帰りの会を語る初めてのnote
はじめに
こんにちは
ただロックバンドが大好きなだけの大学生です
こんなnoteを見てくださってありがとうございます。
つい先日、帰りの会の初ツアー「ジュブナイルのあとがき」東名阪公演に参戦してきたので、その公演の感想と旅行の思い出と帰りの会の愛にについて語りたいと思ってnote初チャレンジしてみます。
注釈として、表記ゆれ、一人称揺れ、誤字脱字、音楽の詳しい知識は皆無に近いし、語彙力も欠けてる、ただ愛しか無いnote初心者が語るだけのnoteであることをご了承ください。
帰りの会との出会い
まず帰りの会との出会いについて。
帰りの会と僕が出会ったのは2020年、8月の半ばだ。
当時好きでよく見ていたYouTubeでベースの弾いてみた動画を上げていた「SHOEOP」さん(今は活動してないっぽい、、?)が個人のTwitterで「19歳」のMVを紹介していた。
そこで自分は衝撃を受けた。
衝撃と言ってももっと柔らかい、懐かしさを覚えるような感覚だった。
この曲が紡ぐ歌詞が好きだった。浮かぶ情景が好きだった。あの音色が好きだった。もっと知りたいと思った。
Apple Musicで「水色の街について」を最後まで聴いた。
当時高校1年生の自分のフェイバリットソングになるには十分すぎる曲たちだった。
その時から僕は「アフタースクール」に恋をしていた。ただ、正直自分はクラスの集合写真で実際に最前列で寝転ぶ人間だった。高校1年生は帰りの会と共に、他のメジャーバンドたちと過ごし、高校2年生からはさらに多くのバンドを聴いていった。
その中でも帰りの会は変わらずいつも自分の最前線にいた。
バンドの活動が止まった時も変わらず過去曲を聴いて待ち続けた
ずっとバンドを応援して、曲を聴いて、ライブは願っていたがやらないと思ってた。
だから今こうしてライブをして、ツアーをしてって環境に驚いてる。
もし帰りの会知らない人が見つけた人用におすすめ曲置いときます。
帰りの会初のツアー
ツアー日程
8月9日(金) 阿倍野 ROCK TOWN (大阪)
8月10日(土) 栄 R.A.D (名古屋)
8月12日(日) 渋谷 WWW (東京)
セトリ
1.夜更かし楽団
2.銀河鉄道
3.ゴースト
MC(やまもくん)
4.昨夜未明
5.世界の終わりの終わりの終わり
6.朔日
7.シーサイド
8.ユーリカ
MC(エンヤさん)
9.暮れない(阪)、グッドバイ(名)、望遠鏡(東)
jam session
10.冗談
11.馬鹿にしよう
12.19歳
13.透明少女と九月の蒼
MC(やまもくん)
14.かげろう
15.怪獣が出た!
見にくいのは承知だか、ライブの感想と旅行は分けて書く(あくまでライブの思い出をしっかり語りたいため)。
旅行の思い出は「DAY◯」で、ライブの感想は「◯◯公演」、そして最後に「全体を通して」で詳しく書くつもりなので、ライブの感想のみ見たい人は他は飛ばしてください。
DAY1
この日は3:45に起きた。
自分の最寄り駅を5:00に出る始発電車に乗るためである。
移動方法は青春18きっぷで普通列車の鈍行、目的地は大阪である。
1人で宿泊を伴う旅行も、青春18きっぷの旅行も、ツアー全通という経験も初めてである。
緊張しないわけがない。
詳しい経路等は省くが、無事大阪のホテルに16時ごろチェックインした。(それでも途中の乗り換え失敗で1時間到着が遅れたが、、)
そこにキャリーケースだけ置き、一度急いで大阪駅のポケモンセンターへ。
あまり人には大っぴらに話してなかったが、僕は帰りの会のライブにはポケモンfitをやまもくんに差し入れするという謎のこだわりがある。これは自分が帰りの会のライブに行けなくなるまでは続けるつもりだ。きっかけはThreadsでやまもくんが「差し入れなら自分が1番好きなポケモンfitを持ってこい」的なことを言っていたからである。(今見たらやまもくんのThreadsは消えていた。昨日まではあったのに。)
すでに今までのライブで、エンペルトとエルフーンを差し入れしてる。いつか自分のあげたポケモンfitのポケモンだけでパーティを作りランクマに潜り、レートを溶かして欲しい。
時間があまりなかったので、急いで一目惚れしたヌメルゴンとゾロアを買った。名古屋では時間がなくてポケセンに行けなさそうなのでここで2匹買っておく必要がある。
その足でライブハウスに向かい、グッズのタオルとラババンを買い、ヌメルゴンを差し入れし、色々荷物を置くためもう一度ホテルへ。はじまりの合図Tシャツに着替え、グッズのサコッシュ必要なものだけ入れてもう一度会場に戻った。
新タオルかわいい
大阪公演 やまもくんかわいいDAY
8月9日(金) 阿倍野 ROCK TOWN
開場18:30/開演19:00 整番8番
わけがわからん
自分は帰りの会関係の運はいい方な自信があった。
はじまりの合図も、その続きも1番初めの先行で当てることができたし、その整番もかなりいいものであった。はじまりの合図は28番で2列目、その続きは16番で最前だった。
しかし、今回は1桁である。
は?わけわからん
8番って?場所選びたい放題やん?
はじまりの合図で思ったが、帰りの会ファンは整番が良くても、すぐにドリンクチケットを交換しようとする節がある。
これによって、ドリンク交換しなければ整番がある程度遅くても前の方に行けるのだが、それでも速すぎる。ライブ中に必須な荷物以外はホテルに全て置いてきたし、ロッカーのロスもない。
帰りの会いつも近すぎて心臓が持たない。
結局いつも通りロッカー、ドリンクを無視して入ってみると2.3人しかいない。
やまもくん側最前も空いてる。そこにスタンバイし、開演を待つことにした。ジバコイルかわいい。
開場時間中あたりを見回すと見たことある顔がちらほら見えた。誰も話したことはないが、自分が一方的にライブハウスで見たことある人たちだ。何組かは仲良く話してる。羨ましい。俺も友達欲しい。帰りの会について語りたい。呟きだけじゃ満足いかない。
てか天井高い。なんだこのライブハウス。TOKIO TOKYOといえ、表参道WALL&WALLといいおしゃれなライブハウスばっかだな。なんでショッピングモールにライブハウスがあるんだよ。わけわかんねぇよ。キレるな俺。
そんなことを思ってると開演になった。
セトリ順に追うだけじゃつまらないのでそれぞれの会場でかいつまんで感想を言おうかな。
せっかく全通したしね。
まずはいつものSEから
この曲なんて名前なんだろう?オリジナルかな?なんて考えてたらメンバーの入場してきた。
想さん、まさしくん、けんしんさん、しんちゃん、やまもくんと入ってきて、せんちゃも入場してきた。
すぐに始まったのは1曲目、前回のライブで先行で演奏された「夜更かし楽団」。
セトリ予想めちゃくちゃ真剣にしてる自分は予想も全くしてない展開だった。
正直1番最後だと思っていた。
最後が似合う曲だと思う。
余談だけど、「夜更かし楽団」は帰りの会の曲で1番ホールなど、広くて天井の高い会場が似合うと思ってる。そんな楽曲をこのライブハウスで聴けたのが嬉しい。いつかもっともっと大きな会場で聴かせてくれ。
「銀河鉄道」(愛してる)、「ゴースト」、「昨夜未明」と続いて、ドラムの気持ちいいリズムと「世界の終わりの終わりの終わり」が来た。
この曲でせんちゃの言う「ぎたー!」が好きなんだよな。
そこから私の愛するギタリストやまもくんのガチかっこいいギター。
やまもくん側最前としてこれは本気で目に焼き付けないといけない。
そのあと、チューニング中にしんちゃんのドラムから、「朔日」へ。
しかし、ここでやまもくんのギターの入りをミスってしまった。会場は笑いになったし、やまもくんの反応がかわいいかった。ありがとうございます。本気で悔しがってたし、まじで珍しいらしい。
ちょっといじられてたあの雰囲気が愛おしい。
本気で触れてもらいたくなさそうであったが、、
やまもくんの人間らしさがすごいジーンと来たよね。
はい。ここから過去曲で1度もやってないゾーン。「シーサイド」と「ユーリカ」の繋ぎである。
シーサイドのイントロ、自分の全感情ぶっ飛んだ。「水色の街について」大好き人間。死にかけ。
正直今回、過去曲で一度もやってない曲やるとしたら、「まだ何者でもない僕へ」と「ユーリカ」だと思っていた。「ユーリカ」の予想は当たっていた。嬉しい。てか、今回のツアーしんちゃん曲0なのちょっと寂しい。やまもくんの曲大好きだけど、帰りの会の曲でも少し毛色の違うしんちゃん曲のアクセントが大好きだからだ。てか、「さくらのさく頃に」聴かせてくれ。「春のせい」、「さくらのさく頃に」の春曲セットでぶち上げてくれ!(うるせぇ春にやれ)話は戻るが、「シーサイド」はなかなか頭のおかしい曲だと思っている。初めは穏やかな海の情景が浮かぶようなローテンポでゆっくりリズムを取る。どの楽器もやさしく、ちょっとチルってやつである。しかし、ラスサビに向けて不穏になる。リズムは細かく、楽器は大きくなり、歌詞は語りに、ライトは点滅し、荒れた海のようになる。ライブで聴くとそこの表現が秀逸で、言葉を失ってしまう。(ライブ中に話してはいないが)「ユーリカ」も初披露。この「ユーリカ」の消え入りそうな雰囲気が、せんちゃの歌声をさらに目立たせる。俺も帰りの会、君だけがいてくれたらいいよ。
ここでしんちゃんのMCへ
大阪の話題を色々話してくれてた。
いいね、ツアーならではだよね。
帰りの会メンズで温泉ってめちゃくちゃ楽しんどるやん!!俺も連れてってくれ!!
あとはグッズの紹介。かわいいよね。せんちゃいつもありがとう。
そして大阪限定曲へ!!
ここめっちゃ頭抱えて予想してた!
何が来るのか!とりあえず、チェンジは1曲だけ、自分の予想は「メイビー」、「暮れない」、「ゴースト」。「ゴースト」はすでにやってるので予想は外れてる。
ここであの気持ちいいギターのイントロが!「暮れない」である。当たった。
相変わらず楽しい曲なんだよね。
気持ちよく拳を上げられる。
「暮れない」が終わりそのままセッション
弦楽器陣がチューニング中しんちゃんが繋ぎ、まさしくんがギターを置きキーボードへそのまま追加公演で見せてたライブアレンジの「冗談」が始まる。終わり次第やまもくんから優しいお願いがあって「馬鹿にしよう」へ。
「馬鹿にしよう」はファンからコーラスを募集して、制作した曲である。
自分も参加させてもらった。「春のせい」以来でめちゃくちゃ難しかったし、多分たくさん修正を入れさせてもらったんだなと思う。
ここの合唱、本当にどの公演もすごかった。めちゃくちゃ聴こえた。こういうのいいよね。一体感って今の社会得られる場所なんか限られてて、ただ同じライブを見てる数百人が同じ歌を歌ってる。それってめちゃくちゃすごいことだと思わない?思うよね。うん。もちろん。ありがとう。
そしてこの曲ちゃんと注目したいのがけんしんさんのベースソロ。マジでかっこいい。最近の曲のベースの主張めちゃくちゃ好きなんだよな。あとやっぱライブのソロで「楽器、名前」って紹介するのめちゃくちゃかっこいいよね。俺も好き。注目全部そこ行くし、ライブならではだもんね。
その後「19歳」、「透明少女と九月の蒼」とやるが、ここは他の公演で詳しく語るとして、その盛り上がりのままやまもくんのMCが始まる。
おそらく本当にほんわかとしか内容を考えてこなかったんだろう、やまもくんが言葉に詰まってた。頭を抱えてた。メンバーが支えてた。いいね、この関係。何回でも見たくなる。
その後は「かげろう」に続き、「怪獣がでた!」に続く。ここら辺も他の公演で語ろうかな。
DAY1 夜
終演後、興奮が冷めぬまま、ある人に声をかけてみた。1人、はじまりの合図、つづきと、気になってる人がいた。めちゃくちゃ楽しそうにライブを見る人で、是非話をしてみたかった。
こういうことはライブハウスでしかできないからね。旅の恥はかき捨てだよ。
案の定、話してみたらめちゃくちゃいいお兄さんで、楽しく話ができた。そこでそのお兄さんが今日知り合ったというお兄さんも合流した。
このお兄さんもいい人で面白い人だった。ファンも暖かいなんてめちゃくちゃいいね。わざわざ大阪まで来た甲斐があるよ。
そのお兄さんたちとラーメンを食べて(実はライブハウスであった人とそのままラ後のラ夢だった。)1人のお兄さんとはまた名古屋で会おうと言って解散、はじめに話しかけたお兄さんは大阪に詳しい人で、新今宮にホテルを取ったと言ったら驚かれ、色々教えてくれた。
その人にマジで面白いからと、飛田新地を案内され、その光景に驚いた。詳しくは語れないが、男として、人生で一回行っとくべきと言われたのは本当だった。お金があまりなかったのに後悔した。
そんな旅ならではの体験もあり、お兄さんとも名古屋で会おうと解散し、ホテルに戻った。
ちなみに深夜ホテルで食ったこいつがうますぎた。チョコミント愛してる
DAY2
少し予定より早めの起床。
荷物を素早く片付け、ホテルでお湯を沸かし、1日目のうちに買ってきた味噌汁とおにぎりを腹に入れ、チェックアウト。
そのままフロントにキャリーバッグを預け、大阪観光に出かけた。
予定は大阪天満宮と、道頓堀でたこ焼きである。
しかし、大阪天満宮駅に向かう途中、大阪城公園駅を通ったため思いつきで降りてみた。青春18きっぷだから交通費考えなくていいし、めちゃくちゃよかった。こういう旅がしたくて1人旅行をしたんだな。
ちなみに大阪城公園はめちゃくちゃ歩いた。もう10時ごろになっていたのもあって暑かったし、城の下に着いたらすぐ駅に戻った。そして、大阪天満宮駅で降り、でっかい神社(寺?)でお参り。満足してすぐ引き返した。
この時点で大阪を出る予定にだいぶ近づいていて、JRで道頓堀に行くとなると少し回らないといけなくなるから思ったより時間がかかることに気がついた。ただどうしてもたこ焼きが食べたかった(1日目の乗り換え失敗しなければ、、)ので、天王寺駅に移動し、駅ビルに入っているたこ焼き屋さんでたこ焼きを食べた。ソースのかかってない、出汁のたこ焼きだったけど美味しかった。感動。
ホテルに荷物を取りに行き、そのまま京都へ。
1時間半ぐらいの滞在だったが、東本願寺を巡り(なんか駅出たら近くに見えたから行った)、お土産を買った。京都あんまりいなかったのにね。そして名古屋に移動、名古屋駅で荷物を預けて歩いて栄まで行く予定が名古屋駅で迷いすぎて時間が足りなかった(本当に都会の人か?)。
大急ぎでロッカーにキャリーケースとお土産を預け、私服と少し大きいバッグ(いうてショルダーバッグ)とはじまりの合図のタオルを持って栄駅へ向けて地下鉄に乗った。
マジですぐに着いて、迷わないように電車内で予習したルートで地上に。早歩きで栄R.A.Dへ
6階という表示があったので、流石にエレベーターで上がろうとすると、エレベーターは使えませんという標識が!ライブハウスなんてこんなもんだろうなと早歩きで階段を登った。
上には昨日知り合ったお兄さんたちがいて少し安心したが、それにしても暑かった。熱気の集合体。
名古屋公演 激アツライブハウス
8月10日 (土) 栄 R.A.D
開場17:30/開演18:00 整番25
名古屋のライブハウスは今までの3公演とは全然違った。
今まで頭おかしいぐらい綺麗なライブハウスだったが今回はいい意味で汚いライブハウスだった。このライブハウスでライブしたアーティストたちの積み重ねを感じるフロア内でめちゃくちゃワクワクした。どんな音を出すのだろうか。普段はどんなライブになってるのか。想像を膨らませた。
ここフォーリミの聖地ぽいな。こんなポスターが。めっちゃ初期じゃない!?
ロッカーもないような狭いライブハウスは他の会場とは違う熱気を感じさせた。まず、段差がほぼない。階段1段レベル。目線がかなりメンバーと近い。さらに柵とステージの距離が近すぎる、どうなってるんだこれ。この日の最前良すぎるだろ。自分は昨日のお兄さんに連れられ始めてのまさしくん側2列目に。
普段とは全く違う角度からステージを見れるとワクワクした。
大阪で多く語ってしまったので、曲をいくつか挙げて語ろうかな。
「ゴースト」、「グッドバイ」、「透明少女と九月の蒼」、「かげろう」について語る。
「ゴースト」は本当に気持ちいいって言葉がたくさん出てくる。実は3曲目にゴーストを置くというのははじまりの合図で一度やっている。
ただ、はじまりの合図では2曲目と3曲目の間にMCが入ってたので少し違いはある。序盤のこの曲の盛り上がりは異常ですからね。以上。
僕は実はこの曲のギターがめちゃくちゃ好きである。帰りの会の好きなフレーズなんて無限にあるのにこの曲のギターはライブのたびにしっかりまじまじと見てしまう。大阪ではやっていなかったせんちゃの👌も見れてせんちゃヲタたちは大歓喜してた。かわいいね。
「世界の終わりの終わりの終わり」もそうなんだが、この曲はいつもヘドバンしたら気持ち良さそうだなと思う。いつかこの曲のヘドバンの文化生まれないかな。
大阪ではあまり聞こえなかったやまもくんの始めのMCもちゃんと聞こえ安心。初めに曲数言ってアンコールなしよろしくお願いしますのMCかっこいいよね。俺も好き。フレデリックがよくやってる。
大阪公演同様、限定曲の前はしんちゃんのMCとご当地トークが入る。
ここのメンバーみんな面白かったな。やまもくん話聞いてない問題とか。謎のBGMとか。やまもくんのギターストラップくるくるとか(これは違うタイミングかも)
しんちゃん今度また名古屋でライブあったら味噌カツ食べてね。俺も食べたい。
名古屋限定曲は「グッドバイ」。正直ここは大阪の「暮れない」から、ここはある程度明るめの曲調の曲だと思っていた。「青写真」、「ネバーグリーン」、「メイビー」かな、、?って思ってたらちゃんと裏切られ、しっとりさせてきた。
そういえばせんちゃがめちゃくちゃ「グッドバイ」推しだったのを思い出した。改めて聴くと本当にいい曲なんだよね。エンディングテーマとしてめちゃくちゃいい。ちなみに同じアルバムの「ほんとうのこと」めちゃくちゃ好きです。やってくれ。
そもそもの話なんだけど、この日のライブの盛り上がりは他の公演とはまた違っていた。なんだろう、箱の力?前の人の勢い?メンバーが2公演目で慣れてきたから?理由はわからない。でもとにかくこの日の熱はすごかった。この熱気の中、「透明少女と九月の蒼」へ。盛り上がらないわけがない。
そもそもこのツアーからメンバーの煽りが増えてる。こっちも帰りの会のライブに慣れ始めてる。どんどんフロアが完成しているのだ。
声も、動きも、全部激しくなっていく。大阪公演行った人は名古屋公演も来てる人が多い。盛り上がる場所もわかってる。19歳の合唱の後、イントロが流れるとフロアは沸く。ずっとフルパワーで音に身を任せていく。この日に最前じゃないのを少し残念に思った。こんな熱気で最前で自由に動いて。最高のライブになるに決まっていた。このライブ、熱気だけで言ったら今までのライブで1番だった。ものすごい盛り上がりのなかラスサビ前へ。しんちゃんがなんか手をくるくるしてる!?なんだあれ!?後から聞いたらアイドルとかでやるやつらしい。すげーなと素直に思った。知らない文化、ここでも触れる。このラスサビ行くぞの溜めをこんなふうに乗るんだ。ただ、こういう自由な楽しみ方がライブハウスで、それを許してるのが帰りの会だよね。俺は帰りの会のフロアが、サークル、モッシュ、ダイブだらけになっても行くよ。それが観客の衝動ならね。この盛り上がりにはそれをさせそうな説得力があったよ。
熱気冷めぬまま、やまもくんの最後のMCへ
今日はちゃんと話せていた。こうやってアップデートして完成させていくのもツアーだと思う。
「かげろう」へ。この曲のこの場所。びっくりした。透明少女をやるならその熱気のまま「怪獣が出た!」で盛り上げて、「かげろう」で帰りの会自慢のボーカルせんちゃの実力を見せつけて終わりかと思っていた。実際は逆だった。これについて語るのは東京だとして、この日の「かげろう」はちょっと事故があったのでそこも語りたい。
「かげろう」という曲。そもそもめちゃくちゃキーが高い。せんちゃの繊細な歌声が1番キーになってくるし(やかましい)、おそらく帰りの会の楽曲で激しい曲は別として、1番歌いのが難しいんじゃないかと思う。
そこをここラストスパートで歌い切るせんちゃの力量に驚く。マジでかっこいい。せんちゃファン号泣するんじゃないの?
ただ、この日は曲の途中でしんちゃんのマイクスタンドが倒れ、せんちゃのイヤモニも充電が切れたらしい。トラブルだらけだったけど、しっかりやり遂げた帰りの会が本当にすごい。頑張ったね。かっこよかったよ。誰目線や。
終演後、大阪で買っておいた、ゾロアのポケモンfitをボックスに入れておき、ジンジャエールを飲みながら昨日仲良くなったお兄さん繋がりでまたお兄さんたちと知り合った。ライブハウス楽しいね。どんどん輪が広がるよ。ライブハウスはひとりぼっちに優しい場所だから、誰かにでも声をかけてあげればみんな同じものを好きな仲間だし仲良くなれる。そもそもここにいる人たちみんな、帰りの会が好きな人たちか、帰りの会に興味のある人たちばかりなわけで、そんな空間幸せしかないよね。
やまもくんがアンプの上に昨日のヌメルゴンを乗っけてくれていたので、写真を撮り、ただライブハウスで余韻に浸っていた。
すると、やまもくんとしんちゃんが降りてきた。
やまもくんにポケモンfitのことと、いつも応援してることを伝え、しんちゃんにはCDJに連れて行って欲しいということを伝えた。あんまり長話はできないし、緊張してあんまり話せなかったからいつかもっとちゃんと伝えたいなと思う。
あと外に出る時にけんしんさんがタバコを吸っていた。新曲、ベースがすごくよかったということを伝え退散。
メンバーに伝えたいことを伝えられるなんて夢みたいだった。迷惑客になってないといいな。
DAY2夜
行きと同じく、名古屋駅で迷った。なんやねん。地下むず過ぎやろ。
めちゃくちゃ迷いながらロッカーを見つけて荷物を取り出した。
本当はご飯食べたかったけど名古屋駅で何か食べるにもまた迷いそうだなと予定より早めにホテルに移動した。
ホテルは帰りやすいようにと豊橋にしたので、電車で1時間ほど揺られ豊橋へ。流石に疲れてたのか少し寝てしまった。
ホテルまでは少し歩くので、キャリーケースをゴロゴロ転がして飲み屋街を突っ切る。ちょっとやんちゃな人たちとキャッチがめちゃくちゃいて怖かったがこの世の全てを恨んだ目(寝起きで目つきが悪いだけ)で通り過ぎ、ホテルに無事ついた。
ご飯は適当にコンビニ飯。一人旅だもんね。楽していいならいくらでもさせて貰うよ。
DAY3
この日は帰りの会ライブの中日になるので、ライブの感想だけ見たい人は飛ばしてください。
この日も少し早く起床。
ただこの日は明確に早く起きる理由があった。
このホテルめちゃくちゃに安いのだが、さらに無料で朝食が食べられるのだ。
本格的な日本人の朝ごはん。定食タイプ。ご飯とパンが選べて、ご飯パン豚汁はおかわり自由。これをめちゃくちゃ楽しみにしてた。
ここにホテルの公式サイトを貼っとくので気になったら是非
ホテルをチェックアウト後そのまま浜松へ。
今日の1番の目的地は、静岡で有名なハンバーグレストラン、「さわやか」である。
名古屋で何も食べてない俺は観光のご飯に飢えてた。どうしても食べたくて、行ける範囲でうまく混んでないお店を見つけて受付をし、80分ほど待ってやっとお店に入った。食レポなんぞ習ってないのであまり詳しくは言わないが、めちゃくちゃ美味しかった。また食べたいなこれやばいんだよ?
さわやかでお腹いっぱい食べて、浜松でバイト用のお土産を買い(さわやかしか食べてないのにね)、そのまま早めに帰ろうとする。しかし、そこで親に用宗海岸に寄ってみてほしいと言われ、途中下車。綺麗な海をみてから帰った。
東海道線を降りたところの駅の金券ショップで、残りの青春18きっぷを5000円で売ってそのまま家へ。
この日は流石に寝落ちしてしまった。
DAY4
渋谷は自宅から30分ぐらいで行けるので、14:00に家を出た。
ライブ前にポケセンと、先行物販でTシャツを買うためだ。
渋谷につき、まず速攻ポケセンへ
めっちゃ混んでた。許さん。
色々探してウルガモスにすることに。
しかし、ウルガモスよりメラルバの方がかわいくね?と探したが売り切れだった。悲しい。
ポケセンの目の前にライブハウスがあるので速攻先行物販へ。
ツアーTシャツを買ってウルガモスもボックスに入れて準備万端。
開場まで適当にぶらついたが、とにかく人の多さと暑さにやられそうだった。
東京公演 ツアーの完成形
8月12日 (月祝) 渋谷 WWW
開場16:45/開演17:30 整番6番
これほどまでに神様を愛した日はあるのだろうか?ここまでツアー回ってきて、最後の整番が6番である。
大阪もやばかった。でもそれを超えてきた。本当にやばい。幸せすぎる。
ドリンク、ロッカーと時間のロスをしないように家を出る時点で荷物は最小限に、ポケットに入るものしか持っていかなかった。例の如く、ドリンク交換列を横目に急いで会場に入ると、誰もいなかった。1番初めにフロアに入った。元々映画館だったとは聞いていたが、本当に段々になっていて、後ろの人でも見やすいようになっていた。今までいろんなライブハウスに行っていたがこんなところは初めてだった。せいぜいZepp系列の1段である。ちょっとテンションが上がった。真っ先に大阪と同じ場所、やまもくんの目の前を取った。ファイナルをこんないい場所で見られるなんて。幸せすぎる。
あと柵にクッションついてて気持ちいい。いいね。隣に大阪で仲良くなったお兄さんもきた。嬉しいね、ライブハウスで知り合った人とまたライブハウスで会えるのは。
色々談笑しながら開演を待つ。天井はもちろん高い。名古屋の熱気はないかもしれない。でもまた違った完成形になるんじゃないかと期待した。ファイナルだからか、最前の柵とステージの間にゾロゾロとカメラマンさんが入ってきて写真を撮っていた。後日ライブの写真見れるのかな?楽しみ
と色々考えた。また実は今日僕がめちゃくちゃ行きたかったロッキンの日である。ロッキンのレポやちょうどやってるオーラルに思いを馳せながら開演を待った。
ロッキンと迷った時もあったけど、帰りの会への愛は変わらないからね。絶対後悔させてくれないっていうのをわかっていて選んだよ。
東京公演まで語らなかった曲は、東京で語る意味のある曲と、1番ちゃんと語りたい曲を残してる。
「銀河鉄道」、「昨夜未明」、「望遠鏡」、「冗談」、「19歳」、「怪獣が出た!」である。多いな。
早速1番語りたい曲になる。「銀河鉄道」だ。
この曲の印象に強いのははじまりの合図で超重要な1曲目を務めたということだ。帰りの会がライブで初めて演奏する曲であり、自分たちファンも初めて帰りの会を生で聴いた曲になる。それに初めのイントロからもう予想を外したセトリ予想オタクは度肝を抜かれた。こんなかっこいい始まり方があるのかと。ここまでピッタリハマる始まり方があるのかと。
この曲、リリース当初はかっこいい曲で好きだとは思っていたが、ライブで演奏されてはじめて自分の中で完成された。
その時「銀河鉄道」に恋をした。
「アフタースクール」と同じ感覚だ。
ライブの後ずっと頭で流れる曲だ。
この曲を「ジュブナイルのあとがき」では2曲目においた。「夜更かし楽団」が自己紹介なら、「銀河鉄道」は引き込む役目か。
盛り上がる曲ではあるがそれ以上に、拳を上げる意味のある曲になる。
1番とラスサビの「僕ら夜に光を差す一等星」で人差し指を天井に向ける。
「あなたたち帰りの会は本当に自分からしたら一等星で、一生夜のような日々を過ごしてようが帰りの会の音楽があるから、朝が明けるまで生きれる。俺の道標を示す、大事な星なんだ」
感情が溢れ出す。普段の退屈な生活を思い出す。ただただ退屈な日常生活、寄り添ってくれたのはたくさんの音楽で、そこの中で帰りの会はずっと俺のフェイバリットソングでいてくれた。そばにいてくれた。実際はそんなことないが、気持ちだけでも俺だけの音楽でいさせてくれた。俺の支えになってくれた。このツアー、いろんな思い出ができた。やりたかったこと、踏み出すきっかけになった。あとで詳しく語るつもりだが、帰りの会への感謝を、愛情をこの拳で表現した。
「銀河鉄道」を聴くと、いつでも初ライブの感動に戻れる。当時3年間以上追い続けたバンドを初めて生で見た時の感動が帰ってくる。
帰りの会はずっと進化する。これからも進み続ける。でもあの日の感動は変わらないからね。
この日の「銀河鉄道」は他の公演以上に感情の昂りがすごくて泣きそうになった。おれは本当にこのバンドが大好きだよ。
「昨夜未明」、これもまた記憶に残る曲である。
「昨夜未明」がリリースされたのは、はじまりの合図とその追加公演の間である。追加公演で初披露された。音源でもそうだったが、重く遅いロックである。こういうブルドーザみたいな曲は好きだ。
この曲、フロアが盛り上がるような曲ではない。だが、この曲の帰りの会は本当にかっこいい。楽器の詳しいことはわからない、おそらく消費カロリーはえぐい。その演奏に魅せられる。特にやまもくんがこのツアー1番の笑顔でけんしんさんと顔と合わせてギターを弾いている。実際どのぐらいやまもくんがギターが上手いのかはわからない。でも弦を弾くその手は惚れ惚れするし、演者の笑顔にこちらも笑顔になってしまう。
これを見るためにも「昨夜未明」たくさんやって欲しいなと思う。もっとかっこいい帰りの会を見せてくれ。
東京でもしんちゃんMCの時間が来た。ツアーファイナルなのと、地元なのと、4周年と、ロッキン激アツメンツと被ってるって話をしてた。こないやつ後悔させてやろうぜだってよ。この時点でもう来なかったら後悔してたなってもう感じてるよ。ありがとう。
あと5周年はちゃんとしたことしたいって。
嬉しい、俺はいくらでもついて行くよ。
ファンからも何かちゃんとお祝いさせて欲しいな。何かしようかな?
この日の限定曲は「望遠鏡」
「望遠鏡」は少しトラブルがあって、序盤でまさしくんのギターの弦が切れてしまった。(気付いてないだけでもっと前から??)「望遠鏡」本当にいいよね。めちゃくちゃかっこいい。実は「第三呼吸速度」で1番好き。はじまりの合図で聴けた時嬉しかったな。東京でもやってくれて嬉しい。ただ大阪名古屋で「日が沈むのを見ていた」からの選曲だったからもしかしたら一度もやってない曲から!?なんて思っていたので嬉しかった。一度もやってない曲は、流石に他公演だけの人も聴きたいだろうからね。この曲まさしくんの見せ場が多い曲なのにちょっと悲しいね。でも袖のスタッフにアピールしながらも弾き切ったのかっこよかった。
この日のまさしくんなんかテンション高めで嬉しかったよ。MC中にもふざけてたし、演者が楽しそうにしてるのってそれだけで嬉しい。
曲が終わり次第、やまもくんの今使ってないギターをまさしくんに貸し、チューニングしながらjam sessionへ。この連携とか見れるの本当にいいんだよな。ライブならではだよね。まさしくんのチューニングが終わったら、キーボードに楽器を変え、「冗談」が始まる。
このライブアレンジは追加公演でもやってたけど、めちゃくちゃ好きなんだよなー。まずライブでしか聴けないという特別感。そして「冗談」のおしゃれさに拍車をかける。たくさんチルさせてもらう。「エモいとかいうやつちょっとよくわからないけど」っていう特徴的なフレーズ。ツアー通してよかったけど、ファイナルはより、せんちゃの「ここ聴かせるぞ」っていうのがよく感じた。少し沸いたよね。
ちなみにどのタイミングかは曖昧だけど、まさしくんの弦をスタッフさんが張り替えてまさしくんに渡す時、初めてライブ中にまさしくんの声を聴けた。なんか1番フロア沸いてた?笑笑
こういう暖かいフロア大好き。
そして、「19歳」。
僕が帰りの会と出会った曲。帰りの会が初めて世に出した曲。8月にやるべき曲。最後の合唱が感動する曲。
多分帰りの会もこの曲を大切にしてるんだなって思うし、ファンもこの曲で帰りの会に出会った人が多いと思ってる。
実はここで僕は感情のこみ上げがすごくて泣きそうになっていた。さっきの4周年の話。今19歳の自分。これから何年も歳を重ねる中で19歳の自分は何を未来に残すのだろう。サビで、拳を上げてしまった。後ろは見えないけど、少なくとも隣は拳を上げてない。ただそれでも拳を上げた。ありがとうって表現した。このツアーが終わってしまう悲しさもこみ上げてきた。寂しいな。
めちゃくちゃ盛り上がった「透明少女と九月の蒼」が終わり、やまもくんのMCへ。
「あと2曲です」
「えーーーー」
「それが聞きたかった」
何やってるんだ。かわいい。
そして「ジュブナイル」の話。
「帰りの会の音楽が日常の生活を少しいいものにするようなものにしたい」のような話をしていた。そんなのずっとそうだしこれからもそうだよ。それと、今回は発表がないらしい。大阪名古屋でも言ってたけどもしかしたら「ファイナルだから、、」って期待してたけど本当にないのか。
「それでも帰りの会は進み続ける」、「今音楽が本当に楽しい」そんなことを伝えてくれた。
号泣だよ。こんなに嬉しいことはないよ。
自分の大好きなバンドがこれからもあり続けてくれる約束と、大好きなギタリストが「音楽が楽しい」と言ってくれた。活動を肯定してるなんてめちゃくちゃ嬉しいことじゃないか。もっともっとこれからもいろんな帰りの会が見れるのか。生きていく理由になったよ。
最後の曲、「怪獣が出た!」。
「かげろう」で終わらせるわけないよね。やっぱ最後は楽しく終わらせてくれるよね。これが大好きな帰りの会ですよ。
しんちゃんのドラムからクラップが揃う。
そこからあのめちゃくちゃ気持ちいいけんしんさんのベースから曲が始まる。
マジで新曲たちのベース輝きすぎ。
サビの前にさっき練習したクラップ。
めっちゃ揃ってる。めちゃくちゃ楽しい。知らない人なのにここでは揃う。不思議な空間だよ。
あと、名古屋からなんだけど、せんちゃのジャンプが増えてる。楽しい。クラップして、飛んで、音楽に身を任せて、かっこいい演奏を聴いて。最後に楽しい曲を持ってくるの正解すぎるな。全部幸せな感情に持ってかれる。
演奏が終わりいつものようにしんちゃんが前に出てくるかなって思った。そしたら演者みんなが前に並んでる!?
めっちゃ近い。てかでかい。帰りの会メンズでかい。そしたらせんちゃがかなり前にきて観客とハイタッチをはじめた。自分のところにも来て、せんちゃとハイタッチできた。
やまもくんは一歩後ろで笑ってる。
やまもくんらしいね。そういうのもいいと思うよ。
なんて思ってたらしんちゃんがドラムスティックを差し出してきた。何も考えずに受け取った。
初めは何にも理解してなかった。どういうことだ?俺今なんでドラムスティック持ってるんだ?え?ってなってゆっくり落ち着くと、、スティックもらったってこと!?となった。
スティックもらったこと自体はまずめちゃくちゃ嬉しい。こんなん宝物じゃん。もうこんなこと二度とないかもしれない。てかしんちゃん身長高すぎ!かっこいい!じゃない。そうじゃない。そこじゃない。そこもそうなんだけど。まずは違う。嬉しい。とてつもないぐらい嬉しい。このまま死んでしまいそうだ。さっき生きる理由と言ってが。でも、その前に手渡しってめっちゃ嬉しい。真意はわからない。でも、他の誰かじゃなくてちゃんと意味があったのではないかと考えてめちゃくちゃ嬉しくなる。幸せがすぎる。もちろん適当に渡していても嬉しい。宝物です。
メンバーが退場後も呆然してた。
そして一緒に終わってしまったなとちょっと感傷的になった。
その後お兄さんとラーメンを食べて帰宅。余韻が覚めず、思いを綴るポストが止まらない。ツイ廃である。
全体の通して
まず、ちょくちょく出てるフェイバリットソングというのがなんなのか。ちょっと話したい。
直訳すると「お気に入りの曲」なんだが、少し違う。
僕の好きなバンドの1つに「ハンブレッダーズ」というバンドがいる。
そのバンドが「フェイバリットソング」という曲をリリースしており、そこのサビの1節が全部語ってくれている。
「誰にも知られたくないのに 誰かにわかって欲しいんだ
僕だけのフェイバリットソング
でも世界中の誰もが あの歌ってしまったら 僕はきっと聴かなくなってしまうだろう」
めっちゃ逆張りって言われたらそれまでなんだけど、そこじゃない。
これは僕だけの大切な曲ってことなんだよね。
誰かに簡単に踏み荒らされていいエリアじゃないってこと。
そんな僕にとって心の大切なところを担ってくれてたのが帰りの会である。
もちろんバンドの成長としてはあんまり良くないからそのうちたくさん布教しようかなとは思っている。
ライブの感想を言う時、アクシデントをたくさん紹介した。
ただ笑い話をしたいんじゃない。ただこれからのことを語りたいからである。
世の中一般の人は、「同じバンドのライブ短期間で何回も行くのわからない」、「セトリあまり変わらないんでしょ?」なんて言ってくる人がいる。実際4日間のうちに同じ曲を14曲聴いているわけで、公演毎変わる1曲も人によっては「それだけでしょ?」と思われてしまう。
でもツアーを何公演も行く側としたらその認識は違うのである。
まず、好きな音楽は何回浴びたっていい。
多分一般の人も好きな曲はサブスクで何回も聴くだろう。それと同じなのだ。音源がライブになっただけ、それだけの差なんだ。時間とお金をかけてでもまた浴びたいって思う愛がそこにあるだけである。
また、全く同じライブはないということだ。
どの公演もライブは全然違うものだった。フロアの雰囲気も違う、演者の緊張感も違う、盛り上がりも違ければ、自分が見る角度も違う。
各公演確かに雰囲気が全然違ったし、箱すら違うから音響も変わっていた。MCひとつとっても、同じようなことを伝えようとしても言葉の紡ぎ方によって捉え方も強さも変わる。それに各会場のアクシデントだって全然予定調和じゃなくてだからこそライブへの想いが溢れる。メンバーはただ壇上に上がる人形じゃなくて人間なんだって感じさせてくれる。こういうのを見るためのライブだし、こういうのが醍醐味だと思う。
最後は、ライブは生物であるということ。
自分には「大好きなバンドが解散する」、「大好きなバンドマンが突然亡くなる」という経験がある。特に、バンドマンが亡くなるという経験はかなり強く胸に刻まれた。こんなことは考えたくないが、いくら帰りの会の「これからも続く」という思いが強くても、いきなり事故や急病でメンバーが亡くなるかもしれない。逆に自分がライブに行けなくなるような大変な事態になるかもしれない。世の中全体でライブに行けなくなるような不幸な出来事が起こるかもしれない。そんなことの可能性を孕んでる世の中だからライブは行きたいだけ行っておいた方がいいのだ。今ならいくらでも会える。
このツアー、公演ごとにバンドの成長を見ることができた。フロアが作り上げられてくものを見た。こんなにも意味のあるツアーは他にないだろう?それを間近で見ることができてよかった。
やまもくんが音楽を楽しいと言ってくれた。帰りの会は続いて行くと言った。
次の予定はないけど寂しくないよ。
この時間は消えない。いつかまた会えるからね。それまで出会った頃と同じように、音源で帰りの会の音楽を感じているよ。
帰りの会が僕を外に連れ出してくれた。今までしたことない経験、食べたことない食べ物、見たことない景色を連れてきてくれた。今までこんなに楽しいお盆はなかったよ。帰りの会がこの夏をいつもより少しいいものにしてくれた。ありがとう。また会おう。
最後に
ここまで読んでくれてありがとう。
ただの一般人のライブの感想と、旅行記を読んでくれて感謝です。
ライブハウスで会った人たち、また会おう。
帰りの会へ
僕のジュブナイルに寄り添ってくれてありがとう。
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