2022年チャンピオンズカップ回顧

結果

1着○ ジュンライトボルト 牡5 石川裕紀人騎手 3人気
2着◎ クラウンプライド 牡3 福永祐一騎手 4人気
3着△2 ハピ 牡3 横山典弘騎手 6人気
4着▲ テーオーケインズ 牡5 松山弘平騎手 1人気
5着★ シャマル 牡4 川田将雅騎手 7人気
6着 サンライズホープ 牡5 幸英明騎手 11人気
8着 ノットゥルノ 牡3 武豊騎手 5人気
9着 オーヴェルニュ 牡6 C.ルメール騎手 9人気
12着△1 グロリアムンディ 牡4 ムーア騎手 2人気

ダート界ではレベルを疑問視されていた3歳馬が3着内に2頭入りました。斤量も古馬と1kg差でこれですから、強いと思います。(2019年クリソベリルが3歳制覇時は2kg差)
特に中央地方海外問わず好走率が高いクラウンプライドは本物だなと思います。
そしてテーオーケインズは絶対的な本命として人気を背負いながら4着に敗れました。外を回された所はあるものの、他は特に不利はなかったものの脚が伸びませんでした。前走や前年度の同レースなど強さを見せつける競馬でしたから、多少強引でも伸びると期待した騎乗だったと思います。
できればもっと内に入りたかったかもしれませんが、十分想定内、及第点の競馬をしたと思いますし、おそらく支持した人も、騎手・陣営もこの競馬なら当然勝ち負けできると思った内容でしょう。パフォーマンスが追いつきませんでしたが。

私は別に予想家とかでなくただの競馬ファンが適当に予想や回顧してるだけですが、予想記事投稿が直前になってしまいました。
本命クラウンプライドは早々に決まってたのですがそれ以外で迷ってました。
テーオーケインズ1強の予想だらけは絶対おかしいと思っていてクラウンプライドが思ったより低評価が多かったのもいかがなものかと思っていたので、当たるにせよ外れるにせよクラウンプライド高評価、テーオーケインズ疑問視の見解は出しておきたいと思っていました。

各馬感想

1着○ ジュンライトボルト 牡5 石川裕紀人騎手

1頭だけ次元違う末脚で強かったです。石川裕紀人騎手初G1制覇おめでとうございます。
ジャパンカップのヴェラアズール同様、ここまでの近走のパフォーマンスを見るとその通りに走ったら勝っちゃいそうな期待の持てる走りをしてましたがその通りに走ってくれました。
ノーザンファーム生産馬でありながら馬主の意向で若手の石川騎手継続騎乗でG1制覇までたどり着いた所は素直に応援できますね。騎乗が良いというか、手が合ってる感じです。

2着◎ クラウンプライド 牡3 福永祐一騎手

馬券的にはこの馬の単複で勝負してたので途中まで勝ったと思って興奮しました。
福永祐一騎手は期待通り、積極的な競馬をしてくれて良かったと思います。福永騎手も「この馬は最後まで脚止まってない、勝ち馬の切れ味が良かった」と語っていました。実際番手に付けていながら推定上がりはジュンライトボルトに次ぐ2位タイです。
もっと積極的な競馬でも良かったのかも。それだとジュンライトボルトも届かなかったかもしれません。
ただ、そんなことやって負けたら大変なことになるのでちょっとネジが外れた騎手でないと無理でしょうね。相当馬の力を知り尽くし信頼してないと。
既にドバイのUAEダービーで快勝してる実績があり、スピード競馬の本場米国ダートの最高峰G1ケンタッキーダービーでも追走できるスピード、対応力を持っている馬でありながら、未だに完成度は低い馬体と言われています。逆に言えば成長分残しながらこれだけのパフォーマンスを出せる馬なので、来年以降無限の可能性を期待したい馬です。

3着△2 ハピ 牡3 横山典弘騎手

内で先行しながら脚を溜めていい競馬をしての3着。横山典弘騎手の騎乗は完璧だったと思いますが、もっと前から先に仕掛けたクラウンプライドが同等以上の脚を使っていました。
ポテンシャルを示しましたし、横山典弘騎手がレース後も珍しく饒舌に高評価してる馬なので今後も期待できそうです。今回に限らず毎回いい脚を使っています。

4着▲ テーオーケインズ 牡5 松山弘平騎手

1強といえるほど信頼できる馬ではないと危惧していた通りの結果になってしまいました。
内有利で外からの仕掛けも影響した所はあるかもしれませんが、それにしても本来の力なら馬券内には来ていいはずですから、状態や展開との相性などが完璧ではなかったのでしょう。

5着★ シャマル 牡4 川田将雅騎手

距離不安がある中、スローでスムーズに先行できて健闘しました。ただそれでこの結果というのは評価できつつも、距離の面で現状はもう一歩な所があるかなという感じはします。
今年アメリカに出た怪物フライトラインも短距離から出世し中距離でもっと強かったという馬だったのでそんな感じになる可能性もあるかななんて少し思ってました。

12着△1 グロリアムンディ 牡4 ムーア騎手

休み明け、前走芝の影響などもあるのか、ムーア騎手が手を動かしながらもスタート全然追走できず控える結果になって終いも脚を使えずでした。
確かに実績的には期待持てる馬でしたが、ムーア騎手だからといって過剰人気しすぎでしたね。臨戦過程が悪すぎました。
それでもJCのヴェラアズールの騎乗見たらムーアならなんとかしてくれるかもって思っちゃうのも分かります。

6着 サンライズホープ 牡5 幸英明騎手 11人気

結果的にも1着が母父スペシャルウィーク、2着は父父スペシャルウィーク。
この馬も母父スペシャルウィークで前走快勝ということで、スペシャルウィーク馬券が炸裂したら…なんてことを少し考えてました。
先行していたものの前走はトモを滑らせてまさかの後方からの差しで勝利。今回内枠でどうするのか気になってました。結果的に控えるレースを選択して、最後方から大外回して6着というのはかなり評価できる内容だと思います。
個人的にも控える競馬で期待してましたが、多分幸騎手だと控えても今回のように外を回してきちゃって馬券内は届かないだろうなと思っていたので、まあ予想通りといえば予想通り。ただ予想以上に控えて予想以上に外を回し6着ですから、馬に力があるのは示したなと思います。

8着 ノットゥルノ 牡3 武豊騎手 5人気

ジャパンダートダービー勝ち馬で期待されてましたが個人的には軽視してました。前走は武豊騎手ではなかったとはいえ、同世代のクラウンプライドらに負けていながら途中まで人気で勝ってました。
武豊騎手は最近もインティでこのレースを何度も好走してるのでその影響もあったのでしょうけれど、個人的には好走条件結構限られる馬だと思ってました。
道中は位置取りなどいい感じでしたが、最後は脚が止まりました。
体重13kg減というのも調整は上手くいかなかったのかもしれませんね。実際そういう噂もありましたが。


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