SS 家族らんらん【入浴委譲】#毎週ショートショートnoteの応募用
「入浴委譲を、お願いします!」
「汗でベトベトなんだよ」
妹はまだ十歳だが匂いに敏感だ。俺が先に風呂に入るとチン○とか浮いているのが我慢できない。バイト帰りの男子高校生だ。臭さが半端じゃない。一番風呂に入るとか万死に値する。でもパンツ以外は、脱いでしまった。
「お兄ちゃん、臭いんだもん」
「いいか、男は臭いんだよ、なれとけ」
「いーやーだー」
「なら一緒に入るか?」
ぷんすか怒っている妹がいきなり服を脱ぐと猛ダッシュで浴室に入った! とたんに妹が絶叫する。
「きゃー」
「どうした、妹!」
すっぱだかの妹が浴室を指さして怒っている。
「なんだ、お前も一緒に入るか?」
「父さん、帰ってたのか」
「早番だから、五時に会社を出たんだよ」
一番風呂は、父さんだった。妹はギャーギャー言ってると母親もすっぱだかで浴室にきた。
「みんなで入ればいいじゃない」
「うわぁあああああ」
俺はお袋の裸を見て絶叫すると走って逃げ出した。カンベンしてくれ……丸出しじゃないか……
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