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#ミレニアルnote

きっかけはこのツイート。

タイトルは、同テーマ同い年ということで、MASH@東大院休学中さんの、こちらから拝借しました。https://note.mu/holiday_student/n/n762682caded7

年末年始、読書してたけど読むことに飽きてきたので書く方にまわってみます。


基本情報
・1995年生まれ23歳の男
・地方出身の都内大学生
・留年を繰り返してるので今2年生(3歳下の子たちと授業を受けてる)

という感じで、人生の寄り道をしていない同級生は就職しており、一方自分は弟or妹くらいの年代の子たちと過ごす大学生活を送っています。

なので、1995年生の自分の感覚を含めつつ、その世代から見た1998年生(20歳)以降の雰囲気や、自分と比較した時に違うなあと思うところを伝えられればなと。

あと、文学部の美術史専攻という特性上、周りには男友達より女友達の方が多いです。



まず僕(1995生)は、初めて持った携帯がギリギリガラケーです。ワンセグやウィジェットなど、機能盛り盛りガラケー絶頂期(?)の機種でした。

当時はインターネットに接続すればするほどパケット代が加算されていったので、周りのほとんどの友達は親にインターネット接続は禁止されているようでした。

ただ僕は珍しくインターネット接続OKの家で、この経験は現在のインターネットリテラシーの差にとても大きく関わっているなと思います。
ある人がインターネット上での顔出しするかや広告を踏むかどうかは、結構こういう部分の影響を受けてるのではないかと個人的に思っています。


一方、僕の世代以降の人たちは、初めて持ったのがスマホと言う人も多いです。1998世代とはガラケー時代のあるあるは共有できない。これはもう一抹の寂しさを感じざるを得ません。


僕の世代がガラケー時代とスマホ時代の分断期ですね。
ZEPETOを見れば、GREEやmixiを思い出します。
(僕がRe;が連なっていく喜びを知る最後の世代です。)



時系列で書いていくと思い出に浸ってしまい、エモさ溢れて書き進められない気がしてきたので、一気に現在へ飛びます。


今よく使ってるアプリ&webサービス


ただ羅列しても味気ないので、自分がそのサービスに対してお金を使ってるか、使ってないかを基準に分けてみます。


今僕が定期課金してるサービス

iCloudストレージ50G / Apple Music / News Picks / Money Forward ME / Flier / Kindle Unlimited / Amazon Prime

以下課金の理由です。

・iCloudストレージ50G(130円/月)
デフォルトじゃ写真をバックアップできないので否応無く課金。


・Apple Music(480円/月)
先月までSpotifyユーザーでしたが、Siriとの連携などを理由に乗り換え。曲数とかはもうほぼ差別化要因にはなってないと思いますが、いまだにジャニーズが配信しないのは勿体無いし、時代錯誤だなぁと思います。Spotifyはダンスミュージック好きにユーザーが多いです。remixとかがたくさんあるからかな。

稀に、CDディスクそのものを保有することにこだわる友達もいますが、お金がかかって仕方ないし、そもそもMacに光学ディスクもついてないので不便だろうにと思います。

あと最近乗り換えに際して思ったんですが、サブスクリプションサービスを乗り換えようと思った時に一時的に、2つのサービス両方に課金してる状態になるのがすごく勿体無い気がして嫌なので、初月無料はお試し勢だけでなく、乗り換え勢にとってもありがたいなと。


・News Picks (500円/月)
超絶初期ユーザーですが、ときどき課金をやめたり再開したりを繰り返しながら早数年。学割が導入されてからは、ずっと課金しています。朝の通学時間用の暇つぶしです。
最近SNSや本屋さんをNP界隈の方が賑わせていますが、それには乗らない口です。とても有用なサービスでありがたいですが、あまり表面的な知識や流行を追い続けると消耗してしまうので、あえてアプリを開くのは電車内だけにしています。というか、NPオリジナル記事は長いので意図的に読みません。
でも課金してるかどうかは別にしても、大学生で使ってる人実はとても多いような感じがします(就活への意識から??)。


・Money Forward ME (480円/月)
ノールック課金しました。理由はないですなんとなく。個人的には、500円以下なら"ノールックとりあえず課金"の対象になります。同年代に使ってる人はまず見かけないですが、MFに手打ち入力するのがダルいことが一番のキャッシュレスのきっかけになりました。


・Flier(500円/月) & Kindle Unlimited(980円/月)
最近本をよく読むので1ヶ月で抜ける前提でお試し課金。にしてもやっぱり、学生には980円/月は高く感じるので、よっぽど便利じゃないと抜けるかな。


・Amazon Prime(いくらかも気にせずずっと課金。もち学割)
ライフラインです。一人暮らしなので、生活用消耗品の定期便ヘビーユーザーです。定期便にしてしまえば、ドンキやオーケーストアなんかの超絶ディスカウントストアより安いのでこれは神。
ただPrime MusicやPrime Videoは全く使ってません。なんとなく操作が煩雑で洗練されてない(という完全に偏見と先入見に基づく)イメージ。


以上課金しているサービスです。
たしかに、基本的に一度課金すると数ヶ月そのまま使うということが多いイメージはありますが、僕個人的には手間を厭わず割とあっさりと退会することも多いです。理由は他の類似サービスへの好奇心?かな?出戻りすることも多々。

一番印象が悪いのはケチなサービス。課金グレードが数段階に分けられていたり、何かしらの回数制限があったり。退会導線を意図的に複雑にしているやつは即縁切り。問答無用。切り捨て御免。

その点Netflixは何度解約しても、メールで「また1ヶ月無料にしますから使ってくだせえアニキ」と媚を売ってきてくれるので大好きです。殺伐としたこのご時世、愛嬌は大事です。



課金してないけど使うサービス

Instagram / Twitter / LINE / メルカリ / ラクマ / note / etc...


・Instagram
TwitterとLINEとともにSNS三巨頭の一角をなす存在です。
バッテリー食い虫三兄弟の長男といってもいいかもしれません。

誇張じゃなく30秒に一回開きます。本当です。しかも僕が変わり者なわけではありません。

個人的に、Instagramは「したこと」のシェア、Twitterは「考えたこと」のシェアと言う使い分けをしています。

インスタの使い方としては、周りの女の子を見る限り、友達と遊ぶ時に、リアルタイムでいくつかストーリーをあげて、家に帰ってから写真投稿でその日の総括と「楽しかったね」っていう締めをしていることが多いです。
男友達の写真投稿は滅多に見かけません。

最後でも触れますが、「コト消費」の記録として使われているような印象を受けます。個人的には、「記録できない"コト"に価値はねぇ」というのがインスタ映え追求の背景だと思ってます。その原動力がどこまで承認欲求で、どこまで自己満足なのかは別として。


----------追記----------
このnoteを読んで下さっているのは、マーケティング関連の仕事の方が多いようなので、インスタ広告について僕が面白いなと思ったことを一つ追記させてください。

冒頭でも書いた通り、僕は文学部なので女の子の友達が多いのですが、特にフォロワーを増やそうともしていない普通の女子大生たちのインスタのフォロワーはだいたい3桁です(感覚的には鍵アカで300-500人くらいが平均かな?)。

そうなると必然的に毎日友達のストーリーをかなりの数見ることになります。15秒 × 100ストーリーで考えてみてください、25分間です。たぶん実際はもっと。
そんな彼女たちがストーリーを見ている様子を見ていると、実はものすごいスピードで動画を飛ばしています。15秒全て見てもらえるなんて稀、奇跡に近いです。ほとんどは1秒以内に飛ばされます。Tinderユーザーもびっくりのスワイプ速度、その指の動きの疾きこと風の如しです。
彼女たちが15秒耐えられるのは、いつも一緒の仲良しメンツの動画だけ。

(飛ばすくらいなら見なきゃいいのにって?)
(たぶん女社会的に友達のストーリーには既読をつけないといけな......ここにはあまり立ち入りません、怖い!)

さて、友達のストーリーですら数秒も見ていないので、もちろん当たり前ですが当然ですが、いうまでもなく企業広告のストーリーも飛ばします。彼女たちの動体視力にも依りますが、おそらく広告とわかった瞬間に飛ばしています。秒数縛りのないYouTube広告を想像してもらえれば感覚がわかると思います。

ということで、僕が思うにインスタストーリーに挟まっている特に女性に向けた広告は最初の0.5秒が勝負です。広告の閲覧秒数までデータが得られるのかどうかは広告を出したことがないので知りませんが、動画広告の後半はほぼ見られていないと思って間違い無いと僕は思っています。
まるで、武士の居合いのごとく瞬きする間に決着がつきます。逆に言えば、最初の0.5秒で「ん?」と思ってもらえれば、そのあとつづく華麗な武芸も見てもらえるんじゃないかなと。

と、ここまでインスタ広告関連での気づきを追記しました。

----------追記終わり----------


・Twitter
こちらもSNS三巨頭の一角。

こちらは2分に一回開きます。もちろん誇張でも恣意的なサンプル抽出でもありません。毎日こんな感じ。結構みんなこんな感じ。
話題を外部から吸収する使い方と、話題を仲間内で共有する使い方の、大きく2種類に分かれる気がしますが、僕の周りでは9割5分は後者の使い方です。鍵アカウントなので表には出ませんが。

僕も前者の使い方は大好きですが、最近あまりにもノイズが多すぎるので、今年から「〇〇な人の特徴」と言いながら箇条書きを呟く(というかわめき散らす)アカウントは片っ端からミュートすることにしました。「面白くない人たちが、面白くないことを始める」から「そして誰もいなくなる」というフェーズに差し掛かっていると思います。知識や考え方の吸収は、本から体系的に、と原点回帰しています。

この辺りは家入さんの考え方に完全同意です。

手近な答えやまだ見ぬ埋もれた真理を外部に求めがちだというのは人間の性だと思うので、それを逆手にとっている人は頭がいいなあとは思いますが、もうお腹いっぱい。


・LINE
特にいうことはないですが、一つだけ周りの友達を見ていて思うのは、スタンプに課金する人はめちゃくちゃ買うし、逆にスタンプを買わない人は一切買わずに徹底的に無料スタンプを送りつけてきやがってくれることです。
無料スタンプ企業広告を考えた方はすごいなと思うと同時に、デジタルコンテンツや実体のないものに対してお金をかけるハードルは、一度越えればなし崩し的に大量購入してしまうのかなと感じます。「課金してないサービス」に紛れ込ませていますが、僕はハードルを超えてしまったタイプの人間です。

・メルカリ&ラクマ
メルカリは言わずと知れたオンライン中古ショップ。売ったという話は周りでよく聞きますが、買ったという話はまず聞きません。言いたくないのか本当に買っていないのかは知りません。

僕個人の経験でも、フリマで売ることはあっても買うことは滅多にありません。
「え、こんなもの売れるの...?」と思いながら自分が売っているので、自分が買った時も「え、こんなもの...」という代物が届きそうな気がしそうな気がしないこともなくはないかと思わなくもないです。自分でもわかりません。少なくともコピーのできるブランド物を買うのは怖いです。

プッシュ通知の多さと文面が、楽天市場の大量メール攻撃を彷彿とさせる鬱陶しさを醸し出すことで(僕の脳内で)有名なのがラクマです。iPhoneの通知欄にラクマが現れると、その洗練された見た目は一変し、まるで気分は電車の週刊雑誌の吊り広告を眺めているかのよう。

真面目な話をすると、僕はPCの売り買いをラクマでしました。
いずれ買い換えることが決まっていて、かつ、傷みにくいものに関してはフリマも一つの選択肢ではありました。どうせ自分もいずれ手放すと思っているものはフリマでもいいかなと。

買い手としてみるならば、正直メルカリとラクマに大差はないです。市場シェアは知らないですが、マインドシェアは五分五分、横からジモティーがちょっかいを出してくる、そんな感じ。

メルカリで見つからなければラクマで探す。ラクマでなければメルカリで探す。東急ハンズかLoftか、H&MかZARAか、紀伊国屋書店かジュンク堂か、その程度の区別でしかないです個人的には。


・note
今回初めて使いました。優しいサービスのイメージがあります。今後ともよろしくお願いいたします。


以上が課金はしてないけど、使ってるサービスです。
他にも、時々使うサービスや僕は使ってないけど友達がよく使ってるサービスもたくさんあります(Uber Eatsとか)がきりがないので。

ちなみに、Facebookは全く使いません。僕以降の世代だと、アカウントすら持ってない人がほとんどで、高頻度で使ってる人に出会ったことがありません。社会人とのコンタクト取るために仕方なく...はあります。

なぜかというと、よく皮肉っぽく言われるように、承認欲求の塊がうごめいているとかそういうことではなく、ただ単純に長文を書くのが面倒であり、そもそもそこまでの手間をかけて誰かにシェアしたい出来事がない、という理由からです。大真面目に誰かに伝えたいことなんてないです。マストドンも消えましたが、何かをシェアする時、より陳腐な内容でもよく、より手間をかけずにシェアできるものが使われるように思います。ブログよりインスタ投稿、インスタ投稿よりツイッター、ツイッターよりストーリーです。
何度も繰り返しますが、手間をかけてまでシェアしたい出来事も思想も世の中への怒りも、何も持ち合わせていないからです。


あと、若者の可処分時間を奪いたいと考えるおじさまたちに、若者を代表せずに、あくまで個人として全責任を負いながら、極小声で言いたいのですが、AbemaTVにしろ、映画ストリーミングにしろ、長時間の動画をスマホで見ることは僕はないです。YouTuberの5分前後が限界です。

なぜか。
映画や番組の先行きより、身近な友達の今のほうが気になるからです。

30秒に一度インスタを、2分に一度ツイッターを開くのに、なぜスマホの画面を独占するんですか。。。。
逆に言えば、30秒に一度途切れる映画の内容を理解し、楽しめるでしょうか。。。

信じられないと思いますが、本当にこの頻度で開くんです。

SNSを見ながら映画も見られるなら話は変わりますが。


世代格差を感じる時


世代格差というより時代変化といった方が適切かもしれませんが、一番面白いなと思うのは、今の時代はもう

「新しい友達と知り合う前に、すでにその人を知っている」

ということです。

どういうことかというと、例えば、学校のクラスやサークルや、もしくは学外のイベントなど何かしらのコミュニティに関わる時、まずグループチャットが立ち上がります。ほとんどはLINEですがSlackやDiscordのこともあります。
このタイミングで、これからそのコミュニティで出会うであろう未来の友達と連絡先の交換が終わっています。なぜなら、グループチャットから飛んで、個人にメッセージを送れる状態だからです。(故に、気になる人にドキドキしながら連絡先を聞くというイベントは発生し得ません。)

そして、実際に対面して、そこそこ打ち解けたら何をするかというと、インスタやツイッターの相互フォローです。しかしここでも、よっぽどかけ離れたコミュニティに新しく入るわけでない限り、相手のアカウントをすでに知っているということが往々にしてあります。おすすめユーザーに出てきたり、友達の写真にタグ付けされていたりするからです。鍵アカウントでない相手ならば、その素性までそこそこすでに知っていることもあります。
まるで昔ガラケーで赤外線通信で連絡先を交換していたように、今はお互いのインスタの鍵アカウントのフォロー許可をし合います。いわば、お互いの思い出(インスタ)と、独り言&交友関係(ツイッター)を公開し、さらに仲を深めていくわけです。

と、こんな感じで、初対面の人と顔を合わせた時に「あ!本物だ」と、芸能人を初めて生で見た時さながらの印象を受ける、とまでいうと誇張になりますが、それでもこの、顔を合わせた時点で相手を知っているという変化は、ガラケー世界を知る最後の世代として、僕が最近感じる大きな特徴です。



あと、「モノ消費からコト消費へ」なんて騒がれていますが、個人的には疑わしいと思っています。
僕はモノ大好きです。大学の授業中、周りを見渡せばZOZOを見てる人が必ずいます。年末はモノで溢れかえった自分の部屋を片付けるのがいまだに恒例だし、新春セールへ走っている友達数多です。

「より多くのモノを手に入れ、独占したい」というのは古今東西変わらぬ人間の本性であり、動物としての根本的欲求だと思います。

なので、若者的には「モノ消費だけでなくコト消費も」がほんとのところであり、「若者はモノを欲しがらなくなった。これからは体験を売る時代だ。」という言い方は、マーケティング的な詭弁だと思います。もちろん詭弁も言い続ければ、現実に波風くらいは立てられるかもしれませんが。

ただ、もちろん学生はお金がたんまりあるわけではないので、コト消費のお金を捻出するために、或いはフリマを駆使することで、或いはシェアリングで、モノへの欲求を騙し騙し満たしているのではないかなという印象を持っています。




ここまで書き終わった後、他の人が書いた同テーマのnoteに目を通すと、時系列で人生の振り返りをしながら、自分の消費趣向を思い出に乗せて語る、というものが多いようだとわかりました。

時間という軸を持たずに、しかも最後は割と抽象的な話になってしまいましたが、「若者が何を考えているのかわからん」と半分苛立ちながら困惑する方々にとって、なにかしらの知見を見出しすきっかけとしてこのnoteが役立てば幸いです。

おわり



追記
ありがたいことにたくさんの方に読んでいただいているのですが、僕の考えが全若者を象徴してるわけではないので、僕とはまた違う意見にもぜひ目を通してみてください!
僕自身が「自分とは違うなぁ」と思いながら楽しませてもらったnoteをいくつか貼っておきます。


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