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忍殺TRPGリプレイ【レット・ゼア・ビー・カーネイジ】02

 前回のあらすじ:ニュービーソウカイニンジャのキリングウォーカーは、フリーランスの女ニンジャ・ファイアキラーと再びコンビを組み、ヤクザクランへのカチコミ任務を命じられた。二人はこのクランを乗っ取った邪悪なニンジャ・カルネイジを倒すことができるのか?カラダニキヲツケテネ!

「「オジャマシマス!」」二人はオヤブン室に突入した。広く暗い部屋は、ツキジのように寒い。天井からは何本もの鎖が伸び、冷凍マグロや冷凍死体がいくつも吊るされている。『GRRRRRR……』ガションキュイーン……!部屋の奥で大きな人影が、機械音を鳴らして立ち上がった。そして!

『イヤーッ!』KRAAASH!人影はカラテシャウトとともに剛腕を振るい、冷凍マグロを一撃で粉砕、冷凍ネギトロに変えた!ブシューッ……腕からは蒸気が噴出され、瞬時に冷やされダイヤモンドダストと化し、冷凍ネギトロとともに床に散らばる。『次は貴様らがこうなる。ドーモ、カルネイジです』

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 ゴウランガ……全身を頑強なサイバネ鎧で覆った彼はまるでロボットだ。「ドーモ、ソウカイ・シンジケートのキリングウォーカーです。貴様を殺しに来た」「ドーモ、フリーランスのファイアキラーです」アイサツを返す。『俺を殺す?やってみるがいい』カルネイジは電子音声で嘲笑った。

 ガゴン!ガゴン!彼の両肩のパーツが外れ落ち、空中に浮かび上がって、銃口を向けた。戦闘用ドローンのたぐいか。『『援護射撃します』』『ネギトロにしてやるぞ!』カルネイジは無慈悲なテクノカラテを構えた。一触即発アトモスフィア!

戦闘開始

1ターン目

イニシアチブ:ファイアキラー/FK(7)→カルネイジ/KN(5)→キリングウォーカー/KW(4)→スダチカワフ・ショットガンドローン/SS×2(2)
KNとSS、KWとFKの間は6マス離れているものとする。
FKは横移動してSSへkill-9、[2524413615]成功。1体を倒す。KNは[4]FKへダッシュ移動&ピストンアーム攻撃、難易度UH。8D6[11314234]攻撃失敗!KWは納刀して移動しSSへスリケン、[34141]成功。SSは移動して[5]KWへ射撃、[31]失敗!

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「kill-9 U!」ZZZT!ファイアキラーの遠隔ハッキングが飛ぶ!『ピガガーッ!SAYONARA!』KABOOOM!ドローン一体を撃墜!「オノレ!イヤーッ!」カルネイジは脚部のローラー機構を作動させ、凍りついた床面を滑走!ファイアキラーへピストンアームを突き出す!「イヤーッ!」回避!

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「ドローンをお願い!」「おう!イヤーッ!」キリングウォーカーはドローンへスリケン!KRASH!『ピガーッ!』命中!だが撃墜ならず!『排除します』ドローンはキリングウォーカーへ銃口を向け、ショットガンを射撃!BLAM!「イヤーッ!」難なく回避!『ハハハ!チョコマカと!』

2ターン目

FKは側転&KNへkill-9、[223454][3546135436]成功。KNは[51]回避。KNは[6]FKへ通常移動しピストンアーム、難易度H。[13651666]5成功&ナムアミダブツ[3]急所破壊!回避UH!FKはアドレナリン・ブーストし(残り精神力5)8D6[25621465]回避!KWは移動しSSへスリケン、[441462]4成功。

「そっちは頼むね!kill-9 U!」ファイアキラーは飛び回りながらカルネイジへ遠隔ハッキング!『ヌウーッ!』カルネイジは論理タイピングして回避!ファイアキラーへ再び突進!『貴様から死ねい!イヤーッ!』ナムサン!凄まじい勢いでピストンパンチが迫る!当たれば重傷は不可避!……ドクン!

「イヤーッ!」ファイアキラーはアドレナリンを過剰分泌し、間一髪回避!「クソ、ヤバイわね!」「イヤーッ!」キリングウォーカーはドローンへスリケン投擲!KBAM!『ピガーッ!SAYONARA!』撃墜!「残るは貴様だけだ、カルネイジ=サン!」『ハハハ!準備運動は終わりだ!』

3ターン目

イニシアチブ:ファイアキラー/FK(7)→カルネイジ/KN(5)→キリングウォーカー/KW(4)
FKは側転&KNへkill-9、[122645][4434325246]成功。KNは[44]回避。KNは[1]KWへダッシュ移動しピストンアーム、[11613341]1発成功。KWは[66216]3成功回避&迎撃!だがダメージ軽減1で弾かれる。

「kill-9 U!」ZZZT!ファイアキラーは飛び回りながら遠隔ハッキング!『ヌウーッ!』カルネイジは回避!キリングウォーカーへ向き直り、ピストンアームを突き出して突進!『死ねーッ!』アブナイ!「い、イヤーッ!」キリングウォーカーは回避し迎撃!だが堅牢な装甲に阻まれる!「チッ!」

 キリングウォーカーは状況判断する。ドローンが落としたショットガンを拾い上げ、装甲の隙間を撃ち抜けば多少のダメージは通るだろう。だが、足りない。相手を蜂の巣にする前にこちらがネギトロにされかねない。ならばカラテあるのみ!「キエーッ!」一刀流で斬りかかる!

KWはカタナ一刀流に切り替え、集中して強攻撃![25541]3成功。KNは[36]回避!

『無駄だ!』ガキィン!カルネイジは堅牢な装甲でカタナを弾く!急所を突き刺せば届くかもだが、このままでは……!

4ターン目

大気にカラテが満ちる!ハードモード突入!
ニューロン判定、難易度H。8D6[41316331]4D6[2641]2人ともなにかに気づく!FKはハッキング、10D6[1323546344]成功!

 ファイアキラーは状況判断する。なにか打開策はないか?そもそも、カルネイジはなぜこんな「寒い場所」にいる?冷凍マグロや冷凍死体を殴るためだけか?そうではあるまい!「……わかったわ!アンタの弱点が!」ファイアキラーはタフに嗤い、遠隔ハッキング!この部屋の気温調整システムを!

 ZZZZT……バシン!『気温上昇しますドスエ』『なにッ!?』ブルズアイ!カルネイジがオムラに特注したサイバネフレームや、油圧シリンダ式ピストンアームの弱点は、高温になりやすいこと!ゆえにツキジじみた低温環境にいる必要があったのだ!急激に温度が上昇!『お……オノレ!戻せーッ!』

KNは[4]FKへダッシュ移動&ピストンアーム、[22335332]攻撃失敗!KWは納刀して連続側転、[62125]脱出成功。

 カルネイジは焦ってファイアキラーへ突進!ピストンアームを放つ!「イヤーッ!」ファイアキラーは難なく回避!「逃げるわよキリングウォーカー=サン!ここで蒸し焼きにするわ!」「おう!」キリングウォーカーはカタナを鞘に納め、オヤブン室の外へ逃走!『ウオーッ!貴様らーッ!』

KNはターン経過ごとに精神力1減少する!

5ターン目

FKは連続側転&ハッキング、[343331][6451142634]成功。オヤブン室のドアをハッキングし、KNを閉じ込める!ドアを破壊するには6ダメージ必要!

「FIRE KILL U!」ファイアキラーも側転で脱出!ガゴンプシュー……オヤブン室の扉をハックして封鎖!『温度さらに上昇ドスエ』ブオーン!ツキジめいた冷凍室の気温が急速に上昇していく!『や、ヤメロー!ヤメロー!』慌てるカルネイジ!「アハハハ!サウナでととのって死ね!」ナムアミダブツ!

KNはダッシュ移動&ドアにピストンアーム、[36631243]2成功&殺伐[4]脚部破壊。4ダメージを与えドアの体力残り2!KNの残り精神力1!KWはさらに側転、[13554]成功。

 KRAASH!KRAASH!カルネイジは必死でドアに突進し、ピストンアームを叩きつける!ひしゃげるドア!だがまだ開かぬ!動けば動くほど、ピストンアームを使えば使うほど、サイバネの温度は上昇する!『グワーッ!グワーッ!熱いーッ!』ナムアミダブツ!「爆発するぞ!逃げろ!」「アイアイ」

6ターン目

FKは側転、[126234]成功。KNは集中しドアにピストンアーム、[42561333]成功。ドアは体力-1となり破壊される。KNの残り精神力0!KWは側転、[16124]成功。

「アハハハ!」ファイアキラーは側転して離脱!『ウオーッ!』カルネイジは死にものぐるいでドアを殴る!KRAAASH!ドアが内側からひしゃげ、弾け飛ぶ!「オニサン、コチラ!」『ウオーッ!』カルネイジは蒸気を噴き上げながらオヤブン室を脱出!だが背後から熱風が吹きつける!『グワーッ!』

7ターン目

FKは側転、[634124]成功。KNは[5]KWへガトリングガン、[634][151][432]3発成功。KWは[45363]回避!KNは精神力-1、昏倒!

『死ねーッ!』BRTTTTTTT!カルネイジは必死でガトリングガンを撃つ!「イヤーッ!」キリングウォーカーはジグザグ回避!『グワ……アババババーッ!』ジュウジュウと音を立ててサイバネが焼け焦げ、カルネイジのニューロンを内側から焼灼!ナムアミダブツ!『サヨ……ナラ!

 KABOOOOOM!KRATTOOOM!カルネイジはうつ伏せに倒れ、サイバネごと壮絶に爆発四散!

戦闘終了

エピローグ

リザルトな

KNを倒して万札15、SS2体から万札2を獲得。サイバネの残骸から特注サイバネ「*アーム・オブ・カルネイジ*」をゲット。売却すれば万札20。現有共有万札16+17+20=53。FKが27、KWが26。名声は1D6を振って現有名声の2以上が出れば+1。[5][6]ともに名声1余暇4日を獲得。

「フーッ……勝利!」ファイアキラーはキツネ・サインを作り、高々と掲げて勝利宣言する。「お見事」キリングウォーカーは頭をかく。彼女がいなければ勝てない相手だった。あるいは、これを見越してソウカイヤが手配したのか。「……なあ、アンタ。ソウカイ・シンジケートに入らないか?」

 キリングウォーカーはファイアキラーに問いかけると、彼女は鼻を鳴らして笑った。「ヒヒ、考えとくわ。つかアンタがアタシと組まされるのって、そうやってアタシをスカウトしたいからでしょ」「なるほど」「アンタに経験を積ませて、ソウカイヤに忠誠を誓わせたいとかもあるかもね」「ああ」

「……なーんてね。ソウカイヤの人、そこまで考えてないと思うよ」ファイアキラーはカルネイジの爆発四散跡から使えそうな部品を探し出し、回収する。「じゃあ、オツカレサマ」「ああ」ファイアキラーは窓から風のように去っていった。キリングウォーカーは一息つき、ソウカイヤに連絡する。

 ……やがてネオサイタマ上空を覆う重金属酸性雲の切れ間から、ドクロめいた月が顔を見せる。それは地上の有様を見下ろして「インガオホー」と呟いたかのようであった。

【レット・ゼア・ビー・カーネイジ】終わり

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