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WEB3モナカード安全運転の覚書き

2023年1月22日更新

モナカードに限らず WEB3(ブロックチェーン上で発行されたトークンとのリンク画像(NFT)や、その類似、周辺技術、文化とします)
でも、操作を間違えたり、意図的な悪意のあるデータにより、データを奪われたり、暗号資産等価値のあるものを奪われたり、紛失したりします。

トラブルから身を守るための基礎知識

まだまだ、発展途上の分野だと思いますが、正しい知識をもってあらかじめどんなトラブルが想定されるかということを知ることで未然に身を守ることも可能です。
それは過去、被害にあった方や私の実体験を伴う内容が蓄積されているからです。これからも過去より件数は少なくなると予測されますがそれでもなくならないことは留意すべきことではあります。


目次

1.自分の身を守るためのおまじない
2.ウォレットハッキング対策
3.著作権に気を付けよう
4.収入を得たら税金に気を付けよう
5.暗号資産に見るトラブル例

1.自分の身を守るためのおまじない

・信頼するな検証せよ

ゼロトラストルールというらしいですが、まず大前提としてこの言葉を覚えておくとよいと思います。「信頼するな検証せよ」 第三者を疑えというよりは、自分の判断と行動を主眼にとらえ、思い込みではなく、実際にいくつかの情報源を目で見て確認し検証することと理解すると労力が少なく効果的だと思います。

実際には、私は2018年からモナカードを触っています。現状トラブルらしいトラブルは起きたことはありません。
これまでのいくつか気を付けている具体的なポイントをご紹介します。

2.ウォレットは必ずハックされると考える

ブロックチェーンウォレットには秘密鍵(又はニーモニック)というものがあります。

イーサリアムも、ビットコインも、モナコインも悪意の第三者もしくは、悪意のあるプログラムにより秘密鍵を入手することによりハックすることができます。(ウォレットの中身を全部抜き取ったりできる)
逆に、秘密鍵を入手できなければハックするのは限りなく不可能です。

※他に、使ってるPCやスマホが盗まれてウォレットに接続するパスワードを盗んだ人が知っていればそこから抜きとられてしまいます。

対策として
対策は用途別にそれぞれあると思いますが、いくつかの例を出すと

・大事なものを保存するウォレットと普段使いするウォレットを分ける。
(モナカードを販売して利益を得る活動をする場合、専用ウォレットを作っておくと経理管理が楽です)
・普段使いするウォレットに盗まれて困る金額や財産を入れておかない。
・署名時は、信頼してよい署名なのかそうでないのか一旦考える
※留意事項として、【ウォレットにアクセスするパスワード】と
【送金を行う署名】は別の意味を有します。

3.著作権に気を付けよう

モナカードで収益を得るときに気を付けなければならないのが著作権です。

著作権とは
著作権は著作物を保護するための権利です。
著作物とは、思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいいます。

よく見かけるトラブル
・ネットにあるキャラクターや構図をそのまま利用して自作として販売する
・他の作品をトレースして自作として販売する

上記の2件は数年間に何度か起きているようです。
どちらも、著作権に関して知らかなったためにちょっとした悲劇がありました。

とはいえ、線引きがあいまいな部分もあるのでお勧め対策は
「直接関係者に確認すること」 です。
モナカード含めNFTは、コミュニケーションが価値になる面もありますので
トラブルも防げて、ちょっとした営業にもなるので一番効果的かつ誰も不幸にならないのでお勧めします。

なお、モナキャラは、モナカード化OKのものが多いですが、別途記事書きますね

4.収入を得たら税金に気を付けよう

NFTブームがひと段落していますのでそんなことはないかもしれませんが、
一応頭の隅に入れておきましょう。
おそらく雑所得での計算になると思いますが、税金は総所得から課税されるため気を付けておく必要はあります。給与所得以外の所得が20万円を超える場合、確定申告が必要になりますが、最寄りの税務署に相談するのが一番良いでしょう。
Twitter上で、課税対象になる、ならないの話が出てきますが、「信頼するな検証せよ」という考えのもと、自分で確認しましょう。

2023年1月現在 国税庁からNFTに関する取扱いが発表されています。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1525-2.htm


5.トラブルケーススタディ

ウォレットが復元できず紛失につながる例
・モナカードをウォレットに長期間保存していたが、しばらく使わなかったため一旦ウォレットソフトをアンインストールし、その後復元しようと思ったとき秘密鍵もしくはニーモニックを保存していなかった。
・いつも使っているPC(スマホ)が故障し、ストレージに秘密鍵もしくはニーモニックを保存していたが、取り出せなくなった。他にメモを取っていなかったのでウォレットを復元できなくなった。
・手書きのメモで秘密鍵もしくはニーモニックを写し取り保存。ウォレットを復元しようと思ったが、写し取る際に間違った綴りで書いてしまい。復元できなくなった。

対策
秘密鍵もしくはニーモニックの保存は、データ、紙、別のネットにつながっていないPC等複数に分けて保存するのが望ましい。
※私は印刷物とPCに保存しています。

知らないWEBページ等でのフィッシング被害
(イーサリアムやビットコインの事例ですがモナコインでも起こりえます)
・知らないWEBページにアクセスしたときにウォレットの署名を求められ確認せずに署名を行い、ウォレットの中身を抜き取られた。
・登録したウォレットアドレスと似たようなアドレスから送金を求められ、
 友人のアドレスと似ていたため勘違いし署名した。結果ウォレットの中身を抜き取られた。
対策
知らないアドレスから署名を求められた場合、もしくはうろ覚えのアドレスが来た場合、署名しない。心当たりのある人物に確認し、送った事実を確認してから対応する。必要な時以外WEBサービスにウォレットを接続しない。

もう少し詳しく知りたい人は、NFT 詐欺 で調べるといろいろ出てきます。
https://jp.norton.com/blog/online-scams/nft-scam


細かいことはいろいろありますが、大雑把にこの辺把握しておけばそんなに危険だとは思っていません(個人的感想)。慣れないうちは、トラブルが起きてもよい状態でウォレット管理することをお勧めします。


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イラスト
素材イラスト shigureni free illust

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