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忍殺TRPGリプレイ【テスト・ユア・マイト】

邦題:力を試せ(Test Your Might)

 ドーモ、三宅つのです。これは2021年7月11日にTwitterのSpace上で行われた、ニンジャスレイヤーTRPGの初心者講習会イベントで作成した新たなニンジャを用いて、つのがチュートリアル用のシナリオ0「トコロザワピラー・トレーニンググラウンド」をひとりでリプレイしてみたものです。

 今回作成したニンジャは、彼です。

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◆ストローマン(種別:ニンジャ)
カラテ       2    体力        2
ニューロン     5    精神力       6
ワザマエ      3    脚力        2/N
ジツ        2    万札      -12
DKK       0    名声        1

◇装備や特記事項
☆イタミ・ジツLV2(ムテキ・アティチュード読み替え)
 精神力1を消費し発動(NORMAL)、ダメージ軽減2
▶テッコ:カラテ判定ダイスと回避ダイス+1
◆トロ粉末:精神力2回復(使い捨て)

○生い立ち:オイランドロイド偏愛(NERDZ)
 ◉知識:現代的アート、オイランドロイド
 ◆レリック:ブードゥー/聖遺物 精神力+1
○立ち位置:違和感や外部存在

能力値合計:14 回避ダイス:6

 作っていくうちにムテキ&テッコ持ちとなりましたが、ムテキをイタミと読み替え、生い立ち表で「オイランドロイド偏愛」が出たので、完全に変態ニンジャが誕生しました。オイランドロイドに殴られると性的興奮を感じる危険な香りの男です。つのにそんな趣味は毛頭ありませんが、出来てしまったものは仕方ありません。アゴニィ=サンとかを参考にRPしましょう。

 彼だけではアレですし、相方をつけましょう。ちょうどこないだデンパルス=サンとフレイムスローワー=サンがしょっぴいて来た彼がいますね。

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◆ハイパーボンバー(種別:ニンジャ)
カラテ       3    体力        4
ニューロン     3    精神力       4
ワザマエ      4    脚力        2/N
ジツ        1    万札      -12
DKK       0    名声        1

◇装備や特記事項
☆カトン・ジツLV1:隣接した3×3マス内の敵に1ダメージ(回避NORMAL)
▶クロームハート:体力と精神力+1
○生い立ち:放火魔(火炎放射器は売却した)
 ◉交渉:威圧
○立ち位置:全能感や野望

能力値合計:12 回避ダイス:4

 負けず劣らずどころか、能力値合計でちょっと負けてるドサンシタです。鍛えれば多少はマシになるでしょう。せっかくなのでクロームハートを入れました。もうひとり作ってもいいですが、今回はふたりで挑戦しましょう。

◇🎲◇

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「うう……ここは?」ハイパーボンバーは目を覚まし、見知らぬ天井を呆然と眺めた。ズキズキと頭が痛む。『ドーモ、オハヨゴザイマス!デンパルスです!』天井近くのモニタに、金髪の青年が映り、アイサツした。「ハイパーボンバーです……ダッコラー……?」『ここはトコロザワ・ピラーだぜ』

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 彼は思い出した。そうだ、自分はこいつと、もうひとりのニンジャに殴り倒されて。『テメエは今日(いま)からソウカイ・シンジケートに所属するニンジャになる。その前に実力(ちから)を測らせてもらうぜ。もうひとりいるから協力しろや』後ろのフスマが開き、別のニンジャが現れた。

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「ドーモ、ストローマンです。先程別の部屋で説明を受けていました。仲良くしましょう」にこやかな、だが異様なアトモスフィアを感じるニンジャ。女ならともかく、彼とはあまり仲良くしたくない。街で出会ったら距離を置くだろう。しかし、アイサツは大事だ。「ドーモ、ハイパーボンバーです」

「私も連れてこられたばかりで、右も左もわかりませんが、ここはトレーニング・グラウンドだそうです。私たちの実力を試そうとしているのですね。頑張りましょう」「お、おう」『そういうこった。テメエらにはこれから、いくつか試験(テスト)を受けてもらう。ニンジャの力で生き残れ

 デンパルスの無慈悲な声が響く。『それと、テメエらにはサイバネを勝手に埋め込ませて貰った。感謝しろ。ローンも組んでおいたから、とっとと返さねえとブッ殺すぞ』「エッ?」言われて体を見ると、胴体に多少の違和感がある。『テメエはクロームハート、そっちはテッコだ。理解ったか』

「「アッハイ」」ふたりは思わず返事した。「私はNERDZですから体をサイバネ化するのに忌避感はありませんが、できればオイランドロイド仕様のがよかったですねェ」『贅沢(シノゴノ)言うなや!カネ稼いで買い換えろ!じゃあ開始(スタート)だ!』四方のフスマが一斉に開く!

部屋1:手荒い歓迎

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「「「「ザッケンナコラー!」」」」ダークスーツに身を包み、サイバーサングラスを身に着けた屈強なヤクザが4人同時に出現!髪型も顔つきも体格も全く同じ!まるで四つ子だ!『そいつらはクローンヤクザだ。バイオスモトリと一緒で、いくら殺してもお咎めはねェ。ちゃっちゃと殺れ!』

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◆戦闘訓練用クローンヤクザ(種別:モータル/バイオ生物/クローンヤクザ)×4
カラテ       2    体力        1
ニューロン     1    精神力       1
ワザマエ      3    脚力        2
ジツ        -    万札        0

◇装備や特記事項
◆チャカガン、ドスダガー

戦闘開始

イニシアチブ:ストローマン/SM(5)→ハイパーボンバー/HB(3)→クローンヤクザ/CY(1)

1ターン目

「ハイヨロコンデー!」ストローマンはまっしぐらにクローンヤクザへ駆け寄り、テッコでカラテパンチをブチ込む!ハイパーボンバーも続く!「「イヤーッ!」」

SMはカラテ2、テッコで+1され3D6[155]成功。C1即死。HBはC2へ殴りかかるが3D6[323]失敗!ウカツ!

「アバーッ!」ストローマンはクローンヤクザを殴り殺す!だがハイパーボンバーのパンチは空を切った!『酒と麻薬(ヤク)が抜けきってねェのか?次は回避だ!キアイ入れて避けろ!』「「「スッゾコラー!」」」クローンヤクザ3人は同時に動き、同時にチャカガンを抜き、同時に射撃!

C2とC3はHB、C4はSMへ射撃。3D6を3つで[244][432][266]成功。HBは4D6、SMは6D6で回避。[3363][454435]回避成功!

 BLAMBLAMBLAM!「「イヤーッ!」」ニンジャたちは銃弾を跳躍回避!『そうだ、ニンジャに銃弾(たま)は滅多に命中(あた)らねェ。雑魚がいくら撃って来ても、まとめて回避できて当然(あたりまえ)だ!』

2ターン目

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 ハイパーボンバーに2体、ストローマンに1体のクローンヤクザが銃口を向けている。ストローマンとクローンヤクザの間はやや離れ、カラテを叩き込める距離ではない。『次はスリケンだ!テメエらは生成もできねェサンシタだが、有難いソウカイヤ製の支給スリケンを使え!』

 慌てて腰のあたりを見ると、クロスカタナ紋が入ったスリケンが何枚か吊り下げられている。ニンジャとしての本能でそれを取り、投擲!

SMはC4へ、HBはC2へスリケン。3D6と4D6で[566][5522]成功。

「「イヤーッ!」」「「アバーッ!」」クローンヤクザ2体が額にスリケンを生やして即死!ナムアミダブツ!「テメッコラー!」残る1体がハイパーボンバーへ射撃!BLAM!

3D6[454]成功、4D6[3264]回避。

「イヤーッ!」ハイパーボンバーは難なく回避!『もう一発だ!』

3ターン目

ストローマンは残るクローンヤクザへスリケン投擲!「イヤーッ!」

3D6[412]成功。

「アバーッ!」命中!クローンヤクザ全滅!

戦闘終了

『よーし、ストローマン=サンは素質(スジ)がいい。ハイパーボンバー=サンも、まあ鍛錬(きたえ)りゃいい。次だ!モニタ側のフスマを通れ!』

部屋2:クローンヤクザ小隊

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 ふたりがフスマを潜ると、6体のクローンヤクザが並んでいる。正面に3体が横並びでおり、三方のフスマの前に1体ずつ。背後のフスマが自動的に閉じた。『今度は少し多いぞ。確かハイパーボンバー=サンはカトン・ジツを持ってたよな。いけるか?』「ヨロコンデー!」一触即発アトモスフィア!

戦闘開始

1ターン目

 ストローマンは頷き、左手のフスマ前のクローンヤクザへスリケン!「イヤーッ!」続いてハイパーボンバーが進み出て、中央のヤクザ3人へ手のひらをかざす!「カトン・ジツ!イヤーッ!」

3D6[165]成功。C4即死。4D6[6142]成功。C1・C2・C3即死。HBの残り精神力3。

KA-BOOM!「「「「アバーッ!」」」」クローンヤクザ4体が即死!ナムアミダブツ!『よーし、いいぞ!残り2体だ!』「「ザッケンナコラー!」」残るクローンヤクザが同時に動き、同時に射撃!BLAMBLAM!

C5はHB、C6はSMへ。[152][626]成功。4D6と6D6で[5663][223111]HBは回避するがSMは回避失敗!だが彼にはムテキ・アティチュード、もといイタミ・ジツがある!7D6[5245262]発動成功、ダメージ軽減2により無傷(食らっているがイタミで悦び回復)。残り精神力5。

「イヤーッ!」ハイパーボンバーは難なく回避!だが!「グワーッ!」ストローマンに命中!「アアーッ!い、イイーッ!」ストローマンは体をねじれさせて奇妙なポーズをとり、歓喜の声を上げる!命中した部分の肉が盛り上がり、銃弾を吐き出した!「げえッ?」『ああ、彼はイタミ・ジツ使いだ』

「い、イタミ・ジツ?」『自分が受けた痛みをニンジャ回復力に変換するという特殊なジツだ。多少回避に失敗しても安心って理由(ワケ)だな』ハイパーボンバーはおぞましいもののようにストローマンを見る。

2ターン目

 とにかくここは協力して切り抜ける!スリケン投擲!「「イヤーッ!」」

[411][4254]成功。

「「アバーッ!」」クローンヤクザ全滅!

戦闘終了

『よーし、いい感じだ。慣れて来たか?だが次からは厄(ヤバ)いぜ。先へ進め!』ふたりは先程と同じように、モニタ側のフスマを潜り抜ける。

部屋3:モーターヤブ出現

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 フスマの奥には、マシンガンと火炎放射器を装備した二足歩行型の戦闘兵器が鎮座していた。『ドーモ、私はオムラ・インダストリ製の戦闘兵器、戦闘訓練用モーターヤブです』電子音声でアイサツ。ふたりは思わずアイサツを返す。「ドーモ、ストローマンです」「ハイパーボンバーです」

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◆戦闘訓練用モーターヤブ(種別:戦闘兵器)
カラテ       4    体力        8
ニューロン     3    精神力       1
ワザマエ      6    脚力        2
ジツ        -    万札        0

◇装備や特記事項
◆マシンガン:連射3
◆火炎放射器:隣接した3×3マス内の敵に1ダメージ(回避NORMAL)、弾数無限

 さらに、部屋の左右にはクローンヤクザ。異なる種類の敵がいるわけだ。動きはおそらくモーターヤブの方が素早いだろう。『訓練(チュートリアル)用に弱くはしてあるが、気を抜けば殺られるぜ。さあ、やれ!』

戦闘開始

イニシアチブ:ストローマン/SM(5)→ハイパーボンバー/HB、モーターヤブ/MY(3)→クローンヤクザ/CY(1)
ニューロン判定、難易度NORMAL。[24262][432]成功。状況判断する。

1ターン目

 ふたりはニンジャ第六感で状況判断を行う。こういう場合、モーターヤブの攻撃を全力で回避したら、クローンヤクザの銃撃をまともに食らう。ストローマンはジツがあるからいいが、ハイパーボンバーは素通しだ。つまり!「クローンヤクザから殺ります!イヤーッ!」「イヤーッ!」横に動く!

スリケン投擲、[162][4534]成功。クローンヤクザ2体即死。

「「アバーッ!」」クローンヤクザ2体が喉笛にスリケンを食らい即死!残るはモーターヤブのみ!『モーターヤブは賢く強い』逆関節の脚で進み出ると、ハイパーボンバーめがけて火炎放射!『ホノオ!』

6D6[166366]成功。HBは4D6[3634]回避。

KA-BOOOM!「イヤーッ!」ハイパーボンバーは転がって回避!

2ターン目

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イニシアチブ:ストローマン/SM(5)→ハイパーボンバー/HB、モーターヤブ/MY(3)

 ストローマンからモーターヤブまではやや遠い!ならば!「イヤーッ!」スリケン投擲!ハイパーボンバーは駆け寄ってカラテ!「イヤーッ!」

3D6[553]成功、3D6[434]成功。MYの残り体力6。MYはSMめがけてマシンガンを発射。2D6を3つで[32][53][54]2発成功。SMは6D6[111131]回避失敗、イタミ・ジツ発動!7D6[5425162]成功。残り精神力4。

『ピガガーッ!』モーターヤブの巨体が揺らぐ!『皆様の安全を守るオムラのマシンガン』欺瞞広告音声を発しながら、モーターヤブはストローマンへマシンガンを発射!BRTTT!ストローマンに2発の銃弾が命中!「アアーッ!イタイ!キモチイイーッ!」ナムサン!イタミ・ジツだ!

『わざと命中(あび)に行ってンのか?連続側転(とん)ででも近づいてカラテしろや!』デンパルスが叱責!「アアー……喜悦(ヨロコンデ)ー!」

3ターン目

 ストローマンは指示通りに連続側転&カラテ!ハイパーボンバーは思い切りカラテをぶち込む!「「イヤーッ!」」

SMは3D6[431]3D6[154]成功、HBは[665]殺伐!出目[4]=脚部破壊!痛打+1で体力に2ダメージ、カラテに1、脚力に2ダメージ。MYは体力に合計3ダメージを食らって残り体力3、カラテが3に下がり(体力最大値はそのまま)、脚力が1まで減少。

KRASH!『ピガガガーッ!』サツバツ!ストローマンの回転カラテキックが炸裂し、ハイパーボンバーのチョップがモーターヤブの片脚の関節を破壊!大きくバランスを崩す!『いいぞ!その調子だ!テメエらのカラテを見せてみろ!』『ピガ……モーターヤブは敵を許さないです』火炎放射攻撃!

6D6[554233]成功。SMは連続側転で+2され8D6[16361635]回避成功。HBは4D6で[6365]回避成功。

 KA-BOOOM!「「イヤーッ!」」ニンジャたちは側転回避!

4ターン目

 恐るべき戦闘兵器といえど、ニンジャにかかれば物の数ではない!囲んで殴る!「「イヤーッ!」」

3D6を2つ、[615][114]成功。MYの残り体力1!MYは1マス動いてHBへマシンガン発射、[22][61][32]1発成功。HBは4D6[6515]回避成功。

 KRASH!『ピガーッ!』モーターヤブの鋼鉄のボディから火花と白煙が上がる!もうひと押しだ!『ピガガガーッ!』よろめきながらハイパーボンバーへマシンガンを射撃!BRTTTT!「イヤーッ!」跳躍回避!

5ターン目

『トドメヲサセー!』「ハイヨロコンデー!イヤーッ!」

3D6[562]成功。MYの残り体力0。

 KRASH!『ピガーッ!緊急!機能停止!』プスン……モーターヤブはストローマンのカラテを浴び、ついに機能を停止した。ゴウランガ!

戦闘終了

『善哉(よっしゃ)、上出来。さあ次だ。あと2部屋で終わりだが、気は抜くなよ』「「了解!」」ふたりは戦士として鍛え直されつつある!

部屋4:死のアスレチック

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 次の部屋は、狭い足場が中央にあり、その向こうに3体、左右の壁際に2体ずつクローンヤクザがいる。足場の下は真っ黒い重油のプールだ。『ここはアスレチックルームだぜ。連続側転で飛び越えることは可能だが、失敗(ミス)ればプールに真っ逆さまだ。スリケンだけで攻略したヤツもいるがな』

戦闘開始

イニシアチブ:ストローマン/SM(5)→ハイパーボンバー/HB(3)→クローンヤクザ/CY(1)

1ターン目

ニューロン判定、難易度NORMAL。5D6[42342]3D6[523]成功。

 部屋のどこにいてもクローンヤクザのチャカガンに撃たれる。ストローマンはともかく、ハイパーボンバーは集中射撃でもされればヤバい。「左右のやつらをスリケンで殺します。真ん中のやつらが近寄って来たら、カトンで一掃して下さい」「了解!」ふたりはニンジャ第六感で状況判断!

左右へ動き、C2とC7へスリケン。3D6[362]4D6[5656]成功。C1・C3・C4が進み出てSMへ、C5・C6が動いてHBへ射撃。[613][534][555][265][155]全員成功。SMは6D6[412564]回避、HBは4D6[534]回避。

「「イヤーッ!」」「「アバーッ!」」壁際のクローンヤクザ2体がスリケンを受けて即死!「「「「「スッゾコラー!」」」」」残り5体が一糸乱れぬ一斉射撃!BLAMBLAMBLAMBLAMBLAM!「「イヤーッ!」」回避!

2ターン目

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 中央の細い足場を3体のクローンヤクザが接近!ストローマンとハイパーボンバーは彼らをおびき寄せつつ、左右の壁際クローンヤクザへスリケン!

3D6[435]4D6[5312]成功。残り3体は2マス前に進む。1D6を振って奇数ならSM、偶数ならHBへ射撃。[425]HBへ2発、SMへ1発。[615][544][421]成功。4D6と6D6で[3233][322121]回避失敗!HBは2ダメージを食らい残り体力2!SMはイタミ・ジツ発動、7D6[6653552]成功。残り精神力3。

「「イヤーッ!」」「「アバーッ!」」クローンヤクザ2体即死!だが3体のクローンヤクザは前進しつつチャカガンを発砲!「「「アッコラー!」」」BLAMBLAMBLAM!「グワーッ!」「イイーッ!」命中!『オイオイ、しっかりしろ!』デンパルスは叱責!ニンジャといえど銃弾を食らい続ければ!

3ターン目

「アアーッ!私にもっと銃弾を!イヤーッ!」ストローマンは身をくねらせながらスリケン投擲!「ザッケンナコラー!」ハイパーボンバーは細い足場を遮るように立ち、残りクローンヤクザへカトン・ジツ!「イヤーッ!」

スリケンは3D6[231]失敗!HBは4D6[2133]失敗!残り精神力2。

 だがウカツ!スリケンは明後日の方向へ!カトン・ジツも不発だ!「「アレ?」」『テメエら、しっかりしろつってんだろが!』デンパルスは激昂!「「「スッゾコラー!」」」クローンヤクザたちは呼びかけどおりストローマンへ射撃を集中!BLAMBLAMBLAM!

3D6[564][316][461]成功。SMは6D6[634315]回避。

「アアーッ!甘美!しかし回避のスリルもたまらない!」ストローマンは不可思議に腰をくねらせて銃弾を回避!ワザマエ!『遊んでんじゃねェー!』デンパルスは激昂!「いいえ、これはハイパーボンバー=サンを守るためです!決して断じて遊んでなど!」ストローマンは笑いながら尻を振る!

4ターン目

「と、とにかく行くぞ!」「ハイ!イヤーッ!」「カトン・ジツ!」

移動せず集中してスリケン&カトン。3D6[513]4D6[4451]成功。HBの残り精神力1。

KA-BOOOM!「「「アバーッ!」」」クローンヤクザ全滅!

戦闘終了

『……あー、怒って悪かった。このコース、3人か4人で挑戦(いど)むやつだったわ。逆にテメエらが偉大(スゲ)ェとも言える』デンパルスは冷静な声で勝利を讃えた。『行けるか?特にハイパーボンバー=サン』「ここまで来たら行くしかねェ!やるぜ!」「私も、問題ありません」

SMはトロ粉末を消費、精神力が2回復し5となる。

『よし。えーと、次は……』その時だ!「ムハハハハ!」『アイエッ!?』デンパルスの声を遮って、トレーニングフロアの斜め上にあるビジネスフロアから恐るべき哄笑が響いた!分厚い強化ガラスの向こうには、大柄な白スーツの男。彼こそはソウカイ・シンジケート首領、ラオモト・カンだ!

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ムハハハ!これは面白い!なかなかイキの良い連中が入ったではないか。クローンヤクザなどでは物足りぬ。ライオンを放て!」『よ、ヨロコンデー!』デンパルスは慌ててボタンを操作した。彼の命令は絶対だ!

部屋5:ライオンを放て!

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「GRRRR……!」フスマを潜ったふたりの前に、獰猛なメキシコライオンが立ちはだかる!並の人間なら50人がかりでも殺せない!サンシタニンジャ程度ならあっさりと屠ってしまう猛獣である!壁の三方にはクローンヤクザ!

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◆メキシコライオン(種別:危険生物)
カラテ       8    体力        8
ニューロン     1    精神力       2
ワザマエ      4    脚力        4
ジツ        -    万札        0

◇装備や特記事項
◉連続攻撃2、突撃(脚力の2倍移動、痛打+1)

 ラオモトはキューバ産高級葉巻を吹かしながら、無慈悲に彼らを見下ろしている。彼は弱者が虫けらのように死ぬのを見るのが何よりも好きなのだ!「さあ、戦え!ワシにカラテを見せてみよ!ムッハハハハ!」

戦闘開始

イニシアチブ:ストローマン/SM(5)→ハイパーボンバー/HB、メキシコライオン/ML(3)→クローンヤクザ/CY(1)

1ターン目

ニューロン判定、難易度NORMAL。5D6[56656]3D6[133]SMが成功。

 ストローマンは震えるハイパーボンバーをかばうように、スッと前に進み出る。そして左手を振ってスリケンを投擲!ハイパーボンバーは右へ動きスリケン投擲!「「イヤーッ!」」

C1へスリケン、3D6[663]成功。HBはC3へスリケン、4D6[5533]成功。

「「アバーッ!」」左右のクローンヤクザが死亡!メキシコライオンはギラリと目を輝かせ、ストローマンめがけて襲いかかる!「GROWL!」

4D6を2つ、[2513][1525]1成功&2成功。SMは3D6を2つで[656][535]3成功&迎撃、2成功回避。MLの残り体力7!

「イヤーッ!」「GROWL!?」ストローマンは冷静にメキシコライオンの動きを見切り、正確なカウンターを叩き込む!ゴウランガ!「ほう」ラオモトが少し感心した。カラテは乏しそうだが、意外とやる。「スッゾコラー!」だが残りクローンヤクザが射撃!BLAM!

3D6[642]成功。SMはイタミ発動、7D6[2541154]成功。残り精神力4。

アアーッ!イイーッ!」ストローマンは奇妙なポーズで銃弾を受け、愉悦の叫びを上げる!「フーッ!私、メキシコライオンの攻撃も受けたいです!素晴らしいイタミを!味わわせて下さい!」顔を紅潮させるストローマン!なんたる危険な香りの男か!デンパルスは胃袋を押さえた。

2ターン目

「アアーッ!」ストローマンはメンポの隙間からよだれを垂らしつつ、奇声を上げてメキシコライオンへカラテを振り下ろす!

足を止めて集中、3D6[325]成功。MLの残り体力6。HBはC2へスリケン、4D6[4656]成功。

「GROWL!」命中!「イヤーッ!」「アバーッ!」ハイパーボンバーは残るクローンヤクザをスリケンで殺す!「GROWL!」怒り狂ったメキシコライオンがストローマンへ襲いかかる!

[3646][4663]3成功2つ、モブ敵なのでサツバツは発生せず。SMは[631][531]回避。

「アアーッ!」ストローマンは紙一重回避!「惜しい!私に命中させるぐらいのカラテは欲しい!」「ムハハハハハ!面白いやつよ!」

3ターン目

「アアーッ!」ストローマンはさらにメキシコライオンへカラテ!ハイパーボンバーはスリケンを投擲!「イヤーッ!」

足を止めて集中、3D6[112]失敗!HBは距離をとってMLへスリケン、[2132]失敗!MLはSMへ攻撃、[5316][1451]2成功2つ。SMは[216][642]回避。

「GROWL!」メキシコライオンは身を沈めて攻撃を回避し、ストローマンへ攻撃!「アアーッ!」回避!なんたる俊敏さか!

4ターン目

「アアーッ!」ストローマンはさらにメキシコライオンへカラテ!ハイパーボンバーはスリケンを投擲!「イヤーッ!」

足を止めて集中、3D6[364]4D6[3524]命中、MLの残り体力4。MLはSMへ攻撃、[1526][3514]2成功2つ。SMは[521][614]回避。

「GROWL!」命中!怒り狂ったメキシコライオンがストローマンへ襲いかかる!「アアーッ!」ストローマンは紙一重回避!「味わいたい!メキシコライオンの爪や牙の与える痛みを!ぜひとも!」狂人!

5ターン目

「アアーッ!」ストローマンはさらにメキシコライオンへカラテ!ハイパーボンバーはスリケンを投擲!「イヤーッ!」

足を止めて集中、3D6[361]4D6[2124]命中、MLの残り体力2!MLはSMへ攻撃、[5261][3234]2成功&1成功。SMはあえて回避せずイタミで受ける!7D6[5512144]成功。ダメージ軽減2によりノーダメージ。残り精神力3。

「GROWL!」命中!怒り狂ったメキシコライオンがストローマンへ襲いかかる!「アアーッ!来て下さい!アアーッ!」命中!恐るべき爪と牙がストローマンの肉を裂き、血飛沫を撒き散らす!「アッ、アッ、アッ、アーッ!」ストローマンは絶頂!傷跡の肉がみるみる盛り上がる!「最高です!」

6ターン目

「この痛みをあなたにお返しします!アアーッ!」ストローマンは随喜の涙を流しながらメキシコライオンへカラテ!ハイパーボンバーは引きながらもスリケンを投擲!「イヤーッ!」

足を止めて集中、3D6[631]4D6[4662]命中。MLの残り体力0、戦闘不能!

「アバーッ!」恐るべきメキシコライオンはニンジャたちの猛攻を受けて、ついに倒れた!ゴウランガ!

戦闘終了

「ムッハハハ!見事であった!ワシはソウカイヤの首領ラオモト・カンだ!名乗るがいい!」ラオモトは上機嫌で手を叩いた!「ドーモ、ラオモト=サン。ストローマンです」「ハイパーボンバーです」ふたりは跪いてアイサツする。『ど、ドーモ、デンパルスです』モニタ越しにアイサツ。

「よかろう、少しは余興になった!覚えておくぞ!」ラオモトは笑いながら去っていった。デンパルスは胸を撫で下ろす。彼の機嫌を損ねたら、どうなることか。『……お疲れ様だ。テメエら、よくやった』電子ファンファーレが鳴り響き、北のフスマが開かれると、デンパルスが拍手していた。

「改めて、ようこそソウカイ・シンジケートへ。これはトレーニングだから報酬(カネ)は出せねェが、ラオモト=サンに認知(みと)められたってのが一番だな。じきにいい仕事(ミッション)を紹介する。今は休息してスシでも食ってくれや」「「了解」」デンパルスとふたりは握手を交わした。

 ……こうして、新たにふたりのニンジャがソウカイ・シンジケートに迎え入れられた。ニンジャスレイヤーやザイバツなどとの抗争も激化する中、ニンジャ戦力はひとりでも多く欲しい。ソウカイヤ・スカウト部門は、野良ニンジャを捕らえて鍛錬するため、日夜不眠不休で働いているのである……。

【テスト・ユア・マイト】終わり

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