海士町へ漂流した日
ふと、海士町へ上陸した時のことを思い出した。
どれだけピチピチの流行の服装を着ても美顔器で顔を擦って顔を塗り固めても誤魔化せない、というか、海士町では何も変わらないんだなって感じた。
他人軸で身も心も装っていた私。いやいや、お前の心はどうなんだい。未完成でもいいから、借り物の言葉ではなくて、お前の考えを聞かせておくれって。生活でも、仕事でも、ずっとそう囁かれていた気がする。
自分が生きやすい環境を考えていると、海士町が浮かぶ。もちろん、内省し過ぎて他人と干渉し合う奥行きが尋常じゃないくらい深海すぎてしんどさもあった。
だけど、外面やキャリア、肩書きで判断されることなく、情動を引き延ばされ引っ張り上げられたあの日々は、人生の中でグロく輝いていたと思う。
いつかは戻りたいけど、なんかまだ違う。そんな直感のもと、明日は京都の会社の最終選考へ。受かったらラッキー!落ちたら、残念だが、偶発的なご縁と直感を大切に!
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