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【過食症を乗り越えて】普通に食べるとは?「我慢」と「我慢しすぎない」の狭間で。

摂食障害を経験した人がどのような経緯でそうなったのか、人それぞれ理由があると思うが、私の場合は、極端な白黒思考が少なからず影響したと考えている。

どこでそうなったのか定かではないが、昔から何に対しても「100かゼロか」みたいな考え方が染み付いている。グレーゾーンに生きることが苦手だ。何かを頑張らなければいけない時、私の中に「頑張らない」という選択肢はほとんどの場合ない。なので残された選択肢はただ一つ「全力投球」。

自分に対しても人に対しても頑張ることが悪いことだとは言いたくないが、この考え方や取り組み方は、ダイエットのように日々こつこつ取り組んでいかなければいけないことに対しては向いていないと思う。食べるか食べないか、という2択では生きていけない。毎日食べつつ改善を図る。なんて難しい作業なんだと思う。


私は今迷路の中にいる。

「普通に食べるって何だっけ?」と自分に問いかけては考える。

過食症の症状が落ち着いてからは、お腹が空いたら食べる、お腹が満たされれば手を止めるということを実践しようと意識してきたが、では、お腹がそこまで空いていない時にお菓子を食べたらそれはどうなのか。

昨日は職場でゴーフレットを1枚もらって、お弁当を食べたあとにそれを食べた。お弁当を食べたあとにお腹が空いていたわけではないが、私をそれを食べたのだ。その後お腹がいっぱいになりすぎたわけではなかったように思う。でも、それは普通に食べたことになるのか。果たしてその行為は良かったのだろうか。

仕事終わりにチョコレートが食べたくなった。我慢をするべきだったのか、それを食べることで過食症の症状が戻ってくるのを予防できたのか、わからない。

我慢しても結局は食欲が爆発して、過食に走るくらいなら、日々のちょっとした欲望をその場その場で満たしつつ進んでいくほうが良いのではないかというのが今の考えだが、それも正解かどうかはわからない。

白黒思考の私にとっては珍しくグレーゾーンの行動を試みているわけだが、想像以上に難しい。

結局のところ、自分の体のことは自分が一番良くわかっていると信じて、少しずつ進んでいくしかない。食べることとはなんでこんなにも難しいのか。


昨日は60.2kg。

今朝は60.5kg。


今日も闘いは続く。

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