤退成功。URの残り精神力9。
戦闘終了
ジェムボーグは連続側転を繰り返し、漂う霧の彼方へ去っていった。ウルリックはそちらへ駆け寄るが、見失った。「チッ……!」ヘンゲを解除し、周囲を見回す。
66から北の56か、西の65か。1D6を振って奇数なら前者、偶数なら後者。JBは[6]=西/65、URは[5]=北/56。追っては来ない。
「アアダブ……!」ウルリックはよだれを垂らしながら、気配をうかがう。ジェムボーグを追うか。どのみち、ここはジゴク。出遭った者はブッダだろうとニンジャだろうと皆殺しだ。ウルリックは獲物を求める狼のごとく、霧の中を闇雲に突き進む。
???
D66[43]、デンドロアスピス。
「フシューッ……!」二人目のニンジャを殺したデンドロアスピスは、ザンシンして周囲を見回す。もうひとりは逃げたようだ。高ぶるアドレナリンを抑えきれず、残虐な笑いがこぼれる。「ジゴクのオニの殺し合いだ……!」
1D6で東西南北、5-6が出れば振り直し。[5]振り直し、[3]=南。53へ向かいライトニングフィストを追う。
もうひとりを追い詰めて殺すべく、デンドロアスピスはコブラめいてにおいを嗅ぎ、ニンジャ存在感の跡をつける。「皆殺しだ!」
位置53、2D6[14]=平地、コモントレジャー。2D6[44]=8:カタナ。
一方、少し前。「なんなんだ、ここは……?」カタナを拾ったニンジャ、レッドノーズは困惑している。自分は確か、死んだはず。
◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#153
【レッドノーズ】
トナカイ・ニンジャクランのグレーターニンジャソウル憑依者。ニコラオスとは何らかの因縁があったらしい。ヘンゲヨーカイ・ジツによって悪魔じみた姿となる。
◆殺◆
◆レッドノーズ(種別:ニンジャ)
カラテ 4 体力 4
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 4 脚力 2/N
ジツ 2 万札 5
攻撃/射撃/機先/電脳 4/4/3/5
回避/精密/側転/発動 4/4/4/4
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶生体LAN端子LV1:ニューロン判定ダイス+2、イニシアチブ+1
◆カタナ
◇ジツやスキル
☆ヘンゲヨーカイ・ジツLV2:カラテ+3&脚力+2(2ターン)
能力値合計:14
周囲に人影はないが、やや遠くに複数のニンジャアトモスフィアがある。あたりは荒涼としていて、まさにジゴクだ。「クソ……どこかにオニでもいるってのか」ここでじっとしていても仕方ない。彼は移動を開始した。
1D6[1]=東。54へ。パイロリスクとナイトプロウラーが戦車を守っている。
彼がこの場を去ると、入れ替わるようにもうひとりのニンジャが駆け込んで来た。ライトニングフィストだ。「フーッ、どうやら撒けたかよ」
デンドロアスピスが二人のニンジャを殺している間に、彼はここに逃げ込んだのだ。ぼやぼやしてもいられない。やつが後を追って来るだろうし、他に危険な存在がいるだろう。自分ひとりでは勝てなくとも、仲間を集めて戦えば。あのシックスゲイツには三人がかりでも勝てなかったが……。
1D6で北以外の三方向。1-2で東、3-4で南、5-6で西。[6]=西、52。東へ移動するカワイイハンターと出くわす。幸いにもノーサイバネだ。
ライトニングフィストが駆け出そうとすると、異様な重サイバネの女ニンジャに遭遇した。「ンー?ドーモ、カワイイハンターです」
「ど、ドーモ、ライトニングフィストです」「あんたもノーサイバネ?生体LAN端子もない野蛮人に用はないわ。じゃあね」「ちょ、ちょっと待ってくれ!」ライトニングフィストは慌てて呼び止めた。「あ、あんた、そこそこ強そうだな。俺と手を組もうぜ」「やーよ。アタマに穴開けてからおいで」
どうする。デンドロアスピスは追ってくるか。せっかく出会えたこの相手に、勝手についていくか。「じゃ、じゃあ、俺もそっちへいくぜ」「勝手にしなさい」カワイイハンターはサイバネ触手をうぞうぞ動かしながら駆けていく。ライトニングフィストは彼女を追う。これはサイオー・ホースか。
カワイイハンター、ライトニングフィストも54へ。パイロリスクとナイトプロウラーが戦車を守っており、レッドノーズも来ている。かなりの戦力だ。
???
D66[66]、今は誰もいない。[12]=マルファス。
「ファハハハーーッ!」ZZ!ZZ!ZZ!ZZZT!「アババババーッ!サヨナラ!」KABOOOM!ホワイトアックスはなすすべなく爆発四散!ナムアミダブツ!「ウフハハ!ハルファス=サンがいないということは、まだ死んでおらんな!ジゴクから迎えに行ってくれよう!」彼は狂っている!
1D6で三方向決定。1-2で東、3-4で南、5-6で西。[3]=南、22へ。グロリファイアーが移動しており、すでに誰かいる。
マルファスはニンジャソウルの動きを察知し、追跡を開始した。「どいつもこいつも皆殺しだ!」
2D6[21]=平地、コモントレジャー。2D6[14]=5:オムラ・アサルトライフル。
一方、少し前。荒野で二人のニンジャが対峙していた。
「ドーモ、ミラーパーソンです」
◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#120
【ミラーパーソン】
もとは伝説的なモノマネ芸人で、相手の行動やワザを完全にコピーする。現在はブラインドスポットを完全にコピーしており、姿かたちもまるで双子のようだ。
◆殺◆
◆ミラーパーソン(種別:ニンジャ)
カラテ 5 体力 5
ニューロン 7 精神力 7
ワザマエ 8 脚力 4/H
ジツ 0 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 5/ 8/ 7/ 7
回避/精密/側転/発動 8/ 8/ 8/ 0
即応ダイス:3 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
◆ナックルダスター(アサシンダガー扱い):側転難易度+1
●戦闘スタイル:フェイント
イニシアチブ値が自分より低い敵を「崩れ状態」とみなし、
カラテ・ワザマエどちらで攻撃判定してもよい 殺伐・ナムアミダブツは通常発生
●戦闘スタイル:精密攻撃 ワザマエで攻撃判定、痛打なし
出目666で殺伐、6666でナムアミダブツ
◆オムラ・アサルトライフル:連射2
◇ジツやスキル
●連射2
◉暗殺者の眼:崩れ状態の敵に近接攻撃を行う時、痛打+1
能力値合計:20
「ドーモ、サンダークロスです」
◆サンダークロス(種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 9
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 3 脚力 3/H
ジツ 0 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 9/ 6/ 6/ 6
回避/精密/側転/発動 6/ 6/ 3/ 0
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
◆バイオトナカイ(ビークル):轢殺攻撃2、回避難易度-1
◇ジツやスキル
◉ニンジャソウルの闇(3):体力及び攻撃・射撃・ジツ発動判定ダイス+3
☆◉ダークカラテ・エンハンスメント:近接攻撃とスリケンに無属性ダメージ+1
能力値合計:15
サンダークロスは、バイオトナカイに乗ってミラーパーソンを睥睨している。「俺はこの世の王だ。ドゲザしろ」「断る。だいたい、ここはアノヨ、ジゴクだと思うが」ミラーパーソンは肩をすくめた。ブラインドスポットと仕草も思考もそっくりだ。「ならば、俺はジゴクの王ということになるな」
サンダークロスは真顔で答えた。「話にならんな。勝手にしろ」「それより、今トレジャーボックスから手に入れたものはなんだ」「アサルトライフルだが」「寄越せ」「いやだ」ミラーパーソンは飄々と答え、敵意も銃口も向けない。ブラインドスポットは暗殺者で、無軌道なヨタモノではない。
移動。1D6で東西南北、[4]=北。グロリファイアーと出くわす。
押し問答しながら歩くうちに、誰かが奥から駆け込んできた。「フーッ、なんだあいつは……アブナイやつだ」オメーンで顔を覆った黒ずくめのニンジャだ。彼の名は、グロリファイアー。
「ドーモ、ミラーパーソンです」「サンダークロスです」二人はアイサツを繰り出す。「ど、ドーモ、グロリファイアーです。あっちはアブナイぞ。磁気嵐が降り注いで来るし、危険なニンジャがいる!」「ほう。じゃあ、逆方向へ逃げるか」「ああ、同行させてくれ。大勢いた方が心強い」
グロリファイアーは二人と合流し、逃げてきた方向と逆を指差す。「そいつは、何ていうんだ」「マルファスだ。重サイバネで、完全に狂っている。さっき別のニンジャに襲いかかって殺したのを見た」「そりゃヤバイなァ」ミラーパーソンは足を早め、サンダークロスはバイオトナカイで先へ進む。
「ふん、俺様の従者が増えたわけだ」「誰が従者だって?サンタクロース=サンよ」「サンダークロスだ!無礼者め!」「はいはい」こうして、奇妙な三人連れとなった。
三人は22→32へ移動。グッドラック、ブラッドリーパー、スモークハンドらがいる。マルファスはその後から22へ移動。数は多いがサンシタ揃いなのでマルファス相手では厳しいかもだ。隣の33には強力なチームがいるが。
◆
現在地(判明済):33人登場、4人死亡 残り66人
ポーンウォーカー&ブラインドフィアー:11→12→13→23
マルファス:12→22
ホワイトアックス(死亡):12
グロリファイアー:12→22→32(ミラーパーソンらと合流)
プレイグ:63→62
ガードリーダー:13→23(ポーンウォーカー組と合流)
レプティリアン:13→14
デンドロアスピス:43→53
ウォンテッド(死亡)、グリーンスピア(死亡):43
ライトニングフィスト:43→53→54(カワイイハンターと合流)
オーカージェリー:31(籠城)
アースウルフ、グレイヘロン、ホワイトメタル:23→33
トキシンハリテ、ブラインドスポット:45→46
ホワイトボム(死亡):16
ルークホイール、オウルベア:16→26
グッドラック、ブラッドリーパー、スモークハンド:42→32
カワイイハンター:42→52→53→54(ライトニングフィストと合流)
パイロリスク&ナイトプロウラー:54(戦車、未起動)
コロンバイン:25→36(斜め移動可)
ジェムボーグ:66→65(黒檀ヌンチャクを装備)
ウルリック:66→56
レッドノーズ:53→54
ミラーパーソン&サンダークロス:22→32(グロリファイアーと合流)
【続く】
◆
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