Wing Foil Water Start Video

最近小さいボードに興味が出てきたので、ウォータースタートについて調べてみた。
何をウォータースタートと呼ぶかは厳密に考えるとややこしくなるけど、ここでは静止した状態で正座するのが難しいローボリュームのボードでのスタートを、全てウォータースタートと呼ぶ。

風が弱い時でも大きめのボードでもできる方法から、強風向きで完全に沈む小さいボードに向いた方法の順番で説明する。

ノーズに手をついて、両足の甲を乗せて、そのあとに両膝を乗せる。


跨った状態から、膝をずり上げて正座へ

膝関節の柔軟性が少し必要、比較的容易
強風でもできるし、超微風で大きなボードでもこの方法で立ち上がることも可能。
1. ボードにまたがってバランスをとる。
2. ウイングに風を入れてバランスをとる。
3. 膝を片方づつボードの上にずり上げて、正座の状態に移行する。
4. ウイングに風を入れて立ち上がる。

内海 裕明@MakaniSurf

どうやってスタートするの?どうやって立つのって質問が多かったので、スタートシーンの連続を"貴方もできる貴方もできる"っと、洗脳ビデオ風に編集してみました。 体重77kg、使用ボードは Moses 4'8 29L。 FONE Rocket...

Posted by 内海 裕明 on Thursday, October 29, 2020

MAKANI SURF


両足スクワット

股関節が柔軟な人向き、体幹(腹筋?)も必要?
両足を簡単にボードの上にあげられるなら理想的だが、男の股関節では厳しいかも?先に上げる足が前足か後ろ足かでちょっとパターンが違う。
パターン1(前足から)
1. ボードに跨ってバランスをとる
2. ウイングに風を入れてバランスをとる
3. 前足の足裏をボードにあげる
4. 後足の足裏もボードにあげる
5. ウイングでバランスとりながら、脚力で真上に立ち上がる。
パターン2(後足から)
1. ボードに跨ってバランスをとる
2. ウイングに風を入れてバランスをとる
3. 後足の膝をボードにずりあげる
4. 前足の足裏をボードにあげる
5. 後足の膝を立てる
5. ウイングでバランスとりながら、脚力で真上に立ち上がる。

ACHI@OSM

ACHI PICTURES

片足スクワット

ある程度の柔軟性とある程度の脚力が必要。柔軟性の面で、両足スクワットが難しい場合はこちらをためしてみると良いかも
1. ボードに跨ってバランスをとる。
2. ウイングに風を入れてバランスをとる。
3. 前足の足裏をボードに上げる。
4. 風を入れて体重を前に移動して前足の上に重心を移動する。
5. 前足1本で立ち上がりながら、後足も素早く上げる。

Alan Cadiz@HST

サーフスタンススタート

体幹、ウイングコントロール、ボードコントロールのスキルが必要?
両足スクワットや片足スクワットに似ているが、立ち上がる前に体を足の上に持っていく動作が小さい。柔軟性よりも、体幹と風の力を使って立ち上がっているように見える。

1. ボードに跨ってバランスをとる。
2. ウイングに風をいれてバランスをとる。
3. 前足の足裏をボードに上げる。
4. 後足の足裏をボードに上げる。
5. ウイングに風を入れて、ウイングのパワーを利用して立ち上がる。

桒谷 耕作@FINE

FINE

ウイングを支えにして横向きで膝立ち

跨った状態から足を上げるのが厳しい人でもできる。

1. ボードの風下にウイングを置いて、それに手をついて、横向きの膝立ちでボードの上にあがる。
2. 前のハンドルを前の手で持つ。
3. 後ろのハンドルを後ろの手で持つ。バランスをくずさないように、ここまでウイングを持ち上げないで、水面に浮かんでいる状態で手探りで行う。
4. ウイングを持ち上げてバランスをとる。
5. 立ち上がる。


Deep Water Start

凄いバランス感覚の人限定と思われる。跨った状態から足を上げるのが厳しい人でもできる。
ボードが小さくないと沈まないので、中途半端なボリュームボードではできない。
1. リーシュのウイングから(ボードが沈む分)少し離れた場所を後ろの手で持つ。
2. 両手をボードについてボードを沈め、後足の足裏をボードに上げる。
3. 後手でウイングの前ハンドルを持ってバランスをとる。
4. 前足の足裏もボードの上にのせる。
5. 沈んだ状態のボードの上で足の位置を調整しバランス良く立つ。
6. バランスを取りながら、慎重にウイングを引き寄せて持つ。
7. 風を入れてパンピングしながら浮き上がる。

Neal Gent@WingSurfWorld


ウインドサーフィン的ウォータースタート

強風でストラップが付いた小さなボード前提。ウインドサーフィンや、カイトサーフィンと同じようなウォータースタート。
1. ボードの上でウイングの前のハンドルを持って浮かせる。
2. ボードを自分の方に傾けて、ストラップに足を入れる。
3. ウイングに風をいれて上方向の力をもらう。
4. 足でボードを引き付けて、ボードをなるべく体の下に沈める。
5. ウイングに風を入れて立ち上がる。

Alan Candiz@HST
↓ビデオでは、いくつかのバリエーションの後で後半に出てきます。


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