銀河鉄道のTEXTのような夜

　こんにちは。わやなかです。
今回はラーメンズさんの「銀河鉄道の夜のような夜」、及びこのコントが演じられた公演『TEXT』について書いていこうと思います。

※本記事は「銀河鉄道の夜のような夜」、及び『TEXT』に関するネタバレを含みます！
まずは自分で銀河鉄道の夜のような夜、出来ればTEXTを全編、順番通りに見ることをお勧めします。ラーメンズの公式YouTubeにあるので。銀河鉄道は２０分、全部見ると１時間４０分くらいあるけど。
↓再生リスト(是非上から見てって)

ラーメンズ第16回公演『TEXT』

↓銀河鉄道の夜のような夜

本当に見ましたか？
え、見てない？
初見でのあの感動はやってきませんよ？

………こうかいしませんね？

ラーメンズ、そして『TEXT』について

　まあ、あれだけ書いた後に見てないという人はさすがにいないと思いますが、「そもそもラーメンズって何？」という人もいるかもしれないので、簡単な説明を。
　敬称略でいきます。というかコバケンとギリジンでいきます。

　ラーメンズは小林賢太郎（のっぽ、コバケン）と片桐仁（もじゃもじゃ、ギリジン）の男性2人組です。現在はコバケンのパフォーマー引退を受けて、実質の解散状態。（ちなみに私は永久活動休止だと思っている）まるで演劇のようなコントや「非日常の中の日常」を描くことでお馴染み。

　ラーメンズ、全部で17回本公演を行っているのですが、第16回にあたるのが今回取り上げる『TEXT』です。ことばを題材にしたコントが多いのが特徴。ファンの中でも人気が高く、私は最初に見たのがコレだったというのもあり一番好きな公演です。
「銀河鉄道の夜のような夜」はこの公演の一番最後のコントで、題名からも分かる通り宮沢賢治の銀河鉄道の夜をモチーフにした作品です。内容は見てください。貼ってあるんで。

　ここからネタバレします。コントを見るなら今のうちに。

「銀河鉄道の夜のような夜」のヤバいとこ

　語彙力が完全に消え去っていますが、銀河鉄道ってTEXTの全てが詰まってると思うんですよ。全てのコントの要素が詰まっているんです。具体的にみていきましょう。

①50 on 5

登場人物の数。50 on 5はバイト・社員・部長・社長・社鬼の5人。銀河鉄道の夜のような夜は常磐・金村・活版印刷所の大人・牛乳屋・母の5人。

②同音異義の交錯

鉄道に乗った後の会話、『ダイアナ・ソウルス』と発掘の話。あと牛乳（酸化してる）。あと、ここで二人が連結する。以降のコントでは二人の関係がより近くなる。

③不透明な会話

透明人間。あと常磐と金村の未確認飛行物体の話の複雑さ。

④条例

アジアの小国、言葉禁止条例に国民がクーデター。あと「ズボーン」

⑤スーパージョッキー

一億円の馬券。流れ星。ここで脱いで銀河鉄道で着る。常磐と金村の未確認飛行物体の話のすり替え方。あと「ホホーウ！」

⑥銀河鉄道の夜のような夜

大した努力もしないであっさり一億円が手に入りますように。結局手に入らないけど。そしてここで連結が解除される。

まとめ

　こうして書いてみると、めっちゃ繋がりありますね。あと、久しぶりに全部見返したらやっぱりめちゃめちゃ面白い。スーパージョッキーってこんなに面白かったっけ。
　ぜひ他のコントも見てください。全部面白いんで。ブラックなネタなら百万円とか。感動系なら器用で不器用な男と不器用で器用な男とか。

　それでは、次の投稿で。