【つの版】忍殺TRPGニンジャ名鑑カード　015【パープルスプラッシャー】

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パープルスプラッシャー　/　Purple Splasher

◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#015
【パープルスプラッシャー】
ソウカイヤのニュービーニンジャ。カラテは強く社会性もあるが変人。蛸に強い執着を示し、背中に蛸の入墨を入れ、黒紫色のインク・スリケンを射出する。腕には蛸由来のバイオ筋肉を仕込む。将来の夢は蛸になること。蛸のスシも好き。
◆殺◆

ニンジャソウル：タコ・ニンジャクランと思われる（階位不明）
身長：186cm
外見特徴：スキンヘッド、長身、黒紫色のスーツ
戦闘スタイル：バイオサイバネ・オクトパス・カラテ、インク・スリケン
初登場エピソード：【ラン・アモク・ラン】

本名、タコノキ・ナラモト（蛸野木・奈良本）。年齢は20代後半。中流階級の家庭に生まれ育ち、快活で社交的でショドーが得意な青年であった。だが突如「蛸になりたい」という強い執着に取り憑かれ、発狂してタマ・リバーに飛び込み、ヒョットコの群れに身を投じた。その後の経緯は不明で、本人も余り記憶がないが、スカウトされてソウカイ・ニンジャになった時は既に蛸由来のバイオ筋肉を背中に移植していた。破天荒な経歴の割に意外と社交的で、常に敬語で話す。蛸に関する知識も深い。

蛸への執着

彼が何より執着するのは蛸である。彼にとって蛸はブッダよりも偉く、ラオモト・カンよりも偉い（流石にそれを口外はしない）。ヒョットコたちのオメーンはやや蛸に似ており、謎めいた宗教によって団結しているが、パープルスプラッシャーはそこから派生した彼独自の宗教観を持つ。

彼は狂気の果てに黄金立方体を垣間見、そこから蛸が自分に降りてきたと主張する。あの中には無数の蛸がおり、世界の終末の時にはすべての蛸が解き放たれ、大地は海に飲み込まれるという。彼にとってニンジャとは蛸のことであり、ブッダ、ジーザス、オーディンといった神々は古の偉大な蛸たちを指すのである。かような信念から、彼は蛸の入れ墨を背中に負い、それでも飽き足らずに蛸由来のバイオ筋肉を埋め込んだ。彼の背中はあたかも生きた蛸を背負っているかのように見える。彼にとって蛸は聖獣であるが、ジーザスの肉を聖餐として食べるように蛸のスシも好んで食べる。こうした行動により、彼はいずれ身も心も真の蛸となり、全身を蛸に改造して海へ還って行くであろう。だが人間的な部分も微かに残っており、蛸になりきることを無意識にセーブしているためか、彼はいまのところ「蛸になりたがっている変人ニンジャ」という枠にとどまっている。

彼に憑依したニンジャソウルは、掌や爪の間から超自然のインクを滲み出させ、スリケンとして射出するジツを与えた。その色が黒紫であることから、彼はこれをパープルスプラッシュと勝手に名付け、自らもパープルスプラッシャーと名乗ったらしい（その頃の記憶は彼から失われている）。

つのメモ：名前も能力値も、診断メーカー「サンシタ出力」でムーンライトスロース＝サンともども自動生成された。そこへ「サンシタニンジャメーカー」で作り置きしておいたスキンヘッドのニンジャを載せ、いろいろ考えてこうなった。モータルネームは諸星大二郎の「マッドメン」に出てくるタコノキの男ナラモにちなむ。実際強いが蛸の話で左に寄せられる。しかし彼は本気でシリアスだ。そのうち全身をバイオサイバネ化してしまうだろうが、今のところはそうしていない。なにか理由があるのだろう。ナラクとフジキドのように、ニンジャソウルに人間性があらがっているとかだ。彼の自我は実際危うい。完全には狂い切っていないのだ。「ニンジャソウルの闇」をもたせてもいいかもしれないな。

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