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ジュニアの時から個性で勝負したっていいじゃないか

どうも、安x(やすえっくす)です。この記事では、ジャグリングをするに当たって個性的であることは大事だと思う、ということを伝えていきたいと思います(最近流行っている、YouTuberの本みたいな内容かもしれない)。主にジャグリングをはじめたばかりの人に向けての記事になっているかと思いますが、歴の長い人も良かったらこの記事を読んで笑ってやってください。最初に自己紹介をして、個性的である意義について触れた後、自らの体験談を話して、メリットを説明したいと思います。

1.自己紹介

私はジャグリング歴3年目の大学生です。クラブ(ボウリングのピンみたいなアレ)を主に扱っており、大会は e-Juggling Competition の第3~5回に出場していずれも8位や10位という感じです。一番有名な演技はおそらく上に貼り付けたもので、VTuberの三珠さくまるさんからは ”クセが強い” との評価を頂いております。演技を見ると分かりますが、技術力は低いです。Twitterもやっております(@Gy0YL5dDwXPixpU)。ちなみに、マイナビの心理テストでは何の長所もないという結果が出ております。

2.演技を披露する上で個性的である意義

まず、この記事において、”個性的である”とは、”とにかく人と被らないことをやること”を指します。演技におけるポージングや曲選び、普段から取り組む技の選び方が対象になることが多いと思います。

ジャグラーまろという方が言っていましたが、何か大会があって、その大会で優勝しなかった人以外はジャグリングをする意味の無い人間か、絶対に人から評価されないのかと言えば、違う!と思う人が多いと思います。他の人には無い良さがあるからこそ、たとえ大会で優勝しなくても、演技・振る舞いに対して好評価は与えられるのだと私は考えています。

誰かとスタイルが完全に被ってしまえば、練習会や大会があるときに、あなたではなくてあなたとスタイルの同じ人を呼べばいいや、と思われてしまうかもしれません。何だかイヤな感じがします。

横綱・照ノ富士関が良く ”土俵に上がるからには~” という表現を用いていますが、これはジャグリングにも当てはまると思います。舞台に上がるからには ”恥ずかしい” 等と言っても仕方ありません。舞台で戸惑っている人を見ても、”拍手をしよう!” と思う人は私の経験上少ないです。堂々と自分のやりたいように演技・練習をしている姿に対し、思わず拍手が出るのだと私は考えています。折角、演技をするのだから、拍手は浴びたいところです。

これは完全に私見です。近年ではあらゆる作業の機械化・効率化が進んだせいなのか、完璧な人間・物 が求められている一方で、それが達成できずに苦しむ人を頻繁に見かけるように思います。多くの人が潔癖な社会に締め付けられているのかもしれません。だからこそ、”ダメなところのある人間” に需要があるのだと考えています。あなたのやりたいこと・クセに強い欠点を感じても、それを見て ”気持ちがいい” と感じる人は少なくないと思います。

3.安xの体験談

心理テストで長所が無いと診断されるような人間の話です。参考程度に載せておきます。

私は、自己紹介で述べたように第3回 e-Juggling Competition に出場しました。これは、大会に出場して注目を集めることで、高い技術を持ったジャグラーと知り合いになり、たくさんの技を教えてもらうことを目的としていました。ある程度の評価を頂き、Twitterで友達を増やすことに成功した一方で、自分は周りに比べて技術力が圧倒的に足りないばかりか演技のインパクトにも欠けており、時間が経てば空気のように扱われてしまうのではないか、という恐怖心に襲われました。注目されなければ大会に出る意味がありません。私は第4回に向けて何とかしなくてはならないと感じていました。

ちょうどそのとき、私の気に入っていたジャグリング動画が両親や友達から酷評される、という悲劇に遭いました。技術力の高く、表現力も高いジャグラーの動画にも関わらず、否定されてしまったことに強い衝撃を受けました。ジャグリングの演技力が高いといっても、世界中すべての人から高い評価を貰える訳では無かったのです。確かに、イギリスのオーディション番組ではジャグラーが苦戦していた印象を受けました。上手い人でも評価されるかどうかは分からないのなら、実力の無い私はどうしたらいいのでしょう。多くの人に受け入れられる演技を目指した私はひどく絶望し、ジャグリングを辞めてしまう他に解決法は無いように思われました。

しかし、ある日、魔が差しました。もう誰にも自分の演技を理解させない!と思ったのです。自分の演技が誰かに理解されたら終わる、というくらいの気持ちでした。ただひたすらに、欲望のままに、自分の思いついたポーズや技を演技に詰め込みました。そして完成したのが記事の一番最初に載せた第4回 e-Juggling Competition の演技です。

すると、お世辞なのか何なのか分かりませんが、その演技は多くの人から好評価を受けたのです。Twitter上で 面白い! というコメントを頂き、実際に交流会等で他のジャグラーさんに会うと、あの演技は良かった、という言葉を頂きました。理解されないように作ったはずの演技が思いもよらず評価されてしまったのです。

第4回 e-Juggling Competition 以降、私はそれなりに多くのジャグラーさんに認知され、交流会等で楽しく過ごさせて頂いております。今では自分を絶望させたジャグリングこそが生きがいになりつつあります。


4.個性的であるメリット

覚えてもらえる
個性を重視していれば、交流会や大会で声をかけてもらいやすくなります!多くの人から色々なことを吸収したい、という方こそ是非、他の人には無いものを持っているジャグラーになって欲しいですね。

挑戦者になれる
誰かと被らないようにする、ということはある意味自分を見る人に対して衝撃を与えることでもあります。自分の技・振る舞いを見てみんなはどんな顔するかな、と考えるだけでわくわくします。個性的であれば、”また演技作らなきゃいけないよ…(´;ω;`)” ではなく、”今度は何してやろうかな( ̄▽ ̄)” と感じるようになります。モチベーションに不安を抱えている人も個性派になれば大丈夫!

アイデアが湧きやすい
”~してはいけない” と思うと、演技中にどんな技を入れたらいいのか・どんな技をこれから練習すればいいのか浮かばない人になってしまいます。先ほど述べたように、個性を重視すれば攻めの姿勢が身について、アイデアがどんどん生まれるようになります。

失敗が武勇伝になる
”これなら恥ずかしい思いをしないだろう” という発想で他の人が普通にやっている技を選ぶと、技が身につかない・演技中に激しくドロップ ということが起きたときに立ち直れません。OTL です。しかし、個性的であれば他に同じようなことをやっている人がいない・少ないため、失敗談が他の人にとっても貴重なものになります。とっておきの武勇伝、誕生です。失敗が武勇伝になるのなら、もはや失敗は怖くありません。”失敗 is 友達” 状態を作り上げれば、緊張も軽くなってきますよ。

自分の活動に芯が出来る
個性的であれば当然、”自分はこういうジャグラーだ” という気持ちが生まれます。はじめて触る道具や、新しく教わる技一つ一つが自分にとってどのようなものなのかはっきりするため、”意義深い時間を過ごした” と感じやすくなります。自分が何をすればいいのか分かるのも気持ちがいいですね。


5.終わりに

以上で私の記事を終わりたいと思います。今回の記事を読んで、少しでも個性派に目覚めるジャグラー(特に新人)が増えてくれたらいいなと思います。最後に補足します。他の人と違うことを1回でもやれば後は何もしなくていい、ということはありません。技術の習得や演技構成の考察を怠ればすぐにあなたの周りの人は離れていきます。手を動かさない人は滅多に仲間が得られません。やる気が無いという個性を伝えるにも手を動かさなくてはなりません。私自身、努力とは無縁の人生を歩んできましたが努力に近づこうとしたとき、急に多くの人と出会えるようになりました。それでは、記事を終わります。この記事を読んだ皆さんのジャグリングライフが素敵なものとなることを祈っております。


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