忍殺TRPGリプレイ【サイクロン・エフェクト】02
前回のあらすじ:オムラ・オナタカミ戦争勃発!イッキ・ウチコワシやザイバツはオナタカミ側につき、オムラ・ソウカイヤ連合に対して武装蜂起!99マイルズ・ベイのオムラ工場地帯ではアナキストによる暴動が発生!そしてソウカイヤとザイバツのニンジャたちが衝突!カラダニキヲツケテネ!
◆
デッドマシーンとヒートカッターの装束には、ソウカイ・シンジケートのクロスカタナ紋。イエローフィストとヘルブレイカーの装束にはザイバツ紋がある。「見たところノーサイバネだな!お、お前らザイバツのカビ臭い奴らごときに、モーター理念の凄さはわかるまい!」「わかりませんね!」
イエローフィストはカラテを構えた。デッドマシーンたちの背後には、ショットガンを装備したスモトリヤクザが二人。
◆スモトリヤクザ(種別:モータル/スモトリ/ヤクザ)×2
カラテ 3 体力 4
ニューロン 1 精神力 2
ワザマエ 2 脚力 2
ジツ - 万札 3
攻撃/射撃/機先/電脳 3/ 2/ 1/ 1
◇装備や特記事項
◆ショットガン:射撃、ダメージ2、連射1
◉突撃:脚力の2倍直進移動し、直後の攻撃に痛打+1
能力値合計:6
ヘルブレイカーはクローンヤクザ八人を率いている。
◆クローンヤクザY-12型(種別:モータル/バイオ生物/クローンヤクザ)×8
カラテ 2 体力 1
ニューロン 1 精神力 1
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ - 万札 1
攻撃/射撃/機先/電脳 2/ 3/ 1/ 1
◇装備や特記事項
◆チャカガン
能力値合計:6
そして双方の側には、メキシコライオンが一頭ずついる。そこらのサンシタニンジャなら瞬時に殺せる危険生物である!
◆メキシコライオン(種別:危険生物)×2
カラテ 8 体力 8
ニューロン 1 精神力 3
ワザマエ 4 脚力 4
ジツ - 万札 3
攻撃/射撃/機先/電脳 8/ -/ 1/ -
◇装備や特記事項
◉連続攻撃2、突撃
能力値合計:13
「GRRRRR……!」「GRRRRR……!」二頭のメキシコライオンは睨み合い、威嚇し合う。どこから手に入れたかは問題ではない。ヤクザクランや暗黒メガコーポに飼われていたのだろう。ヘルブレイカーはやや不利を感じた。重サイバネはモータルでさえそれなりの強敵。それがニンジャならば……!
だが、ヘルブレイカーの懐には重サイバネ殺しの切り札、パルスダガーがある。イエローフィストはやや未熟だが、互いにかばい合えば、なんとかこの場を切り抜けるぐらいはできよう。どちらかが死ねばそれまでだ。「逃がしはせんぞ、敵国キョートの工作員ども。捕縛してインタビューしてやる」
デッドマシーンは虚無的に微笑み、テッコに装着された電磁クローアームを構えた。電子戦争からの歴戦を生き抜いてきた彼女には、一種の諦観が漂っている。それはペケロッパ・カルト崩れのモーター理念狂信者であるヒートカッターとは似て非なるものだ。「……行くぞ、お嬢ちゃん」「ハイ!」
四人のカラテが高まる!一触即発アトモスフィア!
戦闘開始
初期配置
1ターン目
「「イヤーッ!」」デッドマシーンとヒートカッターが先に動く!狙うは比較的弱そうなイエローフィストだ!クナイとヒートカタナの同時攻撃!「イヤーッ!」イエローフィストは見切って躱し、迎撃のキックを繰り出す!「イヤーッ!」ヒートカッターは紙一重で回避!「次はこっちです!」
「「イヤーッ!」」ヘルブレイカーとイエローフィストは壁を蹴ってトライアングルリープ!ヒートカッターへ飛びかかる!「イヤーッ!」ヒートカッターは難なく回避し、イエローフィストへ迎撃!「イヤーッ!」見切って回避!「弱敵!しょせん非サイバネのクズどもよーッ!」「油断するな」
「「GRRR……!」」「「ドッソイオラー!」」「「「「ザッケンナコラー!」」」」「「「「スッゾコラー!」」」」両陣営のヤクザやメキシコライオンたちは、慎重に動いて狙いを定める。狙うは互いの敵ニンジャ!
2ターン目
「まずは雑魚からだ!イヤーッ!」デッドマシーンは北西のメキシコライオンに飛びかかり、電磁クローアームで攻撃!ZZZZZT!「AAARGHHHHH!」サツバツ!急所に突き刺さり感電、動きが鈍る!「ヒャハハハハ!お、俺も雑魚から!イヤーッ!」ヒートカッターは飛び離れ、クローンヤクザへ!
「カトン・ジツ!」KABOOOOOM!「「「「「「「「アババババーッ!」」」」」」」」ゴウランガ!クローンヤクザ八人が瞬時に火だるまとなり死亡!「どうだ!こちらの圧倒的有利!」ヒートカッターは勝ち誇る!「スモトリからやるぞ!」「ハイ!」ザイバツニンジャたちが動く!
「イヤーッ!」ヘルブレイカーはスモトリヤクザの懐に飛び込み、謎めいた煙で包み込む!「ムン」NRSを起こし昏倒!「キエーッ!」イエローフィストは壁を蹴ってヤリめいたトライアングルリープキック!KRASH!「ドッソイアバーッ!」残るスモトリも両脚をへし折られ戦闘不能!サツバツ!
「AARGHHHH!」メキシコライオンがイエローフィストへ飛びかかる!「イヤーッ!」側転回避!「GRRRRRR!」負傷したザイバツ側メキシコライオンは怒り狂ってデッドマシーンへ飛びかかる!「イヤーッ!」ブリッジ回避!「ハハハ!いいぞ!殺し合いだ!」デッドマシーンは虚無的に哄笑する!
3ターン目
「「イヤーッ!」」ソウカイニンジャたちはザイバツ・メキシコライオンへ飛びかかる!ZZT!SLASH!「AAARGHH!」命中!メキシコライオンは怯えて失禁!「「イヤーッ!」」ザイバツニンジャたちはソウカイヤ・メキシコライオンへ飛びかかる!SMAASH!「アバーッ!」命中!壁に激突し昏倒!
「AAARGHHHH!」ザイバツ・メキシコライオンは気力を振り絞り、目の前の敵へ飛びかかる!「キャハァーッ!」SLASH!ヒートカッターは難なく躱しヒートカタナで反撃!「アバーッ!」ナムアミダブツ!即死!「ヒヒーッ!弱い!しょせんはバイオ生物、非サイバネのクズどもよ!」
ヒートカッターはカクカクと震えながら嘲笑う!「雑魚どもは片付いた。ウォーミングアップは済んだか。ハイクを詠ませてやる」デッドマシーンは冷酷な視線を投げる。「俺は詩人じゃあないんでね」ヘルブレイカーは不敵に目を細め、パルスダガーを逆手に構える。一撃必殺アトモスフィア!
4ターン目
「「イヤーッ!」」ソウカイニンジャたちはイエローフィストへ飛びかかる!ZZT!SLASH!「ンアーッ!」ヒートカタナが命中!無視できぬダメージだ!「ヒャヒィィーッ!」ヒートカッターが嘲笑う!「「イヤーッ!」」ザイバツニンジャたちは壁を蹴ってヒートカッターへ飛びかかる!
SMASH!ZZZZT!「グワ……アバーッ!?」ナムサン!ヘルブレイカーのパルスダガーが油断していたヒートカッターに命中!重サイバネの肉体を高圧電流が苛む!「アバーッ!バカなーッ!」「フン、アンタも無敵じゃあないようだな」「ザマミロです!」「油断するからだ、バカめ!」辛辣!
「アバッ……許さん!」ヒートカッターは苦痛と恥辱に怒りを燃やす!イエローフィストよりもダメージは大きいが、懐にはスシもZBRもある。まずは負傷を癒やし、続いて敵に猛攻をブチ込むべし!
5ターン目
「イヤーッ!」デッドマシーンはイエローフィストへ飛びかかる!「ウオーッ!」ヒートカッターは素早くスシを食べ、イエローフィストへヒートカタナ攻撃!アブナイ!「「イヤーッ!」」ザイバツニンジャたちは素早く位置を入れ替えて互いをカバーし、猛攻を躱す!ワザマエ!「なにーッ!?」
「「キエーッ!」」ザイバツニンジャたちはお互いの足の裏を蹴り、壁を蹴り、ジグザグに飛び跳ねながらヒートカッターに襲いかかる!SMAAAASH!「グワーッ!」イエローフィストのトビゲリが命中!ヒートカッターはたたらを踏んでよろめく!「どうです!」「素晴らしいぞ、お嬢ちゃん」
ザイバツニンジャたちは胸を張る。サイバネがなくともカラテとワザマエを鍛え上げれば、重サイバネにも十分に対抗できるのだ!「アバッ……こんなバカな!」「フーッ……私をあまり失望させるなよ、ヒートカッター=サン」デッドマシーンは憂わしくため息をつく。「わ、わかっています!」
ヒートカッターはさらに怒りを燃やす!アドレナリンが血管を駆け巡り、恐怖や諦念を吹き払う!「お、俺は反省すると強いんだ!為せば成る!ラオモト=サンもそう言っているぞ!」「フーッ……ならば、やってみせろ!」「ハイヨロコンデー!」真のイクサはここからだ!
戦闘継続
【続く】
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