Harness for Wing Foil
最初2,3年前にWing Foilを始めたころ、Harness を使う人は少なく、自分も必要ないと思っていました。Wingは柔らかいものが多く、Foilは大きく分厚い物が使われていて、スピードも20~25キロくらいで走っている分には、必要性は感じていませんでした。
最近は、Wingはより硬くなり、より効率よく風を流し、Foilは様々あるものの全体的にハイアスペクトで薄くなり、Wingも強く引き込んで走ることが、私のような一般人や、中級者レベルでも増えてきています。
実際に使ってみると、上り角度やスピードを楽に長時間維持することができて、特に自分は、波乗りするときに楽にアウトの風上に戻る事ができて、重宝してしています。
そこで、HarnessとHarness Lineについて書いてみます。
結論(構想)
とりあえず、今構想している(未入手)最強のハーネスセットは以下の構成です。
Dakine Solo Wing Harness
良さそうだけど、まだ入手出来ていません。これを書いている時点ではまだ販売開始されていないと思われます。
以下は推定です。
メリット
ベルトがハーネスの端にしっかりつけられていて、端っこがめくれることが無さそう。
高さが無いので、邪魔な時はぐるっと回して、前後逆にできる。
カイトループにボードリーシュなどを取り付け可能。
POSI LOCKで、下から脱がなくてもワンタッチで着脱可能。
絞めたり緩めたりの具合もウインド、カイトのハーネスの実績で問題なし。
ハーネスフックが倒れるので、ボードに上がるときに邪魔にならない。
自分はSOLOで十分だが、よりしっかりしたサポートを求める場合には、もっとバックサポートが大きい FLY WING HARNESS もある。
デメリット
ハーネスフックが金属製(アルミという噂)なので、プラスチックと比べボードに傷をつける可能性が高い。そのため、ハーネスフックは交換することを前提にしています。
NSI Wing Ding(Free Hook - 2" Slot)
製造元からは発売されていますが、たぶん日本には入ってきていません。
メリット
プラスチック製なので、ボードに傷をつけるリスクが低い。
幅が狭くベースプレートなどが無いので、ボードに上がるときに横に倒れる、またベルトの上を左右に移動するのが楽。
削りだしで分厚いので、プラスチックでも強度は十分と思われる。
デメリット
スロットが短い1.5インチの物しか日本に入ってきていない。1.5インチのスロットだと、Dakineなど多くのウインド、カイトのハーネスの幅広のベルトに流用できない。
Ozone WASP V2 Harness Line
f-oneやStarboardのウイングリーシュのような伸び縮みするロープを使ったハーネスラインです。
メリット
使わない時は短いので邪魔にならない。
柔らかいので、パンピングするときに顔に当たっても痛くない。
引き込んで感覚が短くなったときに、縮むので、不意にはずれることが少ない。
掛ける時に、フックの近くにラインが有り、ウイングを持ち上げたりしゃがみ込んだりしなくても、簡単に掛けられる。(個人差ありそう)
デメリット
たぶん伸びてくるので、耐久性が問題になるのでは?今のところ伸びて使えなくなったものはないですが。
以前は、f-oneのハーネスラインを使っていました。そのほかにはSPARKのアジャスタブルハーネスラインもあります。ただ私は以下の点が気になっていました。
フック位置が下過ぎて、ウイングを持ち上げるか、自分がしゃがみ込むかしないとかけられない。
引き込みを強めたときに、外れてしまう事がある。
ラインの保護のためのプラスチックが、パンピングの時に顔に当たって痛い。試したこと無いけど、アジャスタブルの金具をつけてパンピングするのは、ちょっと怖い。
現在のハーネス(現在までに入手した範囲の最強)
NSI Minimalist Waist Harness V2
日本のサイトにリンクしたかったけど、適当なページが見つかりませんでした。
メリット
以前のモデルより縦の幅が狭くなって、邪魔になりにくくなった。
ベルトがパッドの両端からできていて、ハーネスを回した時にパッドが折れ曲がる事が無い。
リーシュを付けるためのループが2ヵ所ついていて便利。
付属のNSIのハーネスフックが最強
デメリット
ベルトが硬くて、絞めたり緩めたりがしにくい。
上記に加えてバックルが無いので、パチッと外すことができず、足元から脱ぎ着をする必要があり、面倒。
買った後、最初にフックにベルトを通しにくい。(ベルトを斜めに切って、ほつれ防止に熱で固めれば、簡単に解消できます。)
その他
ハーネスラインは、Ozone WASP V2 Harness Line を使ってます。
ベルトが一番の不満なので、DakineのPOSI LOCKと、DakineもしくPOSI LOCKと互換性のある柔らかいベルトに置き換えて改造しようと考えています。
その場合は、標準に1.5インチスリットのフックから、2インチスリットのフックに同時に変更する必要があります。
ベルトは、ハーネス全体をぐるっと1周、回してあるシンプルな構造なので、ベルトの交換は簡単です。Dakineのベルトは5mmくらい太くなりますが、ギリギリ通りそうです。リーシュが付いていますが、使っていません。無駄な付属品な気がします。予備とか、リーシュがしょぼいウイング持ってる人の役に立つのかな?
以前使っていたハーネス
OZONE CONNECT Wing harness
メリット
縦の幅が程よくて、背中が楽で、邪魔にならない。
滑りやすくできていて、邪魔な時にフックを背中にくるっと回しやすい。
ベルトが柔らかく、絞めたり緩めたりするのが、とても楽。
ワンタッチで、バーを外すことができ、バーを外すと脱がなくても腰から外れる。
バーを除いたら、非常に軽い。
柔らかくて、背中へのあたりが柔らかい。
デメリット
ウイング用途は思えないステンレス製の強靭なスプレッダーバー&フック。ボードに上がるときに、傷つけるリスクが高く、傷つけないようにすると、邪魔でボードに上がりにくい。
そのため、フックをNSIの物に改造して使っています。ベルトが、ハーネスの端についておらず、せっかく回しやすいハーネスなのに、回すときにハーネスの両端が内側に折れ曲がってしまう。
Wing Ding(Free) Spreader Bar
OZONEのHarness Line改造するのに使いました。スリットは2インチなので、将来太いベルトのハーネスを買ったら、ベルト部分を切って、スリットの長いフックとして使用することもできます。
かけ外しは非常にやりやすいです。
買ったけどあまり使わなかったハーネス
決して悪い品ではないのですが、私の好みに合わなかったです。
これがベストの人も多いと思いますので、よく読んでご自身の好みに合わせて選択してください。
スパークウィング用ハーネス
メリット
シンプルで軽い。
シンプルなベルトのため、全くと言っていいほど邪魔にならない。
プラスチックのハーネスフックなので、ボードに傷をつけるリスクが少なく、ボードにあがりやすい。
ボードリーシュ付属でシンプルにコンパクトにボードリーシュと接続されている。
デメリット(というより私に合わなかっただけですが)
OZONEのバンジー式のハーネスラインの場合、ストラットとラインの間の隙間が少ないため、付属の深いフックがかけにくい。
ベルトであるため、背中のサポートが弱く、腰の負担が大きくなる。面ではなく線で力がかかるので、快適性に欠ける。