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Feel your emotions : 自らの感情を感じること・戦いを終わらせるには?

NGC1512 とけい座の渦巻銀河

今日は、NGC1512という、とけい座の方角にある渦巻銀河からのメッセージです。


本来、魂は喜びの感情しか持ち合わせていません。命あるすべての生きるものは、生まれたばかりでは、喜び(快)を感じるのかそうでないかのどちらかでしかありません。

しかし物質次元で生きることにより、時間とともに喜び以外の、物質次元特有の“感情体”を作り出しそれを用いることを学んで行きます。

感情体とは肉体に最も近い場所で構成されるエネルギー体であり、ほぼ例外なくその意識体の記憶と連結しています。ゆえにしばしば生活の障害となるのです。

そこで不要な感情は昇華してしまいましょう。不快な感情がわき起こってきたとき、それから逃げることなく、そういう自分がいることを認識し、その状態を感じてみましょう。

感じることは受容することです。受容された感情体は抵抗する必要がなくなるため、必要以上にエネルギーを溜め込むことがなくなります。そうすることで、結果として感情に振り回されることがなくなってきます。

今日一日、自分の感情に留意してみましょう。


144,000の謎

『わたしは四人の御使(みつかい)が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。

また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、

「わたしたちの神の僕(しもべ)らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、地と海と木とをそこなってはならない」。

わたしは印をおされた者の数を聞いたが、イスラエルの子らのすべての部族のうち、印をおされた者は十四万四千人であった。』

これは、新約聖書のヨハネの黙示録7章に書かれている預言です。

キリスト教の世界や、スピリチュアルの世界では、しばしば、この「144,000人」という数が引き合いに出され、

これらの数の人々が、救われるとか、アセンションするとか、覚醒するなどと言われています。

しかし、残念ながらヨハネが記した144,000という数字の意味を正しく理解した上で、スピリチュアルなメッセージを伝えている人がとても少ないのです。

本当に144,000人しか、救われないのでしょうか?

実際にはどのような意味が込められているのでしょうか?


ユダヤにあった数字文学という文化

この数字を理解するにあたって、当時のユダヤの数字に関する文化を無視する訳にはいきません。

まず、ユダヤの言語であるヘブライ語は、文字一つ一つに数字が割り当てられており、文章を数字の並びとして読む習慣がありました。

たとえば、日本でも昔は、

 ひ=1
 ふ=2
 み=3
 よ=4
 いつ=5
 む=6
 なな=7
 や=8
 ここのつ=9
 とう=10

といった数え方をしていましたが、これと似たような感じで、

 a=1
 b=2
 g=3
 d=4
 ・・・

のように、アルファベットの各文字に数字が割り当てられていました。

だから上記の例でいくと、「ふみ」は「23」とも読めるわけで、23と書いてあったら、ふみのことだな...と大抵の人はわかったというわけです。

これを古代のユダヤでは数字文学といって、数字を使って文章を記すという手法がしばしば用いられました。

『黙示録』を記したヨハネもこの手法を用いています。


144,000に込められた意味

144,000を理解するもう1つの前提として、ユダヤの数字文学では、数字の持つ意味を強調する時に、倍にしたり、桁を上げたりするというのがあります。

144000という数字は、分解すると、
12x12x1000 となり、12という数字を最大級に強調していると解釈できます。

では、12はどんな意味があるかというと、聖書にはこの12がいたるところで、象徴的に使われています。
イスラエルの12人の兄弟、12支族
キリストの12弟子、12使徒 etc...

12を導き出すには2種類あり、
6x2 = 6+6 または、3x4 があります。
6は人間を意味するので、6の2倍は、人々という意味になります。
3は完全数
4は四方を表し、世界を意味します。
このことからわかることは、12という数字は「世界の人々」とか、神が選んだ世界の代表といった意味付けがなされるわけです。

こういった意味から、再度144000という数字を見てみると、

まず、12x12=144で、世界中の人々の強調形ですね。
10は神の完全数の拡張形です。
1000は、10x10x10と、完全数10を、さらに完全数である3回かけています。

つまり、神の完全x完全という意味になり、神が定めた最大級の単位=無限といった意味になります。

ということから考えると、144000とは、世界のすべての人々という意味になるのです。

キリストはこのことに関連し、

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。」

と教えています。

滅びるものは一人もいないというのが、キリスト意識からのメッセージです。

ちなみに「神は望まれた」という、ヘブライ語の「アーワー」という単語を数字にすると12になり、12という数字を見た当時のユダヤ人は、ほぼ自動的に「神が望んだ世界」を連想するという仕組みになっているわけです。

つまり、「144,000人が救われる」という黙示録のメッセージは、「世界中のすべての人々が救われることを神は望んでいる」と読めるというわけなのです。


戦争はどうして起きるのか

144,000という数字を「選民」と解釈する方々がいます。選民以外は救われない、アセンションできない...という意識の現れですね。

光と闇の戦いを叫ぶ人たちも同じです。

スピリチュアルや宗教という世界においても、戦ったり、対立したり、差別したりしている人は少なくありません。

愛と平和を唱えていても、一方で戦っているのです。

私たちは、ある意味で「一人」であり、集合意識で繋がっています。

世界で戦争が起きるのは、集合意識の中にある闘いが、物理次元に投影されているからに他なりません。

一人ひとりの内に、内的な戦いがあり、それが集合して、現実の戦争を引き起こしています。


許せない思いが戦いを生む

では、どうして内的な戦いが起きてしまうのでしょうか。

内的な戦いの原因は、許せない思いです。

他者の何かを許せない人は、自分の中にある何かを許すことはできません。

他者の許せない振る舞いは、自分が自分を許せないことの反映です。

自分の中に許せないものがあると、それが葛藤となり、争いと衝突の原因となります。

自分をありのままに受け入れるというのは、そういった、許せない自分や、葛藤している自分をも認め、受け入れていくということです。


認め受け入れることが内なる戦いを止める

自分をありのままに見ていくことがどうしてそんなに大切なのでしょうか。

それは、ありのままに受け入れることが「愛による統合」になるからです。

否定する、拒絶する、認めない、受け入れないという行為は「対立」を生じさせます。

対立とは、何かに対することです。つまり自分に対するものを創造するということです。

しかし、認めていくと「統合」され、対立はなくなります。内なる争いが無くなっていくのです。

内なる争いが無くなることで、集合意識の中にある争い、戦いもなくなっていきます。

「無関心はよくない」と言う方々がいます。そしてそれを、自由や平和を勝ち取るための戦いに参加するための口実に使う人たちもいます。

けれども、結果的にそれが戦いを生んでいるのだということに気付きません。

内なる戦いを手放すことが、平和を実現する上で最も大切なのだということに気が付かないのです。


感情に留意する

内なる戦いを認め、受容していくためには、自らの感情に留意しておくことが大切です。

親しい人々や出会う人々との関係において、ネガティブな感情が出てくる時がチャンスです。

その感情をしっかり感じることで、「認められないもの」「受け入れられないもの」の源へアクセスできるようになるからです。

感情をただ爆発させたり、人にぶつけたりするのではなく、ただ一人でじっと感じてみましょう。

そして「こういう時に自分は、こういう感情が出てくるんだな」と感じてみましょう。

そうすれば、だんだんとそれを受容することができます。そして受容された感情は、自然と解放され、消えていきます。

心に平安と静けさが戻ってくるのです。

キリストはこのように教えました。

「神の国は、人の目で認められるようにして来るものではありません。 『そら、ここにある。』とか、『あそこにある。』とか言えるようなものではありません。いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」(ルカによる福音書17章より)

「ただ中」と訳されているエントス(entos)というギリシャ語は、あなたが方の「中心」とか「間」という意味を持っています。

神の国=つまり、平和で愛に満ちた世界は、あなた方一人ひとりの中心から、そして人と人との間から始まるのだと教えているのです。

今、あなたの内に平和はありますか?

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