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2022年マイルチャンピオンシップ回顧&JC・有馬記念展望

結果・各馬感想

1着 セリフォス 牡3 レーン騎手
2着 ダノンザキッド 牡4 北村友一騎手
3着 ソダシ 牝4 吉田隼人騎手
4着 ソウルラッシュ 牡4 松山弘平騎手
5着 シュネルマイスター 牡4 C.ルメール騎手
6着 ジャスティンカフェ 牡4 福永祐一騎手
11着 ダノンスコーピオン 牡3 川田将雅騎手
14着 サリオス 牡5 ムーア騎手

2022年マイルチャンピオンシップ
素質を高く評価されていた3歳馬セリフォス初のG1制覇!
イクイノックス
に続き同世代とのレースで勝ててなかった3歳馬が初のG1制覇を古馬混合G1で飾りました。

予想
◎ ダノンスコーピオン 11着
○ シュネルマイスター 5着
▲ ソウルラッシュ 4着
△1  ジャスティンカフェ 6着
△2 ソダシ 3着
△3 サリオス 14着
★ セリフォス 1着


セリフォスは朝日杯FSの2着馬であり、古馬G1を勝った2頭に勝ったことのあるドウデュースの株がまた上がった感じがします。ドウデュースもジャパンカップか有馬記念、出てくれれば良かったのに…

また短期免許の外国人騎手が勝ったものの外国人騎手の総大将のムーア騎手は有力馬サリオスに騎乗しましたがまたも14着と凡走。期待していたのですが。
サリオスはやっぱりマイルより天皇賞(秋)に出た方が良かったと思いますね…。

個人的には11着ダノンスコーピオン、6着ジャスティンカフェに期待しましたが、思ったほどの結果はあげられず。ジャスティンカフェは進路が無く不完全燃焼。馬に力はある所は見せてるのでまだまだ期待したいですね。
また馬券内は堅いかと思われたシュネルマイスターも5着と振るわず。ソウルラッシュは松山弘平騎手がデアリングタクトを乗り替わりとなったこともあり意地を見せるかなんていうのも少し考え、本命候補にも考えましたが、松山騎手はデアリングタクトの騎乗がずっとそうであるように、気持ちを良くも悪くも出さないタイプということで保留。やはり一歩足りない結果でした。
3着ソダシはここまでG1は牝馬限定のみとはいえマイル全勝で、牡馬混合のマイルチャンピオンシップでは少し怪しさはあるものの消すことはできないなと思いましたが、牡馬も加わる厳しいレース展開の中では勝ちはないと思ってました。実際3着でしたが、凡走しても不思議じゃない中でもしっかり最後まで勝負根性を見せて上位人気馬で唯一馬券内の3着に粘り込みましたね。やっぱりスターホース。安田記念なら勝ち負け狙えそうです。
2着ダノンザキッドは阪神マイルが合ってるんでしょうか。北村友一騎手も好騎乗だったと思いますが、2年連続で好走しています。元々G1馬ですから力があって驚きではないものの、その割には他のレースでは期待値を上げない走りが多く、それでも結局昨年も今年もマイルCSでは好走。来年からはマイルCSは京都開催に戻るので来年の取捨が難しい所です。

世代別古馬G1勝利数 経過・JC&有馬記念展望

年内の国内古馬混合芝G1レースは残り2レースとなりました。4歳2021年世代の層が薄かったエリザベス女王杯を4歳世代の総大将ジェラルディーナが勝ち、4歳世代の層が厚いと思われたマイルチャンピオンシップで勝てず、現時点で4歳2021年世代は10戦で5勝。残り2戦なので最高でも年間7勝。
単独史上最多の同一世代年間古馬混合G1レース8勝はなりませんでした。

一方で3歳馬セリフォスがマイルCSを勝ったことで、残り2戦を残した状態で3歳2022年世代は年間2勝。残りを全勝すれば3歳世代としては単独史上最多の年間古馬混合芝G1レース4勝の可能性を残しています。

ジャパンカップには天皇賞(秋)3着の素質馬ダノンベルーガが出走予定で、全く可能性がないわけではなく、
有馬記念には天皇賞(秋)を3歳で勝ったイクイノックス、菊花賞を勝ったアスクビクターモア、菊花賞3着のジャスティンパレスらが出走予定とかなり期待が持てますから、新記録のためにはジャパンカップでダノンベルーガが勝つ必要があります。本来でいえばダービー馬ドウデュースも出走を視野に入れており、ドウデュースがいればマイル以上の秋の牡馬混合古馬G1を3歳馬が独占という可能性も大いに期待できたのですが、ダノンベルーガは東京2400mを勝つには距離不安があります。

また、それを阻止すべく立ちはだかる古馬勢は、ジャパンカップは2021年ダービー馬シャフリヤールがなんといっても総大将で、天皇賞(秋)こそ凡走してしまったものの、メンバーレベルの低さや厩舎傾向的にはしっかり叩いて次戦向上の可能性も高く、負けられない戦いという感じです。
不安は東京競馬場の苦手傾向があるC.デムーロ騎手。天皇賞(秋)の時も言いましたが本来の主戦福永祐一騎手なら個人的にはもっと信頼しますが…。
また、本格化し初G1を見据えている5歳馬ヴェラアズールはムーア騎手が乗りますし、来日後G1で振るっていないムーア騎手が東京で真価を発揮という可能性も十分期待できそうです。
そして初めて松山弘平騎手以外に乗り替わりとなる5歳の三冠牝馬デアリングタクトも中1週のローテーションは不安ながら、出走決定ならマーカンド騎手の手綱で奮起を期待したいです。

有馬記念は復活をかける半年前までは現役最強馬だったエフフォーリア、入れ替わって台頭した同世代の現役最強馬タイトルホルダーら4歳2021年世代が強力。昨年2着好走した5歳馬ディープボンドもここで悲願の初G1制覇という期待がかかります。

個人的な現時点での予想は

ジャパンカップ ◎シャフリヤール 牡4
有馬記念 ◎アスクビクターモア 牡3

という感じです。シャフリヤールは今度こそ馬券内確実で…。
希望としてはジャパンカップは海外馬の好走デアリングタクトの復活が見たいですし、有馬記念はエフフォーリアの復活ディープボンド悲願のG1制覇、年内休養撤回してのドウデュース出走などが見たいです。

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