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【つの版】忍殺TRPGニンジャ名鑑カード 007【インパーミアブル】

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インパーミアブル / Impermeable

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◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#007
【インパーミアブル】
ソウカイヤのニンジャ。右目をサイバネアイ、右腕をテッコに置換し、レインコートに身を包む。元ハッカーでUNIXに強い。LAN直結型ハンドガンでの援護射撃を行い、テクノカラテも侮れない。
◆殺◆

ニンジャソウル:不明。ムテキ・アティチュードの片鱗を示すことがある。
身長:174cm
外見特徴青緑色のレインコート、サイバネアイ、テッコ、パンチパーマ
戦闘スタイル:テクノカラテ、LAN直結型ハンドガン、ハッキング
初登場エピソード:【クライング・レッド・オウガ

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レインコートを脱ぐとこんな顔です。

本名、アメザキ・シズオ(雨崎静雄)。年齢は20代後半。元はネオサイタマの中流サラリマンで、タネコという女性と結婚していた。だが会社が買収されたことでリストラされ、インプラントされていた生体LAN端子を生かしてフリーランスのハッカーとなる。食っていける程度の生活は出来ていたものの、あるビズでニューロンを焼かれかけ、生体LAN端子を破壊して命だけは助かる。ハッカーとしてのオナーも失い、妻と口論し、家を飛び出したタネコを追って道路に走り出たところを、トラックに二人揃って轢殺される。彼はニンジャとなって蘇生したが、妻は蘇生しなかった。絶望して夜の街を彷徨う彼を、ソニックブームが拾い上げた。彼の懐には今も妻の写真がある。

(ハウスバーナーの)相方のインパーミアブルは、リプレイで彼が漏らした「次はハッカーと組ませろ」というコトダマを拾って創造された。ぎだ=サンのサンシタニンジャメーカーでサイバネアイ持ちのニンジャが出来たので、それから妄想を膨らませてこうした。火属性に対して水属性とするなど対照的にした。雨合羽を英訳してみたらそれっぽくなったが、忍殺のサンシタなのでしめやかに失禁する。(【クライング・レッド・オウガ】ライナーノーツより)

サイバネ

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蘇生時に右目を失っていたインパーミアブルは、ふわふわローンから借金してサイバネアイを購入させられた。ニュービーニンジャにサイバネを施して強化し、かつ枷を嵌める方式は、モチベーションを高める効果があるとしてソウカイヤ上層部から指示かつ支持されている。無論サイバネにはIRC通信機や発信機・盗聴機、遠隔爆破装置も含まれているため、ソウカイヤのニンジャがゲコクジョを企む可能性は低い。非サイバネニンジャでも素行が悪い者には(それはたいていのニンジャであるが)IRC通信機が埋め込まれる。

インパーミアブルは元ハッカーであるためかニンジャソウルの影響か、生身の肉体に頓着しない性質があり、むしろサイバネ化を肉体の強化として歓迎している。ただ過剰なサイバネ化は精神を削るし、モータルの時のトラウマもあって生体LAN端子を入れることは躊躇していたが、次第に慣れて来てトラウマを克服した。現在は生体LAN端子、テッコ、高度な軍用サイバネアイを装備しており、ハッカーとして活動する他、LAN直結型ハンドガンによって援護射撃を行う。当初はカラテがからきしだったものの、鍛錬によってテクノカラテに開眼し、ニンジャとも渡り合う。電子・物理両面で油断ならぬニンジャである。チーム・ヒップの他の二人がジツを操りサイバネ化を好まないのに対し、彼はジツの習得を捨て、重サイバネ化への道を進んでいる。それはチームでの立ち位置やバランスを考えての行動でもある。スシネタではトロを好むが、味よりはニューロン強化に役立つという理由からだ。

ハッキング

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チーム・ヒップ唯一のハッカーとして、彼はニューロンを鍛え、ハッキング能力を高めて来た。オキナワでダイダロスから研修を受けたことで成長の壁を越えており、生体LAN端子をカイゼンすればさらなる高みを目指すこともできるだろう(他のサイバネのランクを高めるためにも生体LAN端子のバージョンアップは必須だ)。IRCコトダマ空間を認識する領域にはないが、ダイダロスの指導を受ければ開眼する可能性はある。ザイバツ・シャドーギルドは電脳部門にさほど力を入れておらず、電脳都市ネオサイタマを支配するソウカイヤの方がこの部門では有利である。ただしアナログな情報は物理的に入手したり拷問などで聞き出したりせねばならず、電子情報化するよりはセキュリティがしっかりしているとも言えよう。

スズリ

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精神的な弱さはあるが人がよくカラッとした性格のハウスバーナーと逆に、インパーミアブルは疑り深く湿っぽく、怒りっぽくて根に持つ性格をしている。ユウジョウには篤く仲間を大事にするが、ディセンション時の状況もあってか自暴自棄気味だ。そんな彼の心の支えは、亡き妻タネコ、チーム・ヒップの仲間、そしてスズリというオイランである。

彼女はヘルカーネージ・ヤクザクランの所有物だったが、ブラッドカタナ・ヤクザクランに誘拐され、チーム・ヒップがそのクランを滅ぼしたことで救出された。インパーミアブルは彼女をヘルカーネージに返すことをしのびなく思い、自分たちの拾得物とした。以後スズリはチーム・ヒップのアジトに住み込みで働くようになるが、彼らの慰みものになったわけではない。インパーミアブルは亡き妻タネコに操を立てているし、ハウスバーナーは友人の女に手を出す気はなく(性欲処理したくなればオイランバーとかへ行く)、ポイズンバタフライは美少年趣味で女性に興味はない。スズリは現状に満足しており、いまのところアジトを出ていくつもりはない。

このように哀れな弱者を庇護下に置いて虐待・搾取しないことは、チーム・ヒップのある種の人間性を守るものではあるが、他の弱者は普通に虐げているため自己満足と言えなくもない。彼らが死んだ場合、スズリはチーム・ヒップのシャテイであるヤクザのカバノキを通して、適切な引き取り先を探すことになるであろう。

つのメモ:ハウスバーナーの相方として誕生したニンジャだ。ゆえにおれの分身でもある。家族の写真を持つサイバネハッカーニンジャとして転がしていくうちにいろんな設定が生えてきて、湿っぽくてドラマチックなニンジャになった。ディセンション時の状況のせいもあってこの世への執着が薄いので、なんかデスノボリが立ってる気がするが、スズリがいる限りはたぶん大丈夫だろう。

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