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捨て子が花魁を目指す話

最近の急な寒さについていけていないです。
毎年取り急ぎ秋服、、、とやっている間に気付いたら冬になってる。許せない。

はじめに

どうもどうも、鶏です🐓
最近ようやく仕事が落ち着いてきて執筆の時間が取れるようになってきました!やったね!相変わらず毎月尋常じゃないくらいの量の漫画を買っては読んでるのでnoteに書き起こしたい話はたくさんあるのでじわじわ頻度を挙げていければなと思っております!とはいえいつ更新するとかそういう縛りを加えると長続きした試しがないので、不定期かつ時間もまちまちになりますが、気が向いた時に読みにきてもらえれば嬉しいです☺️

というわけで(?)今回紹介するのは、狩谷成先生の「みにくい遊郭の子」です!

では、本編スタート❣️


みにくい遊郭の子とは

GANMA!」という(CMを見れば)最初から最後まで日を待たずに全話無料で読むことができる秀逸漫画アプリで連載していた異世界×遊郭がコンセプトの少女漫画。

ちなみにGANMA!では今度アニメ化する「山田くんとLv.999の恋をする」も連載してます!(近々単行本が出るので、それを読んだらこっちの話もnoteにします!お楽しみに!)

大抵のアプリは一日何話までという制限があって、ちまちま読み進めていくことが一般的となっているのですが、GANMA!はCM1本視聴すると2話読むことができ、視聴回数の制限はないので、時間さえあれば最後まで読み切ることができる!というのが最大の魅力🥺私は毎日ログインとかできないタイプなので大変助かる、、、🥺気になる人はぜひインストールしてみてね😉

それで、今回紹介するみにくい遊郭の子なんだけど、この作品は狩谷先生にとって2作目の長編漫画。え?本当に?めちゃめちゃ構図とか絵柄とかが綺麗でストレスなく読めるのに2作目ですか?????しかも1作目の「連弾ノオト」もGANMA!で連載されていて、きっちり完結まで読み切った上にクラファンで単行本化企画をされていたので、ちゃんと支援してその単行本我が家にありますが?????(困惑)

△クラファンのリターンで届いた単行本

写真撮るのが下手というご意見は受け付けてません!私ももっと上手に撮りたかった!無念!

いつもnoteにするときに作者のことや連載しているアプリやサイト、誌面のことを調べてから書くようにしてるんだけど、調べた時に過去作品で連弾ノオトが出てきた時マジで震えた。この感情の昂りみんなにも伝わってくれ。みにくい遊郭の子を読み始めたのがつい一昨日アプリを開いた時におすすめに上がってきていたのを見てからなんですよね、実は。今noteに書きたい作品が溜まっている状態で他作品をすっ飛ばして書いた理由は完全にこれ。私的な都合で書く順番を変えさせていただきました😔

この連弾ノオトも同じくGANMA!で掲載していて、こちらは完結しているので気になる人はぜひ!特にクラシックが好きだよ!とかピアノを過去に弾いたことあるor今習っているよ!とか音楽が好きだよ!という人たちに自信を持ってお薦めできる作品です!私はこの作品を読んで連弾の曲を勢いで編曲しました。連弾する相手妹しかいないのに。私も久しぶりに読もうかな☺️

で、みにくい遊郭の子に戻るんですが、単行本が現在2巻まで発売(1、2巻同時刊行)していて、狩谷先生としては初の商業単行本作品となります!(1作目はクラファンで自主制作のため)

あんまり詳しく話しすぎるとあらすじとダブるので早いところあらすじパートに入っちゃいます!

レッツラ!


あらすじ

この話は誰からも必要とされておらず、家を転々とたらい回しにされていた女子高生だった主人公が切り捨てられるシーンから始まる。

縁を切られる際に渡された次の「寝床」の場所が書かれた地図を握りしめたどり着いたのは「売地」と書かれた立て看板。近くにあった神社が目に入るも、そこには誰が食べるというわけでもない供物があるのに自分には家も食べ物もないことにヤケになりその供物を貪り喰う様が描かれる。

このシーンだけでこれまでの人生がどんなものであったかは分からないが、主人公が抱えるこの世界への不平不満がひしひしと痛いほど伝わってくる。

体力の限界を迎え、そのまま神社で目を閉じると次に目覚めた時には両手と首が鎖で繋がれているというなんとも酷い仕打ち。

しかし、周りの景色はどう考えてもさっきまで自分が見ていたそれと異なっている。繋がれた鎖の先にいる面布(布作面)をつけた男が寝床に指定したのは立派な建物。その建物の名は「相模屋」という遊郭だった。

というのが物語の始まりのシーンになる。だいぶ箸折ったけど。
天涯孤独の女子高生のエソラが楼主(遊郭のオーナーのようなもの)である相模八尋を中心に遊郭で色々な登場人物とふれあい、成長していく様を描いたヒューマンドラマとなっております!


おすすめポイント

①相模がイケメン
私、顔の一部が隠れてるキャラに弱いんですよ、ええ。なので、例に漏れず顔が面布で隠れている相模は性癖どストライクなんですわ、🤦🏻‍♀️

一個前の怪獣くんの時にも横顔とか前髪でほとんど顔が見えないところとかがいい!!!!!とか言ってたと思うんですけど、この顎のラインがとてもいいんですわ、、、🤦🏻‍♀️全部見えているわけじゃなくて、少し見えていることによって自分の好きなようにご尊顔を想像できてしまうので過剰にイケメンだと思い込んでる節はありそうだけど、それ抜きにしても、顔で見えない分顎とか手とか他の部位に目がいくのでこれはこれでいいんですわ、、、🤦🏻‍♀️あ、ちなみに私は手フェチです(聞いてない)

②顔が見えないのに感情表現が豊富
相模の顔は面布で隠れているため細かい表情は描かれておらず、相模の感情は面布に書かれた目からわかる情報のみで読者に伝わるようになっているんだけど、こーれがさぁ、目は口ほどにものを言うじゃないけどすんごい感情がわかりやすいんですよね、!
例えばこのシーン。

セリフだけをフラットに読み取ると「こちらも花火を始めましょうか」とこれからその場にいる人たちで花火をして楽しみましょうというそのままの意味にとれるけど、絵の方は明らかに相模は目の前にいる人物に対して憤っているように見える。目がひとつ描かれただけでこんなにも感情がわかるものなんですね????初めてこのシーンを読んだ時、五度見はした。いや、十度見はしたと思う。最初に相模が出てきた時は無表情で感情がほとんど動かないポーカーフェイスタイプかと思っていたけど、思った以上に感情豊かで驚いてる。

これとか最高にいいですよね。エロくて。

もちろん相模だけに限らず、エソラやその他キャラクターも表情の書き分けが秀逸で、漫画でたまに見かける「顔とセリフが微妙に噛み合わずに違和感がある」現象が起こらず、本当にストレスなくさらりと読める。本当に凄い。


まとめ

チラリズムの魅力は底知れない

作者の狩谷先生も言ってたけど、相模っていう字面をずっとみてると相撲に見えてくる病気に罹りかけてます助けてください。

次回は私の人生のバイブルとなった最強の恋愛漫画を紹介します✊🏻乞うご期待❣️

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