花咲爺 (新・講談社の絵本)(和書)
(1937)大日本雄辯會講談社 鰭崎 英朋
2001講談社 再発
木に登り、灰を撒く姿だけが
子供のころの自分の心には残っていた。
それが、どうだ。
爺さんの犬への慈愛がここまで強かったとは。
思わず、涙。
ストーリーを一気に追うもよし。
慾深爺さんはなぜ、いつの世の中にも生まれるのかを考察するもよし。
明治・大正・昭和と駆け抜けたイラストレーター、
鰭崎英朋の筆致に酔うもよし。
丁寧に作られた絵本とは、こういうもの。
桜咲いてみんな気分晴れ晴れになるといいと思う。
花見行こう!
(2010.3.20)
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