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テレクラで遊んでた頃の話 ~やめろって!千葉ロッテ!~

せっかくnoteを始めたので、今日も投稿してみます!
こないだ石橋さんに「ブログは毎日継続することが大事!」と言われたからね(*'▽')!

今日はテレクラで遊んでた頃の話をさせてもらいます!

時はオレが中学3年生くらいのとき、ちょうど西暦2000年前後かな。
当時は「テレクラ」というものがあった。
20歳くらいの人はさすがにわからんだろうな~(笑)
(今もあるのかな?まぁいいや、ググる気にもならんww)

今でいうライブチャットみたいなやつで、簡単な話、エロいおっさんが援助交際でもいいから女の人と知り合いたいとき、テレクラに電話したら
①どっかの援助交際目的の女
②どっかのエロいこと目的の女
③冷やかし
の、どれかにつながるっていう有料サービス(笑)

まぁ、つまりこの③を中3のガキがやってたって話です(笑)

当時よく一緒に遊んでたのはだった。Kはひょろ長で、Sは軽くガッチリしてるが色白。二人とも当時通ってた塾でできた友達だ。
他にもクレイジーなとか、クマみたいなとか、スケコマシのとか、イラつく天才Y(1)とか、いろいろいた。
オレたちの仲間連中はとにかくうるさかった。たぶん、とにかく笑えることを探してて細かいことはどうでもよかったんだと思う。

連中のほとんどが隣町の中学の生徒で、同じ中学の友達はそこにはほとんどいなかった。隣町にある塾に通っていたから ってだけなんだけど。
仲間うちで時折オレだけ知らない話がちょくちょくあって、絶妙な阻害感があったのを覚えてる。大人になっても変わらないけど「あ、お前この話わかんないよね、○○ってやつがいてさぁ」と気を効かせてくれるやつは案外少ない(笑)

オレたちはどちらかと言えば目立つグループだったが、Kは明らかに目立たないキャラだった
こういうとき逆にKみたいなやつが放つ存在感はなかなかに面白い(笑)

ある日Kが、どこで拾ったかもらったかわからないけど、テレクラのポケットティッシュを持ってきた。Kはびっくりするほどの上げパンで、細身のデニム裾からくるぶしまで15cmは真っ白な靴下が見えていた。
Kはポケットティッシュをみんなに見せて「見てコレ見てコレ!」と興奮していた。
Kが何を思ってそれを持ってきたかは知らないけど、案の定「女のフリして電話して、キモいおっさん呼び出してボコろうやww」とか言い始めたやつがいた。たぶんYかS。
「ボコろうや」とか調子に乗って言ってるけど、実際にはやらない。オレたちはヤンキーじゃなかったし、殴り合いのケンカもめったにしなかったし、特に強くもなかった。単純に中学生っていうのはそういうこと言いたがる年ごろだ。

こういう悪ノリが発生したときに、「よしゃ、やろうぜ☆」と、けしかけて実際に行動までもってくのがオレのポジションだった。
塾の近くにあった公衆電話に男数人で押しかけて、ぎゅうぎゅうになりながらプッシュボタンで「女性用電話番号」にダイヤル。。。

「もしもし」

という、男の声が聞こえた瞬間「ギャー!!出たー!!」と大騒ぎしてあわてて電話を切って、「出た!出た!本当に出た!ギャハハハハ」と爆笑しまくってた。
ハマりにハマって電話をかけては爆笑して、また何回もかけた。
何回も繰り返すとだんだんと刺激が物足りなくなってくる。。。シュガーだ!
「今度はしゃべってみよう」ってことになって、女のふりをして裏声を使って電話先の男性と話しをしてみるわけだ。
ほとんどの場合は、10秒ももたずにイタズラだとバレて電話を切られる。おそらくテレクラにかかる通話料はかなり高かったはずなので、迷惑なガキどもだ。
「次はオレにやらせろ、オレのほうが上手い」と順番にみんなでまわすうちに、いつのまにか遊びは女声選手権に変わっていった。相手の男を何秒間だまし続けられるかで競い始めた。

そしてついに、Kの順番が回ってきた。。。すると、なんと、

全くバレない・・・!

5分以上にも会話が続いていき、場は熱狂した。

「うぉぉぉぉ K やべぇぇぇ!!!」

仲間たちはヒソヒソと騒ぎ立て、中学生男子ひょろ長上げパンを相手に、通話料金を注いでいく中年男性を想像しながら爆笑をこらえていた。
今思えば、Kは浜崎あゆみのなりきり歌マネがすごく上手かったし、公衆電話の受話器に「ピポパポ・・・」と言ってプッシュ音の物まねを聞かせるだけで、ボタンを押さずに実際にダイアルさせてしまう、という特異能力の持ち主だった!
声芸と公衆電話に関してはKの右に出るものはなかったのだ。(もちろんテレホンカードも持っていた)

Kは一躍オレたちのヒーローになった!!誰も10秒の壁を越えられなかったのに、記録は平然と10分を突破しようかとしていた。

もちろん、10分もすると飽きるので、結局後輩の女の子に頼んで手伝ってもらい、見事エロいおっさんを駅前の小道に呼び出すことに成功した。
当然ボコるなんてことはせずに、隠れて観察しながらみんなでゲラゲラ笑っていた。
「ホントにあのおっさん花持ってきた~!!ギャハハハハ」とか言って☆

しばらくはこの遊びにハマり散らして、2週間くらいはこんな日々が続いた。次第に後輩の女の子もバカらしくなったのか、協力してくれなくなっていった。

そんなエキサイティングなブームが過ぎ去ってから、しばらくしたころ。
ある日、Kが「見てコレ!見てコレ!」といって大はしゃぎでみんなのもとへ現れた。
Kは自分の携帯電話を取り出した。当時はイケてるやつでもせいぜいPHSもしくはポケベル。ドコモの携帯電話を持ってるなんてとんでもないブルジョワだった。
携帯電話のボイスメモ機能を自慢したかったのもあるかもしれないが、自宅で録音してきたという音声データで、かなりみんなの興味を引く自信があるようだった。
「聞いてコレ!聞いてコレ!」といって再生されたボイスメモには、Kが昨夜、家族に怪しまれないように、小声でわめいたであろう

「やめろって!千葉ロッテ!」

という音声が録音されていた。

Kはその後、高校2年生になるころから「鯖が食べられないから」という理由でオレたちの誘いを断るようになった。
未成年男子は友情に関して神経質なので、オレたちはKのこういった態度が許せなかった。次第に疎遠になっていき、お互いどこで何をしてるかわからないような仲になっていった。

そんなKと、2~3年前にFacebookでつながりました。確かKから申請してくれたんだと思う。
「友達かも」にレコメンドされてたのかな?たしかに「友達かも」っていう関係になっちゃったな。。。。

鯖が食べられないはずのKが、最近では、時折オレの投稿に「いいね」してくれるようになりました。

人生は味わいを増していく一方です。。

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