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忍殺TRPGリプレイ【テクノ・シンドローム】02

 前回のあらすじ:突如トコロザワ・ピラーに現れたニンジャスレイヤー!凄まじいカラテで居並ぶニンジャを殺戮し、トレーニンググラウンドを爆破し、戦闘兵器モータードクロを破壊!ダークニンジャが立ちはだかるも、傷を負うこともなく撃破してしまった!ソウカイ・シンジケートの危機だ!

「イヤーッ!」遙か下でもがくダークニンジャへ、燃えるスリケンが投擲された!重油の引火点は70度から200度!可燃性ガスも充満しており危険だ!KABOOOOOOOOOOOM!KRATTTOOOOOOOOM!ZGTTOOOOOOOM!

 ダークニンジャは……死んだか。確かめている余裕もない。少なくとも、しばらくは立ち上がれまい。ならば!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは燃え盛る炎と黒煙を背にトコロザワ・ピラーを駆け登る!

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ニンジャスレイヤー:無傷。精神力5とアドレナリン・ブーストを消費。

「ドーモ、ミッドナイト・オイランニュースの時間です」蛍光グリーンの刺激的な髪を持つオイランリポーターが、競泳ボディスーツめいたPVCコスチュームを着て姿を現す。目元はクールなサイバーサングラスに隠され、液晶面には提供各社の社名とスローガンが赤いLEDとなって右から左へ流れる。

 広大な3Dスタジオには、2つの椅子。リポーターがその前に奥ゆかしく正座してドゲザすると、極小の01が多数現れて、螺旋を巻き始めた。左の椅子のところに出現した01の群れは、次第に白いアルマーニを着た男を形作る。「ドーモ、ラオモト=カンです!」

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 右の椅子には、紫色の上等な法衣を着て金縁サイバーサングラスをかけたボンズが出現した。「ドーモ、カスミガセキ教区のアークボンズ、タダオです」彼は自らのジンジャ・カテドラル内にあるスタジオのグリーンスクリーン前にいる。そして実際のラオモトもトコロザワ・ピラーにいるのだ。

???

 ダークニンジャが飛び出して来た穴から重油ピットを脱出し、ニンジャスレイヤーは階段を駆け登る。到達したのは広大なセレモニールームだ。誰もいないが、壁のディスプレイから欺瞞的なミッドナイト・オイランニュースが垂れ流されている。ここからどう進み、天守閣に到達するか。

ニューロン判定、難易度H。10D6[2154465126]成功。

 その時、不思議な感覚が彼のニューロンを引っ張った。誰か呼んでいる?だが何処から?ニンジャスレイヤーはセレモニーホール内を見渡す。そして西側の壁の高い所に掲げられたショドーに視線を注ぐ。「イヤーッ!」

連続側転、12D6[615112662254]成功。カラテ判定H、17D6[14356533311251424]成功。

 壁に並ぶ大型ディスプレイの端を足場代わりに使って跳躍し、「成せば成る」と縦書きされた大型ショドーを切り裂く。キンコめいた漆塗りのシークレット鋼鉄扉が姿を現した。「イヤーッ!」ニンジャ筋力で四個のバルブを強引に破壊し、内部へと潜入。その先は、細く上品な木製の廊下だ。

 カチグミ料亭を思わせる空間。キィ、キィとヒノキ材の床が軋み、その音が暗闇に吸い込まれてゆく。天井の電子ボンボリが柔らかい桜色の光を放っていた。左右にはショウジ戸やフスマが並んでいる。奥行きはどれだけあるのか解らない。イタマエやオイランが待機するスペースか。

 不意に前方のフスマが開き、顔に包帯を巻いた女が現れた。服装からしてオイランではない。ニンジャアトモスフィアを感じるが、敵意は感じない。彼女はニンジャスレイヤーと対峙し、平然とアイサツした。

「ドーモ、ライトウォッチャーです」

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「……ドーモ、ニンジャスレイヤーです」アイサツを返す。「オヌシが、私を呼んだのか」「ホホホ……実際そうです。私は電脳部門所属ですが、ブラックさに耐えかね、助けを求めていたのです」ライトウォッチャーは不自然に笑い、ペコペコとオジギする。何か、違和感がある。「スシはどうです」

「いらぬ」「トロ粉末もありますよ」「……貰おう。しかし……」ニンジャスレイヤーは、センコめいた眼で相手を見据える。カラテは低い。だが、この落ち着きようはなんだ。ニンジャスレイヤーを恐れぬとは。

ニューロン+ジツ判定、難易度UH。13D6[5515465554154]成功。トロ粉末を吸引し、精神力2回復。残り精神力14。

 ……ニンジャスレイヤーは、眉根を寄せた。まさか。「……オヌシ、何者かに取り憑かれているな」「……ええ、ニンジャソウルに」「私には心当たりがある。他者に取り憑いて操り、そのような笑い方をする、ニンジャにな」ライトウォッチャーは微笑んだ。「気の所為でしょう。ご案内しますよ」

 どうする。この場で首を刎ねるか。だが……情報は必要。「ここは何だ」「見ての通り、イタマエやオイランが詰めています」「電脳部門は」「私が密かに電子ウイルスを流してあり、対応中です。混乱していることでしょうね」「この先に何がある」「天守閣へ続く道があります。電算室も上に」

 ライトウォッチャーは、無防備に背中を向けながら、無人の廊下を足早に進む。イタマエやオイランたちは警報に恐れをなし、フスマの奥に隠れて出てこない。「待て!」フスマの一つが開き、幼い少年が立ちはだかった。グレーがかったコケシ・ヘアー、群青色の瞳。トチノキよりは年上だ。

「ドーモ、ラオモト・チバです」

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「ドーモ、ライトウォッチャーです」「……ニンジャスレイヤーです」ニンジャではないが、アイサツを返す。「こんな場所まで潜り込んでいたか。貴様、ザイバツの手先か?」「ホホホ!」ライトウォッチャーは嘲笑う。「ニンジャスレイヤー=サンの味方になったんです!ソウカイヤは終わりです」

 チバは懐のカスタム・チャカガンを抜き、コマンド・グンバイを構えた。「ぼくはラオモト・カンの息子だ。ここを守らねばならぬ」その身体は震えている。ラオモトの息子で、ニンジャに慣れているとはいえ、ニンジャスレイヤーの前にモータルが立ちはだかるのは極めて危険、無謀な行為!

「……やめておけ。私はニンジャを殺す者だ。仇敵の息子とはいえ、モータルは滅多に殺さぬ。オヌシが子供部屋で寝ているうちに、ラオモト・カンは死んでいるだろう」ニンジャスレイヤーは進み出る。「フジオは……ダークニンジャ=サンは、どうした」「すでに倒した」「そうか」

「問答は結構。あなたの身柄はこの先必要になります。イヤーッ!」ライトウォッチャーはチバへチョップを繰り出した!

戦闘開始

6D6[111151]7D6[1455313]回避&迎撃!LWは9D6[244646261]回避。チバはニューロン判定、8D6[64264163]成功。

「イヤーッ!」チバは冷静に見切り、コマンド・グンバイで殴り返す!「おっと!」ライトウォッチャーは難なく避けた。「ホホホ、手強い!私カラテは弱いもので」「貴様はライトウォッチャー=サンではあるまい。ウォーロック=サン」チバは断言した。「ジゴクから舞い戻ったか」「ホホホ!」

 ナムサン……ダークニンジャに殺されたはずのウォーロックは、生きていたのだ。否、コトダマに慣れた彼にとって、肉体の死は破滅ではない。ザイバツから提供された知識やレリックにより、彼はコトダマ存在として残り、フドウノリウツリ・ジツによってライトウォッチャーを乗っ取ったのだ!

 彼女はザイバツニンジャに襲撃され、重傷を負って入院していた。ウォーロックがザイバツと結んでいたというのなら、代わりの肉体として提供された、といったところか。おそらく、彼女の自我は……「許さんぞ。その肉体から出て、もとの肉体に戻れ!」「ホホホ!死体にですか?イヤだ!」

 ウォーロックは両腕を広げる。「そこそこ手練れのニンジャの肉体が手に入ったのは良かった。普通はモータルかサンシタにしか憑依できませんからね。さて、チバ=サンには人質になってもらいますよ。シックスゲイツも通してくれるでしょう。ああ、私が肉体を奪い取ってもいいですね……」

NSはLWへ…ウォーロックへ連続攻撃4。[44334][63343][66643][2355]2成功、2成功、3成功&ナムアミダブツ[3]急所破壊、2成功&殺伐[6]即死。ウォーロックは[33][34][461][61]2発命中、3+4=7ダメージ。体力-1になり昏倒。

「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはウォーロックへカラテを繰り出す!狙うは心臓!「アバーッ!」ウォーロックは辛うじて躱すが、みぞおちを殴られて吐血昏倒!「カイシャクする」チバはチャカ・ガンを彼女の額へ向け、引き金を引いた。BLAMN!「サヨナラ!」KABOOOM!爆発四散!

戦闘終了

 ウォーロックの気配は去った。ジゴクへ戻ったのか、あるいは。チバは震えながらチャカを下ろし、懐にしまう。「……天守閣はこの先だ。そこまでたどり着く前に、シックスゲイツの『六人』とゲイトキーパー=サンが待ち構えている。貴様は死ぬ」「全員殺す」ニンジャスレイヤーは告げた。

 チバはうつむき、下唇を噛み、目元に涙をにじませ、立ちすくんでいる。ニンジャスレイヤーは軽くオジギすると、彼の横を通り過ぎた。……チバは袖で涙を拭うと、コマンド・グンバイを操作し、各方面へ情報を共有する。「ニンジャスレイヤーは、父上のいる天守閣へ向かっている。殺せ!」

???

「総会六門」と威圧的なオスモウ・フォントでモールドされたカンバンが、重々しい扉の上に掲げられている。さらに、扉の表面には赤い丸と大きく「一」の文字。ここからの六フロアはソウカイ・シックスゲイツの「六人」の部屋が続く。ニンジャスレイヤーは意を決して扉を開けた。

 タダーン!電子合成されたドラの音が鳴り響く。セレモニーホールと同様に、数百畳サイズの薄暗いタタミ部屋が現れる。部屋の中には四本の円柱が立てられ、そこからボンボリが吊り下げられている。部屋の中央には一人のニンジャが、アグラを組んで彼を待ち構えていた。

「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。クイックシルヴァーです」

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◆クイックシルヴァー(種別:ニンジャ)
カラテ       8>10 体力        8>10
ニューロン     7>8  精神力      12>14
ワザマエ     10    脚力        5/N
ジツ        5    万札       40>8

攻撃/射撃/機先/電脳 11/11/11/10
回避/精密/側転/発動 10/10/11/14
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0

◇装備や所持品
▶生体LAN端子LV1:ニューロン判定ダイス+2、イニシアチブ+1
◆*タカハシ・マスターツールキット*
◆光学迷彩ローブ:イニシアチブ+2

◇ジツやスキル
☆スッパ・ニンジャクラン、ジツLV5
 ☆スイトン・ジツLV3(ムテキ読み替え):精神力1を消費し発動(NORMAL)
  回避判定の代わりに使用、次の手番までダメージ軽減2、即死耐性
 ☆◉流体化:ムテキ持続中も難易度+1で回避判定可能
  火炎ダメージは軽減できず、「脆弱性:火炎(1)」も得てしまう
 ◉◉グレーター級ソウルの力:ニューロン+ジツで精神力を換算
 ★流体化移動:手番移動前に精神力1を消費し自動発動
  移動直後のペナルティがなく、攻撃集中などが可能になる
 ★流体化回避:回避判定力前に精神力1を消費し自動発動
  ターン終了まで遠隔攻撃の回避難易度-1 精神力2消費で全回避難易度-1

◉◉タツジン:ジュージツ 近接攻撃回避判定難易度-1(素手・スリケン装備時のみ)
 ●ワザ:マウントタックル 出目66で発生、痛打+1、回避難易度HARD
  マウントをとった敵に対する残り連続攻撃は回避不能(殺伐発生せず)
 ●ワザ:フランケンシュタイナー 出目666で発生、殺伐出目2(頭部痛打)
  回避難易度HARD マウント状態に入る
 ●ワザ:受け流し 回避判定に出目66を含み迎撃を発生させた場合、
  1ダメージの代わりに回避不能の回避ダイスダメージ2を与える

◉ヒサツ・ワザ:サマーソルトキック
 回避判定に出目66を含み迎撃を発生させた場合に発生(ターン中1回のみ)
 迎撃ダメージD3、回避UH ニューロンとワザマエに2ダメージ
●連続攻撃2、連射2、時間差、マルチターゲット
◉トラップ処理技術:物理罠や錠前の解除難易度-1
◉ニンジャソウルの闇(1):体力及び攻撃・射撃・ジツ発動判定ダイス+1
 ◉邪悪なサディスト:カルマ善の敵への攻撃ダイス+2
  ボス級の敵1人を殺すか殺伐出目2以上の効果を与えるたび精神力1回復
  (敵がカルマ善なら2回復)
◉忠誠心:ソウカイヤ 精神力+1

能力値合計:35>38
 前回の冒険で万札20、名声1、余暇4日、光学迷彩ローブを獲得(レリックアイテムはラオモトに献上)して、シックスゲイツの「六人」に昇進しました。カラテを鍛錬し[631]=9>8=成功、[532]=10>9=成功。ニューロンを鍛錬し[136]=10>7=成功。「◉忠誠心:ソウカイヤ」を獲得し、消費万札27+5=32。成長限界級のステータスですが、相手がヤバすぎます。

「ドーモ、クイックシルヴァー=サン。ニンジャスレイヤーです」互いにアイサツを交わし、ジュー・ジツを構える。奇しくも同じ構え。「「殺す」」互いのキリングオーラが大気を満たす!一撃必殺アトモスフィア!

戦闘開始

1ターン目

イニシアチブ(一騎打ち):クイックシルヴァー/QS(11)→ニンジャスレイヤー/NS(10)→QS(6)→NS(5)
最初からハードモードだ!
QSは流体化移動(残り精神力13)、連続側転&連続攻撃2&集中、[14261564216][53331][621441]4成功、3成功。NSは[66265][44455]回避&迎撃!QSは回避難易度N、流体化回避発動(残り精神力11)し回避難易度E![512]回避!NSの回避ダイス残り10、QSは9。

「イヤーッ!」クイックシルヴァーが先に動く!光学迷彩ローブでステルスしつつ、体を一瞬流体化させて高速でしゃがみ移動!これがスッパ・ニンジャクランのジツだ!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは見切り、しゃがみ姿勢よりさらに身を低くして回避!掬い上げるような迎撃チョップ!

「イヤーッ!」グニォン!クイックシルヴァーはさらに肉体を流動化させ、不可能な姿勢と動きで間一髪回避!タツジン!「フフフ、シックスゲイツを侮らせはせぬぞ」「侮りはせぬ。全力で殺す。イヤーッ!」

NSは連続側転&連続攻撃4、「◉◉憎悪:ニンジャソウルの闇、ソウカイヤ」により攻撃ダイスは6増えて23![312345662656][135356][434231][346336][34642]3成功&殺伐[6]即死、2成功&殺伐[4]脚部破壊、1成功。QSは回避難易度-2されE3つ。[24][54][31]回避!残り回避ダイス3!

 ニンジャスレイヤーは背後に回り込み連続攻撃!狙うは心臓!「イヤーッ!」グニォン!クイックシルヴァーはさらに肉体を流動化させ、不可能な姿勢と動きで間一髪回避!タツジン!「フフフ!素早い銀(クイックシルヴァー)……水銀は、金属でありながら液体として振る舞う!それが俺だ!」

QSは流体化移動(残り精神力10)、連続側転&連続攻撃2&集中、[35133655345][414534][63324]5成功、4成功。NSは[345512][243142]回避!

 クイックシルヴァーは光学迷彩ローブでステルスしつつ、体を一瞬流体化させて高速でしゃがみ移動!「イヤーッ!」「イヤーッ!」回避!だが迎撃できぬ!「ちょこまかと鬱陶しい奴め。ならば蒸発させてやろう!」

NSは連続側転&連続攻撃4、[142225362162][113115][354235][121436][26555]1成功、2成功&殺伐[6]即死、1成功、4成功&殺伐[4]脚部破壊。QSは回避難易度E、回避ダイス5![2][61][3][6]1発命中!3ダメージを受け残り体力7!

 ニンジャスレイヤーは恐るべき連続攻撃を叩き込む!「イーヤヤヤヤヤヤヤヤヤ!」「グワーッ!」躱しきれず命中!不浄の炎が燃え移る!「水銀の沸点は、およそ摂氏357度。ロウソクやセンコの火よりも低いという」高い知性だ!「煙になるがいい、クイックシルヴァー=サン!」

2ターン目

QSは流体化移動(残り精神力9)、連続側転&連続攻撃2&集中、[51351444442][563434][52243]6成功、2成功。NSは[32331][22543]1発命中!残り体力32!

「ほざけ!イヤーッ!」クイックシルヴァーは光学迷彩ローブでステルスしつつ、体を一瞬流体化させて高速でしゃがみ移動接近!「グワーッ!」ウカツ!ニンジャスレイヤーは一撃を食らう!「どうだ!」「その程度のカラテで、私を殺せると思うか!」ニンジャスレイヤーは怒りの炎を燃やす!

NSは連続側転&連続攻撃4、[454433423534][645641][621243][613626][33564]3成功&殺伐[1]弾き飛ばし、1成功、3成功&ナムアミダブツ[5]両腕破壊、2成功。QSは流体化回避発動(残り精神力7)し回避難易度E・E・H・E、[66][5][563][55]全て回避!タツジン!残り回避ダイス4!

 ニンジャスレイヤーは背後に回り込み連続攻撃!「イヤーッ!」グニォン!クイックシルヴァーは流動化回避!タツジン!「フハハハ!当たらねば意味はない!」単独でニンジャスレイヤーを殺せるほど、彼は強くはない。だが、足止めはできる!

QSは流体化移動(残り精神力6)、連続側転&連続攻撃2&集中、[66431623366][253622][32364]3成功、4成功。NSは[245426][243136]回避&1発迎撃!QSは回避E、[13]回避!残り回避ダイス4!

 クイックシルヴァーは高速でしゃがみ移動しつつ攻撃!「イヤーッ!」「イヤーッ!」回避して迎撃!「イヤーッ!」グニォン!またも流動化し回避!まるでゴムのようだ!

NSは連続側転&連続攻撃4、[266111544612][244464][514341][224231][26245]3発成功!QSは回避E、[26][3][4]回避!スゴイ!

 ニンジャスレイヤーは背後に回り込み連続攻撃!「イヤーッ!」グニォン!クイックシルヴァーは流動化回避!「ヌウーッ……!」こちらのダメージはほとんどないが、埒が明かぬ。いずれクイックシルヴァーの気力が尽きてジツを維持できなくなれば、カラテが命中するだろう。しかし!

 KRASH!奥の扉が押し開けられ、複数のニンジャが現れた!

「ドーモ、チーム・ヒップです!」

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「ドーモ、ソニックブームです」

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「クイックシルヴァー=サン、まだ生きてたか」「ドーモ。ここは神聖な俺の部屋だ。勝手に入ってくるな!」クイックシルヴァーは目を細めて笑う。「……ドーモ、ニンジャスレイヤーです」アイサツを返す。「チバ=サンから連絡を受けた。ダークニンジャ=サンも倒されたってなァ」

 ソニックブームは病み上がりだが、ギリギリで負傷は癒えている。ニンジャの回復力は常人を遥かに凌ぐ。「となれば、一対一じゃあ厳しい。囲んで殴るのが一番いいってこった。エエッ?」ソニックブームはカラテを構え、ニンジャスレイヤーに手招きする。「これが組織の力、フーリンカザンだ」

 ヘルカイトはゲイトキーパーとともに上層で待ち構えている。自然の風が吹かないこの空間では、彼のカイト・カラテは十全な効果を発揮できないのだ。そこに到達するまでに倒す。倒せぬまでもせめて体力や気力を削って、後から戦う者が有利になればよい。「問題なし。全員殺す

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 ニンジャスレイヤーはジュー・ジツを構えた。大気にカラテがみなぎる。一撃必殺アトモスフィア!

【続く】

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