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忍殺TRPGリプレイ【インスティンクト・イズ・ザ・コレクト・アンサー】

邦題:本能こそが正解(Instinct is the correct answer)

 ドーモ、三宅つのです。これは古矢沢=サンのシナリオ案「コケシマートのスライムオバケ」を元にしたリプレイ小説です。ネタバレにご注意ください。

 コケシマートに侵入したヨロシサンの脱走バイオニンジャを打倒するミッションです。壁超え前のニンジャ3人ほどでの挑戦が想定されていますが、せっかくなのでヨロシサンのバイオニンジャを出します。

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◆ストームタイガー(種別:バイオニンジャ)
カラテ       5    体力        8>11
ニューロン     3    精神力       4
ワザマエ      6    脚力        4/N
ジツ        0    万札       18>3
DKK       0    名声        1

攻撃/射撃/機先/電脳  5/ 7/ 3/ 3
回避/精密/側転/発動  6/ 7/ 7/ 0
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0

◇装備や所持品
▲▲戦闘用バイオトルソーLV1:体力+3、脚力+1
 △ビーストレッグ:ワザマエ判定ダイスと体力+1
◉バイオニンジャ:体力+2、交渉判定難易度+1、アイテムによる回復量-1
●脆弱性:火炎(精神力1)

◇ジツやスキル
○生い立ち:純正バイオニンジャ
◉知識:バイオ系メガコーポ
◉忠誠心:ヨロシサン 精神力+1

能力値合計:14
 前回の冒険で万札18と余暇2日を獲得しました。ビーストレッグは脚系のカスタム器官とみなし調整します。ワザマエの成長の壁を超えたわけではないためタツジンスキルはとれません。万札20の「戦闘用バイオトルソー」を借金2して入れ、モータルハントして6-1D6[1]=5。万札3が残ります。ヨロシサンに正式に所属しているため忠誠心を持ちます。

 そこそこ強力ですね。しかし彼一人では難しいかも知れませんし、パートナーをつけてあげましょう。同じく純正バイオニンジャとします。ニンジャメーカーで作ってもいいのですが、今回はダイスを振ったりチョイスしたりして作ってみましょう。

4D6[4454]=カラテ4、ニューロン4、ワザマエ5、ジツ1。能力値合計8+5+2=15。体力4、精神力4、脚力3。ジツは1D6[2]=ヘンゲヨーカイ・ジツ。
初期アイテムと初期知識は純正バイオニンジャなのでオミット。万札10(返済時は12)で「戦闘用バイオサイバネ」を装備し、「バイオニンジャ化」「忠誠心:ヨロシサン」「知識:バイオ系メガコーポ」を獲得。

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◆ラハブ(種別:バイオニンジャ)
カラテ       4    体力        6
ニューロン     4    精神力       5
ワザマエ      5    脚力        3/N
ジツ        1    万札      -12
DKK       0    名声        1

攻撃/射撃/機先/電脳  4/ 5/ 4/ 4
回避/精密/側転/発動  5/ 5/ 5/ 5
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0

◇装備や所持品
▲▲戦闘用バイオサイバネLV1:バイオ武器LV1、ダメージ2、交渉判定難易度+1
◉バイオニンジャ:体力+2、交渉判定難易度+1、アイテムによる回復量-1
●脆弱性:火炎(精神力1)

◇ジツやスキル
☆ヘンゲヨーカイ・ジツLV1:手番開始時に精神力1消費し発動(N)
 次の手番までカラテ+3、脚力+2 精神力1消費し1ターン継続可
 ヘンゲ時は強制的に素手&スリケン装備となる
○生い立ち:純正バイオニンジャ
◉知識:バイオ系メガコーポ
◉忠誠心:ヨロシサン 精神力+1

能力値合計:16
 レッドリーパー=サンのリボーンめいたキャラになりました。ヤイミCEOがバイオサイバネのデータを回収したのでしょう。「☆◉ヘンゲ時武器銃器習熟」を取ればヘンゲ時でもバイオ武器が使えます。娼婦にして海のドラゴンということで、ティアマトならぬラハブとしました。

 駆け出しにしてはなかなかの強さですね。では、始めます。

◆◆◆

 ブーンブーンブブーン。ブーンブーンブブーン。単調なベース音が特徴的なコケシマートの店内BGMが、スピーカーからざらついたノイズとともに微かに漏れ出している。ブーンブンブン。ブーンブブ。ブーンブンブン。『安い、安い、実際安い……安い、安い……』単調なBGMが繰り返される。

 ヨロシサンのエージェント、バイオニンジャのストームタイガーは、素早く周辺をクリアリングする。周囲は闇、人影なし。そこかしこに玉虫色の粘液が付着し、蠢いている。「そっちはどうだ、ラハブ=サン」「異常なし。まずそうな色だね。このスライムども」せせら笑う女の声。「調査する」

代表者1名が調査判定、難易度H。「知識:バイオ系メガコーポ」で+2。ストームタイガー/STがワザマエで調査、6+1+2=9D6[541113365]成功。全員に即応ダイス+2。

 ストームタイガーはバイオニンジャ感覚を働かせ、自らの知識と突き合わせて推理する。「このスライムは、原始的だが生命としての性質を持つ。有機物を取り込んで増殖している」スライムの中にはコケシマートの商品である食糧や、哀れなモータルの死体が浮かんでおり、溶かされつつある。

「見りゃわかるよ。全部焼き払ったが早そうだね」「もう少し調査が必要だな。ニンジャアトモスフィアは感じるが微弱だ」彼らはヨロシサンから緊急の指示を受け、バイオニンジャ脱走事件への対処を行うために派遣された。イレギュラー存在であるため名前や能力などについての情報はない。

 該当個体は「制御不能」と判断されており、専用バイオプラントの用意も間に合わない。担当者は責任をとってセプクした。爆発四散させても問題はないが、もし無害化して回収できたなら、そちらの方が良いという。高度な状況判断能力と戦闘力が必要となる。ゆえに、彼らが送り込まれたのだ。

アイテムのサルベージ。代表者が知識(ニューロン)判定、難易度N。「知識:バイオ系メガコーポ」で+2。ラハブ/RHが挑む。4+2=6D6[165361]=3成功。アイテムを3種類回収し、このシナリオの間だけ利用できる。ショットガン、チェーンソー、火炎放射器を獲得。とりあえず所持しておく。

 ラハブは自衛グッズや工具の並べられたエリアを調べ、使えそうな武器を調達した。ショットガン、チェーンソー、火炎放射器。バイオニンジャのカラテがあれば充分だが、いざという時の役に立つかも知れない。特にバイオ生物には火炎放射器が有効だ。「緊急事態だ。もらっとくよ」その時!

「アイエエエ!」2階から叫び声。男性だ。生き残りがまだいたらしい。続いて銃声。スライムに抵抗しているようだ。「どうする」「一応救助する。何か情報が得られるかも知れん」「了解」二人は頷き、色付きの風と化して2階へ向かった。後から口封じは必要だが、多少の戦力にはなるだろう。

2階

庶子!貴方!自分自身を前後しなさい!」叫び声と銃声のした方へ向かうと、金髪の男が玉虫色のスライムに壁際まで追い詰められ、奇妙な叫び声をあげている。銃はスライムにはあまり効かず、弾切れを起こした。「ヤギ前後……!」男は絶望した。このままではスライムに食われて死ぬだろう。

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◆ラッキー・ジェイク(種別:モータル/重サイバネ)
カラテ       3    体力        7
ニューロン     4    精神力       5
ワザマエ      4    脚力        3
ジツ        -    万札       10

攻撃/射撃/機先/電脳  4/ 7/ 5/ 6
回避/精密/側転/発動  6/ 5/ -/ -
即応ダイス:3 緊急回避ダイス:0

◇装備や所持品
▶︎テッコLV1:カラテ判定ダイスと回避ダイス+1
▶ヒキャクLV1:脚力と回避ダイス+1
▶サイバネアイLV1:ワザマエ判定ダイス+1、射撃時はさらに+1
▶生体LAN端子LV1:ニューロン判定ダイス+2、イニシアチブ+1
▶︎▶︎強化骨格(クロームハートLV2):体力と精神力+2
◉重サイバネ化:体力+2、精神力-2、●脆弱性:電磁(1)

◆電磁ダガー:特殊近接武器、攻撃難易度+1、ダメージ1+電磁ショック1
 戦闘スタイル:精密攻撃(ワザマエ判定攻撃)を選択可能
◆LAN直結型ハンドガン"ヤマダ社カスタム":弾切れ
 遠隔武器、連射2、時間差、マルチターゲット、射撃ダイス+1(7D6で射撃可能)

◇スキル
●悪運:シナリオ中1回だけ判定を振り直せる
●賞金首の疫病神:彼を捕縛してシナリオを終えたPCは万札1D6×5で売り飛ばせるが、
 出目1が出るとそのPCの万札10を盗んで逃走する
◉不屈の精神:精神力+1、精神力抵抗判定ダイス+2

能力値合計:11
 グレネードやデコイは使い切りました。

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◆バイオスライム(種別:バイオ生物/スライム)
カラテ       3    体力        5
ニューロン     1    精神力       -
ワザマエ      1    脚力        2
ジツ        -    万札        0

攻撃/射撃/機先/電脳  3/ -/ 1/ -

◇装備や特記事項
●捕食:近接攻撃で倒した敵1体につき体力1回復
●スライムボディ:体力+2、火炎以外の射撃ダメージ軽減1
●脆弱性:火炎(体力2)

能力値合計:5

「「イヤーッ!」」ストームタイガーとラハブはその背後から飛びかかる!

戦闘開始:1ターン目

イニシアチブ:ラッキー・ジェイク/LJ(5)→ラハブ/RH(4)→ストームタイガー/ST(3)→バイオスライム/BS(1)
LJは電磁ダガーで精密攻撃、5D6[62524]成功。BSに2ダメージ、残り体力3。RHは拾った武器をそのへんに投げ捨て、連続側転&カラテ![22466][3565]3成功。BSは2ダメージを受け残り体力1。STは連続側転&カラテ、[6366216][41152]1成功。BSは体力0になり倒れる。

「庶子!」金髪の男は覚悟を決めて電磁ダガーを抜き、バイオスライムへと突き刺した!ZZZZT!『アバー!』大きなダメージ!だがまだ動く!「「イヤーッ!」」ラハブとストームタイガーが襲撃!KRAAASH!『アバババーーッ!』バイオスライムは両断され、コアを破壊されて潰れた。

戦闘終了

LJは一応NRS判定、難易度N。「不屈の精神」で+2され7D6[3153443]成功。彼はタフだ。

「「シューッ……」」二人はザンシンする。「アイエエエ……ブッダ……ドーモ」金髪の男はオジギして感謝した。ジゴクにブッダが二人も現れた。しかも、ニンジャだ。彼はニンジャを知っている。フィクションの怪物は実在することを。「ドーモ、ストームタイガーです」「ラハブよ」

 二人はアイサツを返した。「あんたも名乗りなさい」「アッハイ。ドーモ、ラッキー・ジェイクです」深々とオジギ。「アリガトゴザイマシタ。エート、あなた方はニンジャですか」「……そうだ。ニンジャを知っているのか」「ハイ。ソウカイヤも知ってます」ジェイクは巧みに交渉した。

 自分がソウカイヤと繋がりのある傭兵であると匂わせ、口封じに始末されることを免れようというのだ。実のところ、彼はとあるヤクザ組織によってここに監禁されていたのだが、謎のバイオスライムの襲撃でヤクザたちは死亡した。逃げ出して装備を回収し、脱出しようとしていたというわけだ。

交渉判定、難易度H。バイオニンジャゆえSTは難易度+1(UH)、RHはバイオサイバネで+1され難易度+2(UH2)。STが挑む。ワザマエ7、7D6[6166146]4成功!LJが仲間に加わり、全員緊急回避ダイス+2。

 ラハブは伸びをした。「ソウカイヤの傭兵か。じゃあ、殺すのはナシね。ここのことは黙ってて」「ハイ」ジェイクは頷いた。「代わりに、このバイオ生物退治に協力しろ。装備は足りているか」「銃弾が尽きました」「そこに火炎放射器とかショットガンとかあるから、適当に使いなよ」「ハイ!」

 ジェイクは神々に感謝した。今日はツイている!「この事件に関して、知っていることを話せ」「ハイヨロコンデー」ジェイクは口笛を吹き、上機嫌で話し始めた。彼によれば、7フィートか8フィート(2.1-2.4メートル)はあろう巨大なバイオスライムがコケシマート内部を練り歩いていたという。

 その個体からスライムが分泌され、人々を襲い、周囲を覆い始めた。大型の個体は奥の食糧品倉庫へ向かったようだ。人々や食糧を捕食して、さらに大きくなっているかも知れない。「……で、あんたはなんでここに?」「買い物です」「そういうことにしとくわ」ラハブは豊満な胸を揺すった。

 彼女の頭髪はうねうねと動き、触覚めいて周囲を探っている。バイオ武器なのだ。ジェイクは寒気を感じ、人外の怪物とともにいることを畏れたが、頼もしさも覚えた。少なくとも今は自分の味方なのだ!「私が死んだらソウカイヤにとって良くないかも知れません。守って下さい」「アイアイ」

 通路の突き当りには倉庫の扉があった。加えて周辺には大量のスライムが付着しており、内部からはニンジャソウルの気配がする。「ここね」「気をつけろ」「了解!」突入!

倉庫

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 暗い倉庫の中が、開かれた扉から差す通路の明かりに照らされた。倉庫の奥にいたのは、先ほど見たスライムより大きい、10フィート(3メートル)ほどの体躯を持った玉虫色の影だ。それは倉庫内の食糧やペット用のバイオインゴットを取り込みながら、周囲にスライムを分泌し続けていた。

「ウェー……」ジェイクは吐き気を催す。その声に反応して、スモトリじみた大きさのバイオスライムが2体出現した。そして巨大な影が身をもたげ、アイサツした。『アバー……ドーモ、サイケアネモネです』

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◆サイケアネモネ(種別:バイオニンジャ/スライム/危険生物)
カラテ       5    体力       18
ニューロン     3    精神力       -
ワザマエ      4    脚力        5/N
ジツ        4    万札       12

攻撃/射撃/機先/電脳  5/ 4/ 3/ 3
回避/精密/側転/発動  5/ 4/ 4/ 7
即応ダイス:2 緊急回避ダイス:2

◇装備や所持品
▲▲▲▲戦闘用バイオサイバネLV2:バイオ武器LV1、ダメージ2、
   出目6で痛打+1、交渉判定難易度+1
 △△バイオ触手:バイオ武器のリーチ+1
▲▲▲▲戦闘用バイオトルソーLV2:脚力+2、体力+6
 △毒ガス噴霧:手番開始or終了フェイズに精神力/体力2を消費し瞬時発動
  隣接マスの全員に毒ダメージ1(回避N) 戦闘中→手番中1回限り
 △△生体毒分泌:バイオ武器による近接攻撃時、出目44で毒ダメージ+1
  毒ダメージ軽減1 毒ガス噴霧を「手番中1回限り」に強化

◉バイオニンジャ:体力+2
◉危険生物化:体力+3、精神攻撃無効、交渉難易度+2、アイテムによる回復量-2、
 自発的精神力使用コスト2倍、精神力-5(精神力の代わりに体力を消費する)
●脆弱性:火炎(体力2)

◇ジツやスキル
●スライム・スネア:精神力/体力2消費し発動(N) 環境効果
 術者に隣接する3×3マスの敵全員に体力ダメージ1(回避H)
 回避の成否に関わらず、この範囲内の敵は集中状態に入れず、
 あらゆる能動的行動の判定難易度+1(他の環境効果と累積しない)
 術者の次の手番までこの効果は残存する
●スライム・ブンシン・ジツ:手番終了フェイズに精神力/体力2消費し発動(H)
 術者の隣接マスにスライムを最大3個配置 体力2、行動せず
 敵の視線や射線・通過を遮る 次の手番開始時に自動消滅する
 残っていたブンシン1体につき攻撃・射撃・発動のいずれかにボーナス+1
 術者よりイニシアチブが高い敵は無視して移動でき、重なって移動終了するとブンシン消滅
 出目666でブンシンを5個生み出せる
●捕食:近接攻撃で倒した敵1体につき体力1回復、倉庫内では自動で体力2回復
●スライムボディ:体力+2、火炎以外の射撃ダメージ軽減1、即死耐性

能力値合計:20
◆バイオスライム(種別:バイオ生物/スライム)×2
カラテ       3    体力        5
ニューロン     1    精神力       -
ワザマエ      1    脚力        2
ジツ        -    万札        0

攻撃/射撃/機先/電脳  3/ -/ 1/ -

◇装備や特記事項
●捕食:近接攻撃で倒した敵1体につき体力1回復
●スライムボディ:体力+2、射撃ダメージ軽減1
●脆弱性:火炎(体力2)

能力値合計:5
 いろいろ調整しました。囲んで殴れば倒せるでしょう。LJは味方にニンジャがいるのでNRSを起こしません(味方が惨殺されない限り)。PAは倉庫の外までは追って来ないため、この場で倒さなければなりません。

「ドーモ、ストームタイガーです」「ラハブです」「ラッキー・ジェイクです」アイサツを返す。『アバー……エサ!エサ!エサ!』『『アバー!』』スライムたちは戦闘態勢!一触即発アトモスフィア!

戦闘開始

1ターン目

イニシアチブ:ラッキー・ジェイク/LJ(5)→ラハブ/RH(4)→ストームタイガー/ST&サイケアネモネ/PA(3)→バイオスライム/BS(1)
大気にカラテが満ちている!最初からハードモードだ!
LJは進み出て火炎放射器使用、BS2体とPAを巻き込む!7D6[4556222]成功!BS2体に3ダメージ(残り体力2)、PAは3D6[364]回避(残り回避ダイス2)。火炎放射器は燃料切れで使えなくなる。

「前後している庶子!」ジェイクはサイバーサングラスの下で目をギラつかせ、火炎放射器を構えた。危険バイオ生物の駆除にも使用され、DIYホームセンターでも販売されているヨロシ・デコンタミネイターだ!KABOOOM!『『AAAARGHH!』』バイオスライムたちは火炎にさらされ身をよじる!

『GRRRRR!』サイケアネモネは油断なく体を縮めて火炎放射を回避した。ただのバイオスライムではなく、ニンジャなのだ。そしてバイオスライムたちは火炎放射を食らっても生きている!「庶子!」燃料タンクがカラになった。この火炎放射器は一回限りの使い切りだ。予備のタンクもない。

RHはLJの左へ進みBSへカラテ、4D6[2331]失敗!STはLJの右へ進みBSへカラテ、5D6[53653]命中。BS1体の残り体力1。まだ動く!

「「イヤーッ!」」ラハブとストームタイガーはジェイクの左右に進み出てバイオスライムたちにカラテを放つ!グニォン!バイオスライムの一体は柔軟に体を縮めてラハブの攻撃を回避!『AARGGHH!』ストームタイガーの攻撃は辛うじて命中するが、バイオスライムはなおも動く!なんたる強靭!

PAは2マス前に動き、スライム・スネア&毒ガス噴霧(残り体力14)。7D6[5515114]成功。LJは回避難易度UHとH、[4662][64]回避!スゴイ!残り回避ダイス0、緊急回避ダイス2。STは回避難易度HとN、[5125][15]回避!RHは[354][43]回避!

『AAAARGHHH!』サイケアネモネは前進し、体中から毒々しい玉虫色のスライムと毒ガスを噴射!BASHWWWW!「「「イヤーッ!」」」ジェイクとニンジャたちは見事に躱す!だが足元はスライムで埋め尽くされた!二体のバイオスライムがジェイクを襲う!『アバー!』アブナイ!

BS2体はLJへ攻撃、[314][166]1成功、2成功&痛打。STが緊急回避ダイス2を消費してかばう!雑魚の攻撃なのでまとめて回避可能![65]成功!位置が入れ替わる。PAの体力が2回復し16に。

「イヤーッ!」ストームタイガーはジェイクの手首を掴んで位置を入れ替え、とっさにかばう!見事に回避!ワザマエ!「ブッダサンクス!」ジェイクが笑ってサムアップした。彼はタフな男だ!

2ターン目

LJは右下へ3マス動いてスライム・スネアの範囲を脱出し、ドアの前から残り体力1のBSへショットガン。7D6[3434324]成功。1ダメージが抜けBS1体を倒す。RHは左へ1マス動いて残り体力2のBSへカラテ、4D6[4546]成功。2ダメージを与えBS全滅。STはLJの傍らへ移動、スリケンは投擲せず。

 ジェイクは状況判断し、倉庫のドアの前まで駆け出した。逃げようというのか?否!「庶子!」先程のショットガンを構え、大きく負傷したバイオスライムへ銃弾を発射!BLAMN!『アバーッ!』バイオスライムはコアを貫通され、ピクピクと痙攣して潰れた。ショットガンは有効だ!

「いいぞ!イヤーッ!」ラハブが動き、残ったスライムへバイオ触手を伸ばして攻撃!KRASH!『アバーッ!』コアを貫かれてバイオスライムが死亡!そしてストームタイガーは、ジェイクをかばうため彼の隣へ動く。スリケンはあのスライムたちには効かないようだ。ならば、サイケアネモネにも。

PAは右下へ4マス動き、スライム・スネア&毒ガス噴霧(残り体力12)。[1556525]成功。LJは[2123][53]スネア命中!残り体力6。STは[5341][56]回避。PAは体力2回復し残り14。

『AAAARGGHHH!』サイケアネモネはジェイクたちへ近づき、体中から毒々しい玉虫色のスライムと毒ガスを噴射!BASHWWWW!「ゴボーッ!」ジェイクが毒ガスを少し吸い込んでむせる!ストームタイガーは躱すが、足元にはまたもスライムの沼が出来た。このままでは危険だ!「逃げるか?」

 ラハブが倉庫の奥から問う。サイケアネモネは、スライムや毒ガスを噴射して減少した体積を、倉庫の食糧を捕食して回復させているようだ。まさにフーリンカザン。ならばここから引き剥がせば……「いや、ここがフーリンカザンだからこそ、ここを離れて追っては来ない。ここで倒す」「了解!」

3ターン目

LJは難易度Hでカラテ、4D6[2541]1成功。PAは2D6[22]命中!残り体力13!

 ジェイクは覚悟を決め、テッコを構えた。電磁ダガーはこの状況では使いにくい。「庶子!」テクノカラテ!KRASH!『AARGH!』命中!「いいぞ!キエーッ!」ラハブが口からよだれを垂らし、サイケアネモネに攻撃!

RHは右へ3マス動いて難易度Hでカラテ、即応ダイス6をつぎ込む![1421444666]3成功&ナムアミダブツ[6]即死!回避難易度UH2!PAは回避ダイス3、緊急回避ダイス2をつぎ込み全力回避!5D6[42125]命中!即死耐性により痛打+2D6[54]=9、11ダメージを受け残り体力2!スゴイ!

 KRAAASH!『AAAAARGHHHH!!?』ナムアミダブツ!ラハブの渾身のチョップがサイケアネモネのスライムボディを突き破り、コアに致命的なダメージを与えた!ゴウランガ!「ヒャハハ!トドメヲサセー!」「よし!」ストームタイガーもカラテを高める!「イイイヤァアアアーーッ!」

STはLJの隣からカラテ、即応ダイス7をつぎ込む!12D6[344242246436]2成功&殺伐[2]=頭部痛打。体力に2ダメージを与え体力0、昏倒させた。

 KRAAASH!『AAAAARGHHHH!!?』サツバツ!ストームタイガーの渾身のキックがサイケアネモネのスライムボディを突き破り、コアに痛烈なダメージを与えた!『AARGHHH……』サイケアネモネは脳震盪を起こしたマグロのように痙攣し、動かなくなった。殺すことなく無力化したのだ!

戦闘終了

「「フシューッ……!」」二人のニンジャはザンシンした。油断ならぬ相手であった。ストームタイガーはIRC端末を操作して状況を報告する。「オゴォーッ!」ジェイクは嘔吐し、ケミカルカラーの吐瀉物をぶちまけた。ニンジャアトモスフィアと毒ガスの影響だ。「し、シツレイしました……」

「協力感謝。けど、あんたはここにいなかったことにしとくわね」ラハブが目を細めて嗤った。「分け前が減るものねェ」「こ、殺すと大変ですよ!」「殺さないわよ。あんたは報酬なしってだけ。さっさと帰んなさい」「ハイヨロコンデー!」ラッキー・ジェイクは慌てて逃げ去った。

LJとユウジョウ判定、難易度N。交渉スキルの個数ダイスを振れるが0なので1D6とし、難易度Hで挑戦。ST[3]RH[1]失敗。まあいい。

 使い切った火炎放射器、ショットガン、チェーンソーは持ち去られたが、報酬代わりとしておこう。どのみちニンジャたちには不要だ。……やがて、ヨロシサンの処理部隊が現場に到着する。二人は報告と引き継ぎを済ませ、コケシマートを立ち去った。「手数が多いとラクだったわね」「ああ」

 ブーンブーンブブーン。ブーンブーンブブーン。単調なベース音が特徴的なコケシマートの店内BGMが、スピーカーからざらついたノイズとともに微かに漏れ出している。ブーンブンブン。ブーンブブ。ブーンブンブン。『安い、安い、実際安い……安い、安い……』単調なBGMが繰り返される。

【インスティンクト・イズ・ザ・コレクト・アンサー】終わり

リザルトな

評価:A+ 脱走バイオニンジャを無力化し捕獲、事件を解決した。万札40を山分けとし、名声1、余暇4日を獲得。PAから万札12を獲得しており、合計52を2人で分けて27ずつ。RHは借金12を返済して15残る。

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